2022年度グッドデザイン賞で、パナソニック コネクトとして初のシステム・サービス2件含む5件を受賞

パナソニックグループ

パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 社長・CEO:樋口 泰行、以下コネクト)は、パナソニックグループにおいて、B2Bソリューション事業成長の中核を担い、顧客起点でお客様の「現場」に貢献する新しいソリューションを提供する会社です。コネクトでは、企業としての存在意義であるパーパスを、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」と掲げています。中長期戦略として、ソフトウェアベースの成長事業とハードウェアベースのコア事業の二軸で企業価値の向上を図っており、この経営戦略の下、デザインに関しても新たなシステム・サービスと便利で使いやすい商品を創出するべく尽力しています。
その中で、「2022年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)の発表が2022年10月7日に行われ、コネクトとして初のシステム・サービス2件と、プロダクト3件を含む合計5件を受賞しました(パナソニックグループ全体ではベスト100受賞4件を含む40件)。


今回のコネクトの受賞対象は以下の通りです

1. 顔認証入場・決済サービス[東京ドーム巨人戦における顔認証入場・決済サービス]
・受賞カテゴリー:業務用システム・サービス(コネクトとして初)*株式会社読売新聞東京本社様、株式会社東京ドーム様、株式会社読売巨人軍様、及びコネクトの4社で応募
・概要:東京ドーム巨人戦における顔認証技術を活用した入場・決済サービス。顔認証技術で入場から場内購買までシームレスなサービスを実現。チケットやクレジットカードなどを取り出す手間が省かれ、来場者に快適さを、運営者に業務効率化を提供。スタッフとの接触機会低減による感染症対策も強化。ハンズフリーによる新しい球場体験の実現を目指す。

・デザインのポイント
1)従来の入場や決済の方法を顔認証技術により完全非接触化、手ぶらで得る究極の利便性を実現
2)チケットレスでスムースな入場を体感いただける東京ドーム巨人戦の新たな入口として顔認証入場ゲートを新設
3)顔認証決済システムによるキャッシュレス化で、来場者のストレスフリーな購入と運営側への業務効率化に貢献
・審査委員の評価:顔認証による非接触の入場だけでなく、場内での決済にも利用できるなど、トータルのユーザー体験がシームレスに実現されている。屋外など多様な環境での大規模イベントにおいて、混雑緩和に耐えうるスムースな動作を実現しており、丁寧な開発検証プロセスを通して、初めて利用するユーザーでも迷わずに利用できるような配慮がハードウェアのデザインだけでなくUX全体に行き届いている。
・詳細情報:https://news.panasonic.com/jp/press/jn220301-2


2. 映像制作ソリューション[KAIROS(ケイロス)クラウドサービス]
・受賞カテゴリー:業務用システム・サービス(コネクトとして初)
・概要:インターネット配信時代に向けたクラウド型映像制作ソリューション。これまで不可欠だった高価で大規模な設備をクラウド化し、最小限の撮影機材とPCだけでスポーツや音楽イベント等で高品質な映像配信が効率的に実現できる。リモート作業、機能の更新や拡張にも対応し、誰もが「撮る・創る・映す」を実現できる社会を目指す。

・デザインのポイント:
1)専用機材のあるイベント配信現場以外ではできなかった映像素材のミキシングやスイッチング操作をオフィスや自宅などからリモートで実現可能
2)イベントの規模やコンテンツに合わせた機能の選択/拡張により低コストで最新コンテンツ制作環境を提供
3)専門知識不要の簡単機器接続や、カスタマイズ可能なGUIで生産性向上
・審査委員の評価:これまで専用機材や専門的な知識ノウハウが必要とされた映像制作や配信は、今後ますます個人が情報発信する時代においてニーズが高まる領域であり、本サービスも、クラウド化によって高品質な映像製作作業を効率化し生産性向上に寄与することが期待される。ユーザー視点にたったデザインプロセスで検証を繰り返しながら開発されている点も評価した。
・詳細情報:https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_kairos-cloud


3. 1.9 GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステム[WX-ST600/WX-ST700/WX-SZ600]
・受賞カテゴリー:業務用放送・音響機器
・概要:明瞭で確実な音声伝達が求められる、役員会議や学会などの大規模カンファレンスで使用されるマイクシステム。音波回折の低減と、収音性向上のため曲面基調の形状を本体に採用。非接触式の充電台により接点不良の問題を解消、縦置収納で省スペース化を実現。昨今の対面とリモートが混在する会議での適切な音声環境づくりを目指した。

・デザインのポイント:
1)フロントマイクで均一に収音でき、リアアンテナから放射状に無線送信しやすいオーバルフォルム(WX-ST700)
2)マイク操作時のクリックノイズを無くすことで明瞭な収音に寄与するタッチセンサー式のトークボタン
3)保管場所の省スペース化や接点不良を解消する、マイクの縦置き収納に対応した非接触式充電台
・審査委員の評価:本製品は、コロナ禍の制約を考慮してデザインされた大人数のカンファレンス用マイクシステムであり、最大96名の受信登録と16台の同時使用を可能にしている機能面は、同時に一人しか応答できない大会議のコミュニケーションを多様化することが期待される。
・詳細情報:https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_sound_micro-wireless_1-9ghz_sp_2


4.360度カメラスピーカーフォンPressIT360[TY-CSP1]
・受賞カテゴリー:業務用情報機器
・概要:対面とリモートが混在するハイブリッド会議向けの360度カメラスピーカーフォン。4眼カメラとAI機能で、会議室の参加者を等しくクローズアップしたり、発言者を自動追尾したりすることで、会議室の状況を高い臨場感でリモート側に伝えられる。USB-Cケーブル1本の簡単接続でどこでもすぐに会議を開始できるなど、新たな会議形態に最適なオールインワン端末。

・デザインのポイント:
1)4眼カメラによる水平360度映像やAI機能でオフィス側のやりとりを高い臨場感でリモート側に伝達
2)携帯性のよいスリムな本体とUSB-Cケーブル1本の簡単接続により、オフィス内の自由な場所で気軽に会議を始められる。安定性・操作性に優れたボタン配置も工夫
3)パソコンと被らず顔がきれいに映る本体の高さや、板書の内容を共有しやすい撮影モードにより、ストレスフリーな会議を実現。会議に応じて選べる5種類の映像モード搭載
・審査委員の評価:4眼カメラを内蔵し、自動追尾機能を持つなど、ビデオ会議用カメラとしての基本的な諸性能のレベルも高く、かつ、外観デザインが無駄なくシンプルにまとめられており、多様な利用シーンにフィットする点が評価された。タワー型の垂直に伸びたデザインも、ノートPCで顔が隠れない高さを計測して設定されていることに評価が集まった。
・詳細情報:https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/prodisplays/lineup/csp1


5.20,000 lm(※1) 3チップDLP(R) 4K(※2)プロジェクターPT-RQ25Kシリーズ[PT-RQ25KJ/PT-RZ24KJ/PT-RQ18KJ/PT-RZ17KJ]
・受賞カテゴリー:業務用情報機器
・概要:欧米を中心に増加傾向にある没入体験型ミュージアムや、ライブイベント等で使用される業務用プロジェクター。映像の滑らかさや高コントラストなどエンターテインメントの演出に最適な3チップDLP(R)方式を採用、かつ20,000lm(※1)/4K(※2)解像度で世界最小・最軽量(※3)を実現し「運搬・設置・調整」の現場ワークフローの効率化を目指した。

※1:工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2021 データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書B に基づいています。
※2:PT-RQ25K/RQ18K のみ。クワッドピクセルドライブ: オン時。
※3:2022年9月現在。16,000 lm 以上のDLP(R)方式レーザープロジェクターにおいて。公称の質量および外形寸法値に基づいています。

・デザインのポイント:
1)筐体に施した面取り形状や軽量設計で、ミュージアムやイベント会場での安全な運搬が可能
2)前機種(PT-RQ22KJ)から体積を40%カットしたコンパクトボディで、演出ごとに異なる多様な設置方法に柔軟に対応
3)アクセスしやすい調整脚やスクリーン中央に合わせやすいレンズセンター設計で、スピーディな現場調整を実現
・審査委員の評価:業務用のプロジェクターの設置負担を課題として、可能な限り体積や重量を削減、また設置後の調整などもより簡易に行えるよう配慮するなど、前モデルから更に改良が重ねられている。製品導入から使用までの工程全てに関わる人々を尊重したデザインを、妥協なく実現した点が特にすばらしい。
・詳細情報:https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/projector/lineup/rq25k


コネクトは、今後も、そのパーパス「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」を具現化し、各現場にイノベーションをもたらすことで多様な人々が幸せに暮らせる、持続可能な社会の実現を目指してまいります。

■パナソニック コネクト株式会社について
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、グローバルで約28,500名の従業員を擁し、売上高が9,249億円(※4)の、B2Bソリューション事業成長の中核を担う事業会社です。当社は、企業としての存在意義であるパーパスを、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」と掲げています。このパーパスには、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや、高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン・公共サービス・ 生活インフラ・エンターテインメントのそれぞれのお客様とつながり、お客様の「現場」をイノベートすることで、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の世界を目指していきます。

※4 2021年度、旧パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社として

▼パナソニック コネクト株式会社 ウェブサイト:
https://connect.panasonic.com

▼パナソニック コネクト株式会社 デザイン ウェブサイト:
https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/who-we-are/design

<関連情報>
【グッドデザイン賞について】http://www.g-mark.org/about/

グッドデザイン賞は、さまざまに展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。

・トピックス:2022年度グッドデザイン賞においてパナソニックがベスト100に4件選定
https://news.panasonic.com/jp/topics/204876.html
 

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会社概要

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URL
https://holdings.panasonic/jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月