どす黒い笑い満載で生み出した不条理劇の傑作。映画とメトロポリタン・オペラで観る『皆殺しの天使』WOWOWで放送!
8月のWOWOWメトロポリタン・オペラは、特集として「現代オペラ~剥き出しの人間たち~」をお送りする。
巨匠ルイス・ブニュエル監督の1962年の映画『皆殺しの天使』をオペラ化。豪華な屋敷に招かれたセレブたちが、ふとしたきっかけで屋敷の一室に閉じ込められる。己のエゴ、欲望をむき出しにしていく男女を通して密室における極限の人間模様を描く、いわばシュールレアリスム・オペラ。MET初演となった本作、このような題材がオペラになること自体が画期的だ。人々の極限状態が“音”を駆使して描かれ、特にレティシア役のオードリー・ルーナは、MET史上最高音といわれる歌声を披露。作曲のトーマス・アデスが自ら指揮も手がける。加えて、その原作となった映画も合わせて放送する。
8月MET特集:現代オペラ~剥き出しの人間たち~
8/3(土)午後3:30 [WOWOWライブ]
映画『皆殺しの天使』
第15回カンヌ国際映画祭 国際映画批評家連盟賞、映画テレビ作家協会賞。
パーティで集った名士たちが何故かそこから出られなくなり、人間の本能を剥き出して醜い争いを始めるという、痛烈なブルジョワ批判が込められたルイス・ブニュエルの名作。監督:ルイス・ブニュエル
出演:シルヴィア・ピナル、エンリケ・ランバル、ルシー・カジャルド、エンリケ・G・アルバレス
8/3(土)午後5:15 [WOWOWライブ]
メトロポリタン・オペラ
トーマス・アデス《皆殺しの天使》 MET初演/新演出
巨匠ブニュエル監督作を衝撃のオペラ化。パーティー会場から出られなくなったセレブを待ち受ける地獄を描く。作曲のアデス自身が指揮、MET史上最高音の歌声は必聴!
演出:トム・ケアンズ
指揮:トーマス・アデス
出演:オードリー・ルーナ、アマンダ・エシャラズ ほか
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