ルミエール・ジャパン・アワード 2021においてオリジナルコンテンツ2作品がグランプリと優秀作品賞を同時受賞

株式会社WOWOW

株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 田中 晃、以下「WOWOW」)が製作したドキュメンタリー作品「VERMILION 赤く輝く神の山"ヤスール"」と、WOWOWと株式会社CinemaLeap(本社:東京都品川区、代表:大橋哲也)が共同製作したVRアニメーション「Clap」が、先進映像協会のルミエール・ジャパン・アワード 2021にて<4K部門>のグランプリと<VR部門>の優秀作品賞を同時受賞いたしました。

「VERMILION 赤く輝く神の山"ヤスール"」は、"世界で一番火口に近づける火山"として知られるバヌアツ・タンナ島で激しく活動を続けている活火山、ヤスールに迫ったドキュメンタリー作品で、地球の息吹を感じられる大自然ショーは必見です。本作は、2017年からのソニーPCL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 執行役員社長 佐藤倫明)との共同企画の3作目となっており、1作目の「BLUE HORIZON 成層圏から見た地球」(2017年 UHD部門 特別賞受賞)、2作目の「THE GREAT BELOW-世界最大の洞窟 ソンドン探検記-」(2018年 UHD4K部門 グランプリ受賞)に続く、同アワードでの受賞となります。「4Kならではのリアリティーが感じられ、火山の赤い溶岩の色表現はさすがの4K」とご評価いただきました。

VRアニメーション「Clap」はハンドトラッキング(※1)機能を利用した作品で、体験者自身の両手をVR空間内で認識し、「Clap=手をたたく」というインタラクションによってストーリーが進んでいきます。また、WOWOW Lab(※2)の活動で培ってきたイマーシブオーディオ制作技術を活用し、音楽と効果音は11chで制作。視覚だけでなく、聴覚でも360度空間を体感できる作品となっています。同アワードVR部門での優秀作品賞の受賞は、2020年のVRアニメーション「Beat」に続き、2度目となります。「昨年の『Beat』のHaptics(※3)(触覚)技術に対し、今年は"拍手"でインタラクションをする作品となっており、独自の切り口でVRだからできるコンテンツを追求する姿勢が素晴らしい」とご評価いただきました。

先進映像協会日本部会(AIS-J)主催のルミエール・ジャパン・アワードは、日本における良質なコンテンツの拡大と品質向上を図ることを目的として、日本国内で制作・公開された先進的な映像作品の中から優れた作品をたたえる賞として2011年より開催されています。

※1 ハンドトラッキングとは、本作品の対応デバイスであるOculus Quest2に搭載されている機能です。デバイスに設置されているカメラでとらえた体験者の手と指の映像をディープラーニング(深層学習)で解析し、位置などの情報を取得することで、VR空間でも体験者の手を認識することができ、VR空間での操作をコントローラーを使わずに自分の手を使って行うことができる機能です。

※2 WOWOW Labとは、WOWOW単独では難しいさまざまな取り組みを外部連携を積極的に行なうことで継続的に実現させるための仕組みです。クリエイター、エンジニア、技術系スタートアップ企業などと組み、コンテンツに関わる新しい技術の実験や試験を行ない、お客様に向けた新しいコンテンツ・サービスを生みだすことを狙いとしています。
WOWOW Labサイト https://corporate.wowow.co.jp/wowowlab/

※3 Hapticsとは、ユーザーに対して⼒・振動・動きなどの"触覚"を通じて情報を伝達するユーザーインターフェース技術の総称です。

■「VERMILION 赤く輝く神の山"ヤスール"」概要

初回放送
2021年3月1日(月)よる 8:00 [WOWOW 4K]

再放送予定
2021年11月28日(日)よる 9:00 [WOWOW 4K]
2021年12月19日(日)よる 9:00 [WOWOW 4K]

番組内容
南太平洋のバヌアツ共和国に位置するタンナ島で激しく活動を続けている活火山、ヤスール。"世界で一番火口に近づける火山"として知られるこの山に極限まで近づき、危急存亡の中、最新の6Kシネマカメラとドローンで撮影を敢行。地球の息吹が感じられる、CGなしのリアルな大自然ドキュメンタリー作品。

<制作チーム>
企画・監督・出演:越野創太(ソニーPCL)
撮影:針生昌弘(ソニーPCL)
出演:阿部進之介(スターダストプロモーション)
プロデューサー:篠田成彦(WOWOW)、手島直樹(ソニーPCL)

■VRアニメーション「Clap」 概要

作品名:Clap
製作年:2021年
製作:株式会社WOWOW/株式会社CinemaLeap
作品尺:13分
ジャンル:アニメーション
あらすじ: この物語はClapの受け手である主人公と、送り手であるあなたの目線で紡がれる物語です。自分に自信がなく、自分のことをなんの取りえもないちっぽけな存在だと感じてしまい、糸のような姿になってしまった主人公、糸男。ある雨の日、糸男が路地を歩いていると、偶然目の前にさびた空き缶が落ちてきます。その空き缶から鳴り響く、おかしくも心地良い音に魅了された彼は、缶でメロディーを奏でることを思い付きます。やがて糸男の周りには大勢の人だかりができ、拍手の音も大きくなっていきます。しかし次第にその拍手が大きなプレッシャーとなり、彼を悩ませます。
糸男はなぜ拍手が怖くなり、受け入れられなくなってしまったのか。
あなたの心からの拍手を糸男に届けることができたとき、Clapは本来の意味を取り戻し、美しい音色を奏で始めます。
<制作チーム>
監督:伊東ケイスケ(VRアニメーション監督)
エグゼクティブプロデューサー:藤岡寛子(WOWOW)
プロデューサー:待場勝利(Supership)
アシスタントプロデューサー:大橋哲也(株式会社CinemaLeap)
音楽:森下唯(ピアニスト)
テクニカルサポート:橋本裕(TECH Planning合同会社)
ストーリーテリングアドバイザー:中嶋雷太(映像プロデューサー兼物語作家)
振り付け:YAMATO(Choreographer)
テクニカルサウンドデザイナー:牛島正人(株式会社ソノロジックデザイン)
イマーシブサウンドデザイナー:蓮尾美沙希(WOWOW)

<伊東ケイスケ監督コメント>
VRアニメーション「Clap」は、シンプルに手をたたくだけで体験することのできる作品です。しかし「Clap=手をたたく」というインタラクションには、たった⼀つの動作にさまざまな意味合いが含まれており、とても奥深いものです。
人生には思うように行かず、時には落ち込んでしまうこともあります。そんな時、Clapを通して他者を、そして自分自身を勇気づけて欲しいと思います。
さあ、たくさん⼿をたたいてください。前向きに!

<伊東ケイスケ監督プロフィール>
VRアニメーション監督。多摩美術⼤学グラフィックデザイン学科卒。メーカーのグラフィックデザイナーを経て、2012年よりフリーランスのCGアーティストに転身。現在はVRを用いたインタラクティブなストーリーテリングに挑戦している。2020年に「Beat」が第77回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門、および「Cannes XR」 VeeR Future Award 2021にノミネート。2019年に「Feather」が第76回ヴェネチア国際映画祭にて、VR部門では日本人初のビエンナーレカレッジセレクションとしてプレミア上映。ほか、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭、SIGGRAPHなど数々の映画祭で監督作品が上映されている。

■インタビュー記事
広報マガジン FEATURES!にて、各プロデューサーのインタビュー記事を紹介しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

 

プロデューサー:篠田成彦(WOWOW)/監督:越野創太(ソニーPCL)

"芯を食った異端"の精神で時代の半歩先を進め! WOWOW Lab 映像担当が語る、眼福を提供するWOWOWクオリティ (2021.03.12掲載)
https://corporate.wowow.co.jp/features/producer/gijutsu/3874.html
 

「Beat」制作チーム
監督:伊東ケイスケ、エグゼクティブプロデューサー:藤岡寛子(WOWOW) 、プロデューサー:待場勝利(Supership)、アシスタントプロデューサー:大橋哲也(株式会社CinemaLeap)

ユーザーの心臓の鼓動が物語に明かりを灯す新たなVR映画『Beat』でヴェネチア国際映画祭に殴り込み!
WOWOWがVRコンテンツ制作に乗り出すワケ (2020.12.24掲載)
(前編):https://corporate.wowow.co.jp/features/henai/kyousou/3669.html
(後編):https://corporate.wowow.co.jp/features/henai/kyousou/3671.html

WOWOWおよびWOWOW Labは、今後も新しい技術を積極的に取り込み、より深い映像体験を生み出して参ります。
 

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会社概要

株式会社WOWOW

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URL
http://www.wowow.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル21F
電話番号
03-4330-8111
代表者名
山本 均
上場
東証プライム
資本金
50億円
設立
1984年12月