第170回直木賞ノミネート、加藤シゲアキ『なれのはて』5回目の重版決定!

株式会社講談社

加藤シゲアキ『なれのはて』ノミネート発表からわずか数日で重版が決定! 直木賞ノミネート帯も完成!

発売から2ヵ月、すでに10万部を突破している加藤シゲアキの新たな代表作『なれのはて』。5回目となる重版が早くも決定いたしました!


10月25日に発売以来、各書店で売上ランキング1位を席巻。「オリコン週間BOOKランキング」(オリコン調べ2023/11/6付:集計期間2023/10/23~10/29)でも自身初となる1位を達成。読者、書店員からの熱い声の後押しを受け、発売2週間で10万部を突破。そして、12月14日には第170回直木賞の最終候補へのノミネートが発表。TV、新聞などのメディアでも大きく報道されました。


一枚の絵の謎から、戦争の歴史や産業の変遷、そしてひとつの家族の物語を追い求めるスケールの大きなミステリである本作。「日本最後の空襲」といわれる「土崎空襲」も大きなテーマのひとつであるため、舞台となる秋田県の書店からも本作へのエールがたくさん届いています。

進化し続ける加藤シゲアキの新たな代表作『なれのはて』の行き着く先をどうぞ見届けて下さい!


 第170回直木賞の選考会は、2024年1月17日(水)16時より、築地・新喜楽で行われます。


あらすじ

 テレビ局員の守谷京斗は不本意ながら異動したイベント事業部で、不思議な古い絵に出会う。同僚の吾妻李久美とともにその絵を使った「たった一枚の展覧会」を実施しようと試みるものの、許可を得ようにも作者も来歴もわからない。裏に書かれた「イサム・イノマタ」という署名を手がかりに絵の正体を調べていくと、秋田のある一族の秘密にたどり着く。そして1945年8月15日未明に起きた「最後の空襲」の土崎空襲。現代まで続く戦争の傷跡を紐解きながら、一枚の絵と人間の宿命を描くミステリ。


<加藤シゲアキさん 発売発表時コメント>

前作『オルタネート』の執筆時から考えていた本作が、構想からおよそ3年の歳月を経てついに完成しました。

『なれのはて』は自著のなかで最も壮大なテーマに挑んだエンタメ作品であり、また問題作でもあると考えています。

三十代半ばとなる(なった)私が何を書くべきか、問い続けた結果がこの作品です。

舞台を2019年の東京と、私の母の地元である秋田にしたのは、私自身がこの物語に深く没入するためでしたが、その過程で日本最後の空襲のひとつといわれる土崎空襲を知り、自分がこの小説を書く宿命を感じました。

この小説を書いたのは本当に自分なのか、それとも何か見えざるものによって書かされたのか。今はそういった不思議な気分です。

作家活動が十年を超えた今だからこそ、全身全霊で書き上げることができました。

 一枚の絵の謎から広がる世界を、どうぞご堪能いただけると幸いです。


<書籍情報>

■タイトル 『なれのはて』

■著者名 加藤シゲアキ

■発売日 2023年10月25日(水)

■判型 四六判ワイド上製

■定価 2145円(税込)

■448ページ

■ISBN 978-4-06-533143-9

 

<公式サイト/公式X>

「なれのはて」公式HP http://narenohate.kodansha.co.jp

「なれのはて」公式Xアカウント @narenohate_kds


<加藤シゲアキさん プロフィール>

 1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒業。2012年1月『ピンクとグレー』で作家デビュー。2021年『オルタネート』で第42回吉川英治文学新人賞、第8回高校生直木賞を受賞。「NEWS」のメンバーとして活躍しながら作家としても精力的な活動を続けており、評価を高めている。他の著書に『閃光スクランブル』『Burn.−バーン−』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』(全2冊)、エッセイ集などに『できることならスティードで』『1と0と加藤シゲアキ』がある。

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代表者名
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上場
未上場
資本金
3億円
設立
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