WOWOWドキュメンタリー　カンヌ行きの切符をつかみ取る！わずか48時間で短編映画を制作する大会に密着

WOWOWでは、わずか48時間で短編映画を制作する世界規模のコンペティション「The 48Hour Film Project」(48HFP)の、2015年大阪大会に密着したノンフィクションＷ「48時間で映画を作れ!～7万人が競うカンヌへの切符～」を5月21日午後1時より放送する。そしてこの放送に先駆けて、四番町の東京ビジュアルアーツで実施された「48HFP TOKYO 2016」の参加者説明会の会場で、特別試写会が行われた。

48HFPは、2001年より世界各国の都市で開催され、2015年度には六大陸128都市で開催。7万人近くが参加し、4,500もの映画が作られた。また、本年度は世界130以上の都市で開催が予定されている。

48HFPとは以下の通り。映画は最低4分、最長で7分の作品を作ること。すべてのスタッフ・キャストがボランティアであること。映画の中で扱われる“お題”としてジャンル、キャラクター、小道具、せりふが撮影直前に割り当てられ、それに沿って、わずか48時間以内に脚本制作、撮影、編集を行い、作品を完成させるという、時間との戦いに挑む。日本では2011年から大阪でスタートし、2015年からは東京でも行われている。それぞれの都市で選ばれた最優秀作は世界大会「フィルムアパローザ」へ出品され、世界から集まった作品の中から厳選された10作品が、カンヌ国際映画祭で上映される権利を得る。

この日は2016年度東京大会の参加者説明会が行われ、大勢のクリエーターが参加。中には昨年度の大会に参加したリピーターの姿もあり、本大会が浸透している様子がうかがい知れた。説明会の後は、ノンフィクションＷ「48時間で映画を作れ!～7万人が競うカンヌへの切符～」を上映。「同じ48時間、同じルールで映画を作ったら、世界中のどのチームが一番面白い作品を作るのか？」という命題に挑み、奮闘する人々に迫った番組に、参加者も熱心に見入っていた。

さらにこの日は、2015年度大阪大会作品賞1位を受賞し、今月のカンヌ国際映画祭にて上映が決定している「ウェルテル無頼」（三好俊秀監督）、東京大会作品賞1位の「鼻歌」（佃尚能監督）、東京大会作品賞2位の「鯉に恋しよっ♡」（矢崎充彦監督） も合わせて上映。48時間という制約をものともしない力作の数々に、会場からは驚嘆の声や、笑い声なども起こっていた。なお、48HFPの東京大会は、2016年5月27日から29日にかけての開催が予定されている。

ノンフィクションＷ ４８時間で映画を作れ！～７万人が競うカンヌへの切符～
5月21日（土）午後1：00　ＷＯＷＯＷプライム
番組ＨＰ　http://www.wowow.co.jp/documentary/original/