【花王「帰宅後の入浴に関する調査」】 毎日、“帰宅後すぐの入浴”をしている人は全体の3割以下?!一方で、実践者の約8割が『夜時間が長く得した気分になる』など、“充実した夜時間”を実感

“入浴研究”の第一人者・東京都市大学 早坂信哉教授に聞く「帰宅後すぐの入浴をすることのメリット」も

 花王株式会社は、20~50代の男女1,000人を対象に「帰宅後の入浴に関する調査」を行いました。

 調査によると、毎日帰宅後すぐの入浴をしている人は全体の3割以下(27.1%)にとどまっていました。しかし、帰宅後すぐの入浴をしている人の約8割(76.0%)が、「帰宅後すぐの入浴をした日は、夜時間の過ごし方の満足度が高い」と回答しました。

 帰宅後すぐの入浴を実践している人は、『寝るまでの時間をより有意義に使える』や『夜時間が長く得した気分になる』などをメリットと考え、日々の生活に取り入れているようです。さらに、実践している人の約半数が翌日のパフォーマンスが上がったと回答。帰宅後すぐの入浴をすることが、充実した夜時間を過ごせるだけではなく、翌日にもポジティブな影響を与えていることがわかりました。

 加えて、帰宅後すぐの入浴をしている人の約8割(75.5%)が2年以上前から生活に取り入れており、帰宅後すぐの入浴が習慣となっていることがうかがえました。 “手軽”な工夫をして、生活を充実させる「帰宅後すぐの入浴」を日々実践しているようです。

 今回、25年にわたり4万人以上の入浴を調査してきた東京都市大学 人間科学部 早坂信哉教授に調査結果へのコメントをいただき、帰宅後すぐの入浴をすることのメリットも紹介させていただきます。

【調査対象】

・対象:20~50代の男女1,000人、全国

・手法:インターネットリサーチ

・実施期間:2024年8月

【調査結果サマリー】

TOPIC 01

毎日、“帰宅後すぐの入浴”をしている人は27.1%と、“帰宅後遅めの入浴”をしている人に比べて少数派という結果に。 しかし、帰宅後“すぐ”の入浴をしている人の約8割が「帰宅後すぐの入浴した日は、夜の時間の過ごし方の満足度が高い」と回答。

TOPIC 02

帰宅後すぐの入浴により、『自分の趣味や家族との時間を有意義に過ごせる』や『夜時間が長く得した気分になる』など“充実した夜時間”を実感している声が多数。

さらに、翌日のパフォーマンスも上がると回答した人が約半数も!

TOPIC 03

帰宅後すぐの入浴をしている人の約8割が2年以上前からはじめていた。『朝から、お風呂上がり後の着替えを用意しておく』などの手軽な工夫で帰宅後すぐの入浴を習慣に。

【専門家プロフィール】東京都市大学 人間科学部教授 早坂信哉

高齢者医療の経験から入浴の重要性に気づき4万人以上の入浴を調査した、入浴や温泉に関する医学的研究の第一人者。「世界一受けたい授業」「あさイチ」などテレビやラジオ、新聞や講演など多方面で活躍中。

著書「最高の入浴法」(大和書房)「おうち時間を快適に過ごす入浴は究極の疲労回復術」(山と溪谷社)など。

<TOPIC 01>毎日、“帰宅後すぐの入浴”をしている人は27.1%と、“帰宅後遅めの入浴”をしている人に比べて少数派という結果に。 しかし、帰宅後“すぐ”の入浴をしている人の約8割が「帰宅後すぐの入浴した日は、夜の時間の過ごし方の満足度が高い」と回答。

 仕事や学校から帰宅した後の入浴について調査したところ、毎日、帰宅後すぐの入浴をしている人は約3割(27.1%)でした。一方で、帰宅後すぐの入浴をせず、食事の後や寝る前などの遅めの入浴をおこなっている人は約半数(48.5%)もいました。帰宅後すぐの入浴はかなり少数派のようです。

 しかし、帰宅後すぐの入浴を「毎日している人」と「できる日にしている人」に対して、帰宅後すぐの入浴をした日と、それ以外の日で夜の時間の過ごし方の満足度がどれぐらい変わるのかを調査したところ、帰宅後すぐの入浴をした日の方が満足度が高いと回答した割合が約8割(76.0%)を占める結果となりました。したがって、現状は生活に取り入れていない人も、入浴のタイミングを“帰宅後すぐ”にすることで、夜の過ごし方の満足度を高めることができるといえます。

  • あなたは、普段の生活で帰宅後すぐの入浴を行っている頻度はどのくらいでしょうか?

(n=全体 1000)

「帰宅後すぐの入浴」を毎日している人できる日にしている人に聞きました!

Q.帰宅後すぐの入浴をした日と、それ以外の日とでは夜の時間の過ごし方の満足度はどれくらい変わると感じますか?

(n=515/帰宅後すぐの入浴を「毎日している人」と「できる日にしている人」 )

<早坂教授コメント>

入浴はすべてのことが終わってから、という意識の人が多いためなのか、夕食後に入浴される方が多いという結果になりました。一方で、「帰宅後すぐの入浴」を実践している人は、夜の満足度が高い方が多いという結果でした。仕事などで興奮している自律神経が帰宅後すぐに入浴をすることで、リラックスのスイッチへと切り替わり、寝るまでの時間をより長くゆったりとした気分で過ごすことができるのでしょう。その結果、夜の時間の過ごし方の満足度が高いことにつながったのだと考えます。さらに、リラックスのためにお風呂はぬるめの湯にゆっくり浸かることをおすすめします。

<TOPIC 02>帰宅後すぐの入浴により、『自分の趣味や家族との時間を有意義に過ごせる』や『夜時間が長く得した気分になる』など“充実した夜時間”を実感している声が多数。さらに、翌日のパフォーマンスも上がると回答した人が約半数も!

 帰宅後すぐの入浴を「毎日している人」と「できる日にしている人」に対して、帰宅後すぐの入浴をしたことで感じているメリットを聞いたところ、帰宅後すぐの入浴をしている人は『寝るまでの時間をより有意義に過ごせる』や『お風呂の時間を気にせず、落ち着いてゆったりできる』などをメリットとして実感していました。これらのメリットが夜時間の充実度の高さにつながっていると考えられます。

 また、帰宅後すぐの入浴を行うことで、約半数(48.4%)の人が翌日のパフォーマンスが上がったと感じていました。帰宅後すぐの入浴をすることが、夜の時間の過ごし方だけではなく、翌日までポジティブな影響を与えていることがわかります。

「帰宅後すぐの入浴」を毎日&できる日にしている人に聞きました!

Q.帰宅後すぐの入浴をするメリットと感じていることを考えられるだけ具体的にお答えください。

「帰宅後すぐの入浴」を毎日&できる日にしている人に聞きました!

Q.帰宅後すぐの入浴をする日と、そうでない日とでは翌日のパフォーマンスが違うと感じますか?当てはまるものをお答えください。

( n=515/帰宅後すぐの入浴を「毎日している人」と「できる日にしている人」 )

<早坂教授コメント>

「帰宅後すぐの入浴」をされる方の多くが帰宅後就寝までの時間を有意義に過ごすことができるので「得した気分」を感じていました。帰宅後すぐにお風呂に入ることで仕事からプライベートの時間に効率よく切り替えることができるためなのでしょう。「気疲れ(きづかれ)」という言葉があるように、疲労は緊張することで蓄積しますが、早くリラックスモードになることで緊張も解け、良い睡眠にもつながりますので心身共に十分疲労回復も進みます。結果、次の日のパフォーマンスが上がることにつながったと考えています。

<TOPIC 03>帰宅後すぐの入浴をしている人の約8割が2年以上前からはじめていた。『朝から、お風呂上がり後の着替えを用意しておく』などの手軽な工夫で帰宅後すぐの入浴を習慣に。

 帰宅後すぐの入浴を「毎日している人」と「できる日にしている人」に対して、いつから生活に取り入れているかを調査しました。すると、帰宅後すぐの入浴をしている人の約8割(75.5%)が2年以上も前から帰宅後すぐの入浴を生活に取り入れていることがわかりました。生活習慣として帰宅後すぐの入浴をすることが定着していると考えられます。

 また、帰宅後すぐの入浴をするための工夫として『朝に寝巻も用意しておく』や『お風呂掃除をすませておく』といった“ 入浴前の準備のためのハードルを下げる” 回答が目立ちました。これらの工夫は、着替えの用意といったように手軽に始められるものが多く、継続することが困難ではない回答が多かったです。他にも、『冷たい飲み物を冷やしておく』などの、“お風呂後の楽しみを作る” 工夫も行っていました。

「帰宅後すぐの入浴」を毎日&できる日にしている人に聞きました!

Q.帰宅後すぐの入浴をする習慣はいつから始めましたか?おおよその期間でお答えください。

( n=515/帰宅後すぐの入浴を「毎日している人」と「できる日にしている人」 )

「帰宅後すぐの入浴」を毎日&できる日にしている人に聞きました!

Q.帰宅後すぐの入浴をするためにしている工夫はありますか?

( n=515/帰宅後すぐの入浴を「毎日している人」と「できる日にしている人」 )

<早坂教授コメント>

「帰宅後すぐの入浴」実践者はメリットを感じているためか、長期間にわたって継続している人が多いという結果でした。特にぬるめの湯に入浴すると副交感神経が刺激されてリラックスでき胃腸の動きが活発になります。そのままリラックスモードを続けて、おいしく食事をすることや、質の良い睡眠までつなげるために、あらかじめ夕食の下ごしらえをすることや着替えを用意して就寝の準備をしておくことはとても有効です。簡単なことで構わないので少しでも入浴後の準備をあらかじめしておくことが「帰宅後すぐの入浴」のメリットを享受しつづけるためのコツです。

\“入浴研究”の第一人者・早坂信哉教授に聞く、帰宅後すぐの入浴をすることのメリット/

【詳細URL】https://www.kao.co.jp/gokigen-tsukuro/gokigentips/tips8/

帰宅後すぐにお風呂に入ることで得られる「5つのいいこと」

1 お風呂上がりの一杯がうまい!

特にぬるめの湯で入浴すると、消化器が活発に働きます。

また、飲み物はお風呂上がりの方が、さっぱりしておいしく感じられます。

2 クリエイティブな作業がはかどる

帰宅後、早い時間から自律神経が整い副交感神経が優位になるので、

その後の夜時間、クリエイティブなアイデアが出やすい状態になります。

3 美容効果

血流がよくなり肌にもよい効果が!

また、早くメイクを落とすことで肌への負担を軽減、スキンケアの効果アップが期待できます。

4 寝つきがよくなる

眠る直前に入浴するよりも、入浴~睡眠まで時間をあけた方が、

深部体温が徐々に下がっていき入眠しやすくなります。

5 免疫力アップも期待

帰宅後すぐの入浴で身体を清潔にすることも健康習慣として重要です。

また長時間、交感神経優位だとストレスがかかり、免疫力が低下します。

早めの入浴により、副交感神経優位の状態にすることで免疫力UPも期待できます。

<早坂教授によるコメント>

「帰宅後すぐの入浴」はくつろぐ時間が長くなる、睡眠の質が良くなるなど様々なメリットがあると考えられますが、今回の調査でもその傾向がしっかりと見えてきました。お風呂は仕事とプライベートの時間を切り替えることができるスイッチです。帰宅後は早くプライベートタイムに切り替えた方が心身の疲労回復の時間を長く取ることができ、しっかり眠れるのでお肌にもよく、翌日のパフォーマンスの高まりも期待できます。また、お風呂でリラックスできると思わぬアイデアが出ることもあります。これまで「帰宅後すぐの入浴」を実施していなかった人もまずは週1~2回からでも試してみてはいかがでしょうか。帰宅後は水分補給をしてから入浴をするのがいいでしょう。

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会社概要

URL
https://www.kao.com/jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区日本橋茅場町一丁目14番10号
電話番号
-
代表者名
長谷部 佳宏
上場
東証プライム
資本金
854億円
設立
1940年05月