北海道から九州まで7町村の首長選挙の現場を歩いたルポ!書籍『地方選 無風王国の「変人」を追う』9月25日(金)発売!

『無敗の男 中村喜四郎 全告白』(文藝春秋)で読書界を沸かせた常井健一の最新刊

株式会社KADOKAWA

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、2020年9月25日(金)にノンフィクションライターの常井健一さんによる単行本新刊『地方選 無風王国の「変人」を追う』を発売しました。
著者の常井健一(とこい・けんいち)さんは、永田町界隈を中心に国会議員を取材してきた気鋭のノンフィクションライター。昨年上梓した『無敗の男 中村喜四郎 全告白』は、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社 本田靖春ノンフィクション賞の最終選考に残り、大きな話題を集めました。

最新の著作となる本書では、舞台は地方に一転。北海道から九州まで日本各地の町村長選挙の現場を歩き、各地の風土、有権者の本音に迫りながら、今この国で起きている政治の地殻変動と、令和政治の目指すべき姿を探りレポートします。読者の方々に、自身の属する自治体について考え、政治の新たな面白さに気づいてもらえるノンフィクション作品です。

 

『地方選』書影『地方選』書影


【目次】
プロローグ
第1章 えふりこぎ(青森県大間町長選)
第2章 コンビニ店員の逆襲(北海道中札内村長選)
第3章 風にとまどう神代の小島(大分県姫島村長選)
第4章 ドンの5日間戦争(愛媛県松野町長選)
第5章 国道ファースト主義(和歌山県北山村長選)
第6章 仏頂面と波乗り男(北海道えりも町長選)
第7章 嘘つきと呼ばれて(佐賀県上峰町長選)
エピローグ

2012年末の第2次安倍 政権発足以降、長い間、「安倍一色」と見られてきた中央政界と比べ、地方の政治のほうがよっぽどカラフルなんじゃないかと気づいた。コロナ禍ではその多様性ゆえに前例のない事態にも比較的柔軟に対処できるという地方自治の強みが浮き彫りになった。(中略)

そしてなにより、中央では優れた次世代がいっこうに育たない中、地方にはこれほど地に足の着いた信念や哲学のようなものを持ちながら、有言実行で政治を動かしていく若きリーダーが存在していることを知った。永田町で世襲のプリンスや官僚出身の秀才政治家を追うことに物足りなさを感じ始めていた私は、久方ぶりに政治の面白みを感じることができたのである。

憲政史上最長の政権は、迷走の末に幕を閉じた。そこで私は、2020年を地方政治再評価の出発点としてみたいと思った。改革幻想に囚われ、国政政党の合従連衡に明け暮れた平成政治とは異なる令和の政治がこれから始まるとするならば、その主人公は地べたの暮らしに疎くなった永田町の住民ではなく、土の香りがする地方の首長の中から生まれるであろう。(本書「はじめに」より引用)

 


【著者略歴】
常井健一(とこい・けんいち)
1979年生まれのノンフィクションライター。ヤンキーとイノシシが元気に走り回る茨城県笠間市(旧岩間町)出身。しばらく東京・隅田川沿いに在住。著書『無敗の男 中村喜四郎 全告白』(文藝春秋)が高い評価を受け、大宅壮一ノンフィクション賞と講談社 本田靖春ノンフィクション賞の最終候補となった。「小泉純一郎独白録」(「文藝春秋」2016年1月号)で第23回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞(作品賞)を受賞。街頭演説と選挙にまつわる昔話をこよなく愛す。地方選の観戦を通してその土地の特色を味わう「選挙ツーリズム」を提唱中。

【書誌情報】
書名:地方選 無風王国の「変人」を追う
著者名:常井健一
発売日:2020年9月25日
定価:1700円(+税)
体裁:四六判並製・288P
発行:株式会社KADOKAWA
ISBN:9784041098394
https://www.kadokawa.co.jp/product/322004000829/

 

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会社概要

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号
-
代表者名
夏野剛
上場
東証プライム
資本金
406億円
設立
2014年10月