空質と空調機器を連携させたシステム商品を拡充
パナソニック株式会社 空質空調社(以下、パナソニック 空質空調社)は、オフィスや店舗などの非住宅空間において、熱交換気ユニットや次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」といった空質機器と空調機器を組み合わせたシステム商品を拡充させます。2024年4月1日に複数の空質・空調機器を一括操作できる多機能ワイヤードリモコンを発売。さらに2024年7月1日には、システム商品のラインアップにダクトレスで省施工な「天井カセット形 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(以下、天井カセット形ジアイーノ)」を追加します。
近年、電力価格の高騰や、環境負荷の低減を背景に、オフィスや店舗などの非住宅空間における空調機器の消費エネルギー削減が重要な課題となっています。また、生産性向上や安心・安全という観点から、換気や空気中の有害物質抑制などの空気質への関心も高まっています。
こうしたニーズに対応するため、2022年4月に空調、換気、除菌機能などを一体化した「業務用空質空調連携システム」を発売し、最適に制御した空気質を提供すると同時に、最大52%(※1)のエネルギー削減を実現しました。さらに、2022年12月には業務用空調機向けIoTサービス「Panasonic HVAC CLOUD」を開始。運転効率の可視化や省エネサービスを提供し、オフィス・店舗用エアコンでは約20%(※2)の省エネが可能です。
今回システム商品をさらに拡充させ、利便性や設置のしやすさを向上させます。2024年4月1日に、業務用空調機に加え、熱交換気ユニットとジアイーノを一括操作できる新しい「多機能ワイヤードリモコン」と、オプションとして温度・湿度・CO2濃度センサーを一つにまとめた「IAQセンサー」を発売します。IAQセンサーをリモコンとは別の場所に設置することで、より利用者に近い場所の測定データで、空調機と熱交換気ユニットを制御することが可能になります。また、2024年7月1日にジアイーノにダクトレスで省施工な「天井カセット形ジアイーノ」をラインアップに追加、これまで「天井埋込形ジアイーノ」で必要だったダクト工事が不要になり、設置が容易になります。
さらに、ジアイーノから放出された次亜塩素酸とオフィス・店舗用エアコンから放出されたナノイーXの拡散状況や濃度をシミュレーションできるAR(拡張現実)/VR(仮想現実)ツールを開発しました。施工前の機器設置台数や場所の検討を実現します。
パナソニック 空質空調社は、空質と空調機器を組み合わせたシステム商品を強化し、清潔性・快適性が向上した空間を提供するとともに、オフィスや店舗における多様なニーズに対応した商品を開発していきます。
<特長>
1. ダクトレスで省施工を実現した天井カセット形ジアイーノをラインアップに追加
2. 複数機器を一括操作できる多機能ワイヤードリモコンを発売、別売のIAQセンサーの測定情報で制御
3. 次亜塩素酸とナノイーXの拡散状況と濃度を可視化したAR/VRツールを開発、設計提案を強化
※1 CO2センサーと連動した熱交換気ユニットを使用しなかった場合に対して。パナソニック 空質空調社シミュレーションによる。実際の効果は使用条件により異なります。算出条件は下記の通り。
[算出条件]
・稼働時間:月~金 8時~17時
・空間:オフィス想定 200人在室 床面積 1,000平方メートル、天井高さ2.7 m(窓30平方メートル南北に設置)
・気象:東京
・空調:冷房7 kW/暖房8 kW x 16台(COP:夏3.41/冬4.02)
・調湿:天井埋込型ジアイーノ(FY-350JCD1) x 8台
・換気:換気扇(FY-18SCF3、FY-18KCF3) x 各12台もしくは熱交換気扇(FY-500ZD10) x 12台 換気風量6,000立方メートル/h(在室200名)(常時換気時は4,200立方メートル/h:弱ノッチ)
・空調の運転時間:8時~17時
・換気扇の強運転時間:8時~18時
・在室設定:7時半~17時:200人在室 11時半~13時:2名在室(昼食) 17時半~20時:100人在室(残業)
・CO2制御(CO2が1,000 ppmを超えると強運転、それ以外の場合は弱運転)
※2 2022年6月~9月に関東地方の物販店舗(約1,000平方メートル)の施設で検証。「設定温度自動リターン」機能(一定時間で指定した温度設定に戻る機能)との比較。実際の省エネ効果は、使用環境等の条件により異なります。
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]空質と空調機器を連携させたシステム商品を拡充(2024年1月30日)
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