第50回大宅壮一ノンフィクション賞受賞!! 安田峰俊 著『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』

株式会社KADOKAWA

昨日5月15日(水)、株式会社KADOKAWAより2018年5月18日(金)に発売いたしました、安田峰俊著『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』が、第50回大宅壮一ノンフィクション賞(主催:公益財団法人日本文学振興会)を受賞いたしました。
※河合香織著『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』(文藝春秋)とW受賞

<受賞コメント>
政治的には専制体制だが経済は大きく成長し、愛国主義プロパガンダで自国民をまとめ上げる……。
そんな現代中国の姿は、六四天安門事件(八九六四)を出発点として生まれました。
米中対立の深刻化と中国経済の停滞を迎え、中国の過去30年間の歩みが問われているいまこそ、天安門事件の意味を再び考え直す時期が来ているのかもしれません。
そうした区切りの時期に、拙著が受賞したことを嬉しく思っています。​
――安田峰俊


なお、本書は2018年10月31日(水)、第5回城山三郎賞(主催:公益財団法人角川文化振興財団)を受賞し二冠達成。天安門事件から30年目となる2019年、さらに注目を集めているルポルタージュです。


★文芸情報サイト「カドブン」にて【試し読み】
https://kadobun.jp/readings/250/ca077040
★作品情報ページ 
https://www.kadokawa.co.jp/product/321712000260/

選考委員(五十音順、敬称略)
梯久美子・後藤正治・佐藤優・出口治明・森健の5氏
 

最終候補作品(五十音順、敬称略)
河合香織『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』文藝春秋刊
先崎学『うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間』文藝春秋刊
旗手啓介『告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実』講談社刊
松本創『軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い』東洋経済新報社刊
安田峰俊『八九六四(はちきゅうろくよん) 「天安門事件」は再び起きるか』KADOKAWA刊
 

大宅壮一ノンフィクション賞とは
ジャーナリスト・大宅壮一氏(明治33年~昭和45年)の活動を記念し、昭和45年に制定されました。ノンフィクション分野における芥川賞・直木賞を目指すもので、すぐれた作品を広く世に紹介することを目的としています。個人の筆者(共著を含む)によるルポルタージュ・内幕もの・旅行記・伝記・戦記・ドキュメンタリー等のノンフィクション作品全般を対象としています。

※上記情報は公益財団法人 日本文学振興会のWEBサイト等より引用。
( http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/ )
 

  • 受賞作『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』について

現代中国最大のタブー、天安門事件に迫った大型ルポ!!
中国、香港、台湾、そして日本。60人以上を取材。
この取材は、今後もう出来ない――。


台湾の民主化、東西ドイツの統一、ソ連崩壊の一つの要因ともされた天安門事件。毎年、六月四日前後の中国では治安警備が従来以上に強化され、スマホ決済の送金ですら「六四」「八九六四」元の金額指定が不可能になるほどだ。
あの時、中国全土で数百万人の若者が民主化の声をあげていた。世界史に刻まれた運動に携わっていた者、傍観していた者、そして生まれてもいなかった現代の若者は、いま「八九六四」をどう見るのか? 中国、香港、台湾、そして日本を巡り、地べたの労働者に社会の成功者、民主化運動の亡命者に当時のリーダーなど、60人以上を取材した大型ルポ。
語り継ぐことを許されない歴史は忘れさられる。これは、天安門の最後の記録といえるだろう。

●“現代中国”で民主化に目覚めた者たち
●タイに亡命し、逼塞する民主化活動家
●香港の本土(独立)派、民主派、親中派リーダー
●未だ諦めぬ、当時の有名リーダー
●社会の成功者として“現実”を選んだ者、未だ地べたから“希望”を描く者 etc.
語ってはならない事件を、彼らは語った!!

◆著者プロフィール 安田峰俊(やすだ・みねとし)
1982年滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部(東洋史学専攻)卒業後、広島大学大学院文学研究科修士課程修了。在学中、中国広東省の深圳大学に交換留学。一般企業勤務を経た後、著述業に。アジア、特に中華圏の社会・政治・文化事情について執筆を行っている。著書に『和僑』『移民 棄民 遺民』(角川文庫)、『さいはての中国』(小学館新書)、編訳書に『「暗黒・中国」からの脱出』(顔伯鈞、文春新書)など。18年本作で第5回城山三郎賞を受賞。
※著者Twitterアカウント:@YSD0118

◆書誌情報
書名:八九六四  「天安門事件」は再び起きるか
著者名:安田峰俊
発売:2018年5月18日(金)★電子書籍も配信中
定価:本体1,700円+税
体裁:四六判/上製
頁数:304頁
発行:株式会社KADOKAWA

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号
-
代表者名
夏野剛
上場
東証プライム
資本金
406億円
設立
2014年10月