11月21日(火)より予約開始 「書泉と、10冊」企画第5弾は、YouTubeチャンネル登録者22万人を超える「ゆる言語学ラジオ」とのコラボ ゆる言語学ラジオの二人が復活させたい2冊とは?

株式会社pedantic(ゆる言語学ラジオ制作)  株式会社新潮社 一般財団法人東京大学出版会 株式会社バリューブックス 株式会社書泉

「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まった、「書泉と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社のみなさま、著者のみなさまに協力いただき重版・復刊してお届けしていくものです。

(※企画概要は参考資料の前回リリースをご覧ください)


第5弾は、初めて書泉スタッフ以外からの選書です。言語学をテーマに活動しているYouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」のお二人に、もっと多くの方に読んでもらいたいと熱望する書籍を選んでいただきました。


<ゆる言語学ラジオ>
ゆるく楽しく言語の話をするラジオです。「springはなぜ春もバネも意味するの?」「『象は鼻が長い』の主語は象?鼻?」などの身近なトピックから、コトバの奥深さを感じましょう!「言語学の二歩くらい手前の知識が身につくラジオ」を目指しています。YouTubeとPodcastで配信中!


今回お届けする作品は、『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(著者:トーマス トウェイツ Thomas Thwaites , 翻訳:村井 理子)、『少数言語としての手話』(著者:斉藤くるみ)になります。


『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(株式会社新潮社)

人間である事から休みたいとき、どうしますか。

本作はある一人の若者がヤギになろうとするお話です。著者 トーマス・トウェイツは本気です。

読み進めるたびに、頭に「?」と笑いが出てくるこの作品。

無理難題にぶつかっても、あきらめず解決策を探す著者の姿には、笑い以上の感銘を受けます。

トーマス・トウェイツはヤギになれたのでしょうか。是非お楽しみください。

ゆる言語学ラジオ 堀元さんが選ぶ、復活させたい本として販売いたします。



<この書籍を選んだ、ゆる言語学ラジオ 堀元さん>

この本は、「知的好奇心を刺激される」「笑い転げる」という、一見正反対のエンターテインメントを同時に満たしている傑作です。この矛盾する楽しさを両立させるのが、著者のイカれた熱量と軽妙洒脱な文体。本気で妥協せずに外骨格から消化器官までヤギになろうとする著者の冒険がユーモラスにまとめられた至極の一冊を、ぜひ楽しんでください。


<翻訳者・村井理子さん>

仕事がなく、将来が不安でたまらない著者のトーマス・トウェイツが、そんな不安をすべて忘れてしまいたいと「人間をお休みする」ことを決意し、なぜだか本気でヤギになろうと悪戦苦闘したお話。最初は笑っていた協力者たちも、大真面目に努力するトーマスと、彼のヘンテコなプロジェクトにいつの間にやら巻き込まれ、全力で協力するハメに。果たしてトーマスは本物のヤギになれたのでしょうか⁉ 是非お読み下さい。


『少数言語としての手話』(一般財団法人東京大学出版会)

2007年に出版された本作。
多くの人の素朴な認識と本来の手話の間には、どんなギャップがあるのか。実際の手話とはどんなものなのか。

一見難しそうに思われる本作ですが、斉藤くるみ先生が取り上げる研究と記載されている図版により、分かりやすく構成されております。
言語として手話、ろう文化と、その存続。是非、手に取っていただきたい一作です。

ゆる言語学ラジオ 水野さんが選ぶ、復活させたい本として販売いたします。



<この書籍を選んだ、ゆる言語学ラジオ 水野さん>

「手話は音声言語に比べて単純」「手話は世界各国で共通」手話について知らないほとんどの人は、こうした素朴な直観を持っているでしょう。こうした誤解を、説得力のあるデータで丁寧に解きほぐしていくのが本書。著者のピックアップする研究のチョイスがどれも魅力的で、カタそうな装幀、タイトルとは裏腹に、読み味は非常にエキサイティングです。


<著者 斉藤くるみさん(視覚聴覚障害アドボカシー研究所所長/日本社会事業大学名誉教授)>

ろう者が手話で会話をしているときの脳は、聞こえる人が音声言語で話しているときの脳と同じ部分が働いており、人が手を動かしてジェスチャーをしているときの脳の動き方とは全く違う。このことが分かったのは20世紀末(米国)。手話は言語だということの脳科学的証明だった。しかし当時日本では、大学教授でさえ受け入れない人もいた。出版社の英断に感謝したものだ。

あれから16年、もはや手話は言語であることに異論を唱える人などほとんどいない。現在の読者の方々には一見特異な「手話とろう文化」の学際的研究から見えてくる普遍性(マイノリティとマジョリティ、母語性、障害の文化的側面等)という視点で読んでいただければ大変ありがたい。


<担当編集 小暮明さん(元東京大学出版会編集部)>

「手話は少数言語である」という視点を提起した先駆的な本――2007年の刊行時、日本では手話がドラマやミュージカルなどを通じて注目を集めていたものの、一部では音声言語と比べられ、言語として十分な認識を得られていない状況でした。当初、この本に対する異論もネット上で寄せられました。

とはいえ、本書は手話の言語学的な本質を捉えています。手話と脳の関係、言語構造の独自性、世界各地の手話のバリエーション、手話と芸術の結びつき、人工内耳と手話存続のゆくえ…など、その実像が幅広くまとめられ、文化の多様性を考えるうえでも示唆に富む。2011年には改正障害者基本法で手話は言語であると明記され、それ以降、全国の自治体で手話言語条例が制定されています。この本の編集に携われたことを光栄に思います。



<この企画を担当した、バリューブックス 飯田さん>

スポンサーとして、ゆる言語学ラジオの活動を微力ながらお手伝いしてきた私たちですが、彼らの「魅力的に本を語る力」には常々驚かされてきました。そして今回、本の紹介をするだけにとどまらず、重版・復刊にまで繋げてしまうとは!

今回選ばれた2冊を知ったとき、実に「堀元さんらしい/水野さんらしい」な、と深く頷きました。頷くだけにとどまらず、早く読ませてくれ!と発売を待ち望むひとりにもなってしまったわけですが。彼らの熱量に負けぬよう、より多くの読み手のもとに届くよう、本屋としても腕まくりで本企画に臨みます。


<この企画を担当した、書泉 熊谷さん>

個人的に好きなYouTubeチャンネルであったゆる言語学ラジオのお二人とのコラボ企画。一ファンとしても楽しみにしておりました。動画内では「好きな本ラザロ」と銘を打っていましたが、こうしてお二人が選んだ書籍をまさに”復活”することができたこと、そして「書泉と、10冊」を通して皆様にお届けできることは、喜びの思いでいっぱいです。

今回は、ジャンルの違う2冊です。みなさまには、是非セットで読んでいただければと思います。


今回は、上記2冊を、ゆる言語学ラジオ、一般財団法人東京大学出版会、株式会社新潮社、株式会社バリューブックス、株式会社書泉で皆様にお送りします。

ゆる言語学ラジオのお二人が選ぶこの2冊を、多くの方に読んでいただけますと幸いです。

11月21日(火)よりバリューブックスECサイト、書泉オンライン、芳林堂書店・書泉各店にて予約を開始。予約締め切りは12月22日(金)までとなっています。(商品のお届けは1月下旬頃となります)


【商品情報】

『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 (株式会社新潮社)

著者:トーマス トウェイツ  Thomas Thwaites, 翻訳:村井 理子

ISBN: 978-4-10-220003-2

税込価格:1,210円

商品説明:

仕事はパッとしないし、彼女に怒られるしで、ダメダメな日々を送る僕。いっそヤギにでもなって人間に特有の「悩む」ことから解放されることはできないだろうか…というわけで本気でやってみました。四足歩行の研究のためにヤギを解剖し、草から栄養をとる装置を開発。医者に止められても脳の刺激実験を繰り返し―。イグノーベル賞を受賞した抱腹絶倒のサイエンス・ドキュメント。


【商品情報】

『少数言語としての手話』(一般財団法人東京大学出版会)

著者:斉藤 くるみ

ISBN:978-4-13-009113-8

税込価格:3,190円

商品説明:

手話とは何か?ろう文化とはどういうものか?独自の言語の構造をもち、世界各地で受け継がれてきた手話。その豊富なバリエーションから、手話が生み出す芸術、手話と脳の働きの関係までを幅広く解説。日本、さらに他国における多様な実像を描き、その存続の行方について考える。


■    予約開始日:2023年11月21日(火)

バリューブックス:

『人間をお休みしてヤギになってみた結果』

https://www.valuebooks.jp/bp/VS0063271515

『少数言語としての手話』

https://www.valuebooks.jp/bp/VS0058695225

書泉オンライン:

企画特設ページ

https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2920811

芳林堂書店高田馬場店/芳林堂書店みずほ台店

書泉グランデ/書泉ブックタワー

■    予約〆切日:2023年12月22日(金)

■    商品お届け予定日、店頭発売日:20242年1月下旬頃



一般財団法人東京大学出版会

1951年、日本の国立大学では初めての大学出版部として設立。基礎的かつ開拓的な学術研究を体現する学術書、基本的かつ先端的な高等教育を支える教科書・教材、伝統的かつ現代的な主題に取り組んだ教養書・一般書など、ユニヴァーシティ(総合大学)の出版部にふさわしい多種多様な書籍の刊行を行っています。


株式会社新潮社

1896年(明治29年)創業。円本ブームに先立つ 1914年9月には新潮文庫を創刊。第1回配本としてトルストイ「人生論」、ギヨヲテ「若きヱルテルの悲み」、マルコ・ポーロ「マルコポーロ旅行記 上」、ダスタエーフスキイ「白痴 一」、イブセン「イブセン書簡集」、ツルゲーネフ「はつ戀」の6作品を四六半截判・六号活字一段組・定価25 銭で出版した。以来、国内外の良書を出版し続けています。


株式会社バリューブックス

長野県上田市を拠点とし、本の宅配買取と販売を行うオンライン書店。「日本および世界中の人々が本を自由に読み、学び、楽しむ環境を整える」をミッションに、1日に約2万冊届く本の売買に軸足を置きつつ、本で寄付する「チャリボン」、本屋「本と茶 NABO」や移動式本屋「ブックバス」の運営、古紙回収される本を活用した「本だったノート」の制作などを手がける。


株式会社書泉

「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。



<参考>前回リリース「書泉と、10冊」企画概要と、これまでの販売実績数

昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。


そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。


この企画を「書泉と、10冊」という名前にしました。「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。まずは、10冊。この企画で改めておススメしたい本をお届けしていきます。


第1弾の「鉄腕ゲッツ行状記-ある盗賊騎士の回想録-」白水社刊も順調にご予約いただき、933冊の予約に店頭販売分を含め1,400冊の重版となりました。引き続き店頭、オンラインにて販売しております。

また、第2弾の「復刻版バスジャパンハンドブック 東京交通局」「同 神奈川中央交通」「同 東急バス」も3冊累計で400冊を超える販売数となっております。


第4弾『影の獄にて』復刊ドットコム刊と、派生企画「芳林堂書店と、10冊」で販売いたします『黒と愛』早川書房刊と『鏡陥穽』文藝春秋刊の2作品も11月25日(土)まで予約受付をしております。


引き続き、企画に賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけもお待ちしております。


<掲載記事リンク>

長年の「重版未定」から2カ月で2万冊 奇跡を生んだ書店員の情熱(朝日新聞デジタル)

https://www.asahi.com/articles/ASR616T0YR5ZULLI001.html?iref=pc_extlink

ファン熱望の品切れ本、書泉が復活計画 書店員の目利きで魅力再発見(朝日新聞デジタル)

https://www.asahi.com/articles/ASR664DR4R65ULLI006.html

人文書「中世への旅」復刊でヒット 書店員の推しに共感(日本経済新聞)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD09BFI0Z00C23A6000000/

重版未定本の復刊を実現、売り切った書店員の情熱:書泉グランデ・大内学さん(じんぶん堂)

https://book.asahi.com/jinbun/article/14965068

書泉を「来る理由」がある場所にする(文化通信デジタル)

https://www.bunkanews.jp/article/343123/

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会社概要

URL
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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都板橋区弥生町77-3
電話番号
-
代表者名
髙橋 豊
上場
未上場
資本金
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設立
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