元日本代表主将の宮本恒靖氏がハリルホジッチ監督とスペシャル対談!伝統の一戦クラシコの分析や日本代表の現在を語る!特別番組を12/22(金)夜10時からWOWOWにて無料放送!

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世界最高峰のサッカーリーグ、スペインサッカー リーガ・エスパニョーラの2強、バルセロナとレアル・マドリード。この両チームの直接対決、世界中のサッカーファンの耳目を集める“伝統の一戦クラシコ”が、12/23(土)に行われる。現地より生中継を行うWOWOWでは、クラシコ開催直前特別番組として、元日本代表主将の宮本恒靖氏とヴァイッド・ハリルホジッチ監督の対談の様子を12/22(金)夜10:00から無料放送する。公開収録となった対談では、クラシコのみどころや注目ポイントを熱く語り合った。

■ハリルホジッチ監督が欲しいのはカゼミーロ?ブスケツ?
イベントの公開収録には、多くのサッカーファンが集まった。まず宮本氏が招き入れられると会場から大きな拍手が起こり、次にハリルホジッチ監督が呼ばれると同氏はファンに一礼して席についた。対談は3つのテーマについて話され、最初はクラシコから見える日本と世界の差“中盤編”と題し、レアルのカゼミーロ(MF/ブラジル代表)、バルサのセルヒオ・ブスケツ(MF/スペイン代表)と両チームの中盤を支える選手について。宮本氏が、「最近のレアルは自由すぎるほど自由。イスコ(MF/スペイン代表)、モドリッチ(MF/クロアチア代表)が自由に動き、それを成り立たせているのがカゼミーロ。ただ、守備になった時は問題がある」とレアルを分析すれば、ハリルホジッチ監督が「レアルにおいては、戦術もフォーメーションも変わりました。特にガレス・ベイル(FW/ウェールズ代表)がイスコに代わりました。点が取られているのはチームの規律が影響しています。ただ、前線と中盤のブロックの間が開きすぎています」とレアルの現状について説明した。

その後、現代サッカーの「10番」についてもハリルホジッチ監督は言及すると同時に、今の日本サッカー界の「10番」についても触れ、日本が世界に誇るファンタジスタの名前も飛び出した。「日本サッカーでは中村俊輔が理想的な10番でした。日本には彼に変わる選手はいますか?香川(真司)も清武(弘嗣)もタイプが違うような気もします。私が定義する10番は現在の日本代表にはいないですね」。

一方のバルサについて、ハリルホジッチ監督は「バルサもシステムやプレースタイルが変わりました。昔は4-3-3でした。4バック、アンカーは同じですが、中盤をワイドに置いて、リオネル・メッシ(FW/アルゼンチン代表)を第2のFWとして自由に動きまわらせています。ブスケツは守備も素晴らしいが、くさびのパス(縦パス)も出せる。一番大きく変わったのは、今まではメッシが右サイドにいましたが、今はルイス・スアレス(FW/ウルグアイ代表)の下に移動しました。スアレスはメッシのためにスペースを作る。得点は少ないが、ネイマールが(パリ・サンジェルマンに)抜けて守備のバランスが良くなった」と分析した。

ハリルホジッチ監督はカゼミーロとブスケツの能力を「2人ともボールの奪取能力は素晴らしい。カゼミーロのほうが球際に強く、ブスケツはインターセプトがうまい。つまりポジショニングがうまい。頭がいいですね」と高く評価し、どちらの選手が日本代表に欲しいかと聞かれると、「カゼミーロ」とレアルのアンカーを指名。「カゼミーロは世界一の守備的MFだと思っています。長谷部(誠)はカゼミーロに近い役割を与えていますが、カゼミーロのような選手は日本代表に必要です。最近では山口(蛍)も同じような役割をしています」と話してくれた。

■ハリルホジッチ監督が考える9番(FW)の育成方法
中盤の話で盛り上がってきたところでテーマを変更。次は両チームのFWについて話された。これまで、ディフェンス出身の宮本氏が進行していたが、ここでは現役時代にFWだったハリルホジッチ監督が「これから私が宮本さんに質問します。嫌がっていたFWはどちら?」と“攻守交代”。宮本氏は「スアレス」と答え、「ベンゼマはなんでもできるが、危険を感じない。スアレスのほうが、何をやってくるかわからない狡猾さがあります」と理由を説明した。ハリルホジッチ監督も「そうですね。私もです」と同意。「もちろん二人ともトップクラスのFWです。スアレスはアグレッシブさ、ベンゼマは足元のうまさに定評があります。ベンゼマは色々なゾーンに顔を出しますが、スアレスは典型的な9番。スアレスがペナルティエリアに入ると怪物になります。最近はプレーもきれいになりました。ベンゼマは激しさがまだ足りません。私が彼の監督ならもっとアグレッシブにいかせます。もっと存在感をだしてもいい」と続けた。日本代表のFWにエゴイストがいるか?という宮本氏からの質問に対しては、「日本にはいないのですよ」。宮本氏がエゴイストの育成方法を尋ねると、「私がエゴイストでしたから、私から学んでください。私はペナルティエリアに入ったらゴールを狙うのみでした」と話し、会場の笑いを誘った。

■C・ロナウドは本当に衰えたのか?
日本代表秘話で盛り上がったところだったが、対談は最後のテーマに。世界を代表するスーパースター、C・ロナウドとメッシの話へと移った。今季のC・ロナウドは、13節終了時点で9試合に出場して2得点と衰えも指摘されるが、「C・ロナウドもメッシもサッカー史上最高のFWではないでしょうか」と前置きしながら、「(C・ロナウドは)メンタルはどうなんでしょうか。プライベートライフはどうなんだろう。すべては推測なのですが、サッカーに100%集中しているのでしょうか」とフィジカルよりもメンタルの低下を指摘。メッシについても「俊敏性が昔ほどではない」と体力の衰えを指摘するが、「C・ロナウドは時々孤立してしまう時がありますが、メッシはみんなに愛されています」と周囲との連携の良さを強調した。

最後にハリルホジッチ監督が「みなさん本日はありがとうございました。サッカーは大好きなスポーツで、情熱は今でもなくなりません。初来日から3年が経過しましたが、今後も私のサッカー観を皆さんと共有したいです。日本はもっともっと野望をもって上を目指すべきです。私は日本人のメンタリティを変えたいです。得点を取る意識を変えないといけません。ロシアワールドカップは、レベルが上の国ばかりです。でも、委縮せずに素晴らしい勝ち上がりをしていきたいです。皆さんが見て楽しめるサッカーをしたいです。伝説の試合を作りたいです。ラグビーのエディ・ジョーンズ元日本代表監督と話しをする機会がありましたが、ラグビーの南アフリカ戦と同様に、私もサッカーで同じようなことをしたいのです。選手は私の戦術を取り入れようとしています。選手との絆はとても強いです」と、会場に訪れたファンへメッセージを送りイベントが幕を閉じた。

イベントを終えたハリルホジッチ監督は、「宮本さんの質問が鋭かったです。最高の対談でした」とご満悦。宮本氏も「たくさん興味深い話を聞かせてもらいました。クラシコを会話のきっかけとして、近代サッカーに必要なものを聞くことができ、サッカーの知識を深めるためにいい機会になりました」と振り返った。この対談の模様は、『クラシコ直前!宮本恒靖×ハリルホジッチSP対談~レアルvsバルサ徹底分析~』と題して、12/22(金)夜10:00~WOWOWプライムにて無料放送でお届けする。さらに、世界中が注目する『伝統の一戦クラシコ レアル・マドリードvsバルセロナ』は、12/23(土・祝)夜8:30~現地サンティアゴ・ベルナベウより生中継する。


◆◆◆ WOWOW番組情報 ◆◆◆

★『リーガ・エスパニョーラSP「北澤豪のスペインサッカー探究記」 ~ロナウド、メッシ、柴崎、乾、それぞれの戦い~』
【放送日】12/2(土)午後0:30~[WOWOWプライム]※無料放送

★リーガ史上初の日本人対決なるか!?『第15節 ヘタフェvsエイバル』
【放送日】12/9日(土)夜8:59~[WOWOWライブ]※生中継

★『リーガダイジェスト!拡大版<クラシコ直前> 第16節』
【放送日】12/18(月)夜8:00~[WOWOWライブ]
MC:ヒデ(ペナルティ)、ゲスト:藤本淳吾(ガンバ大阪MF)、指宿洋史(ジェフ千葉FW)

★『クラシコ直前!宮本恒靖×ハリルホジッチSP対談 ~レアルvsバルサ徹底分析~』
【放送日】12/22(金)夜10:00~[WOWOWプライム]※無料放送
MC:ヒデ(ペナルティ)、ゲスト:松木安太郎(元日本代表DF)、松田るか(リーガール)
VTR出演:宮本恒靖(元日本代表DF)、ヴァイッド・ハリルホジッチ(プロサッカー監督)

★『現地より生中継!リーガ・エスパニョーラ17-18 伝統の一戦クラシコ 第17節 レアル・マドリードvsバルセロナ』
【放送日】12/23(土・祝)夜8:30~[WOWOWライブ]※生中継
解説:宮本恒靖(元日本代表DF)、実況:大澤幹朗

■小柳ルミ子をゲストに迎える「リーガダイジェストNEXT × ぷらすと クラシコSP」も12/22(金)夜10:30~各種動画配信サイトでライブ配信!
詳しくは、番組オフィシャルサイト(wowow.co.jp/liga)へ!
http://www.wowow.co.jp/sports/liga/

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03-4330-8111
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山本 均
上場
東証プライム
資本金
50億円
設立
1984年12月