資生堂グループ「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定
資生堂は、当社グループ社員一人ひとりが安心して就業できる環境を確保することが、お客さまとの更なる信頼を築くことにつながると考え、カスタマーハラスメントの定義、該当言動例、対応の基本姿勢などを明文化した「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を以下のとおり策定し、2024年12月2日(月)に公開しました。
当社は、企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、お客さまの声を真摯に受け止め、多様化する美の価値観とニーズをとらえ、当社グループの商品やサービスによって「人々が幸福を実感できる」サステナブルな社会の実現に向け、消費者志向経営に取り組んでまいります。
《資生堂グループ「カスタマーハラスメントに対する基本方針」》
https://corp.shiseido.com/jp/sustainability/human/pdf/policy04.pdf?rt_pr=trr62
◆カスタマーハラスメントの定義
厚生労働省が定める「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」に基づき、資生堂グループでは以下を定義とします。
「お客さま等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段や態度・様子が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、社員の就業環境が害されるもの」
◆カスタマーハラスメントに該当すると考える言動例
(1)「お客さま等の要求の内容が妥当性を欠く場合」の例
● 提供する商品・サービスに瑕疵・過失が認められない場合
● 要求の内容が、資生堂グループの提供する商品・サービスの内容とは関係がない場合
(2)「要求を実現するための手段や態度・様子が社会通念上不相当な言動」の例
● 身体的な攻撃(暴行、傷害)
● 精神的な攻撃(脅迫、中傷、名誉棄損、侮辱、暴言)
● 威圧的な言動
● 土下座の要求
● 継続的な(繰り返される)、執拗な(しつこい)言動
● 拘束的な言動(不退去、居座り、監禁)
● 差別的な言動
● 性的な言動
● 社員個人への攻撃、要求
● SNS/インターネットやマスコミなどへの誹謗中傷行為やほのめかし
● 社会通念を超えた原因追及の要求
● 正当な理由や因果関係のない過度な要求(商品交換・金銭補償など)
◆カスタマーハラスメントに対する基本姿勢
お客さま等からのお申し出に対しては、真摯に対応し、その問題解決にあたっては、合理的で理性的な話し合いを行いますが、お客さま等の要求内容や言動が、カスタマーハラスメントに該当すると判断した場合、以後の対応を中断、あるいはお断りすることがあります。
また、要求内容や言動が悪質と判断した場合は、警察への通報および刑事手続き並びに法的措置などを講じ、カスタマーハラスメントに対して、毅然とした対応を行います。
◆カスタマーハラスメントに対する社内対応
● 本方針による企業姿勢の明確化、資生堂グループ社員への周知・啓発
● カスタマーハラスメントに関する正しい知識・意識づけの実施
● カスタマーハラスメント発生時の相談・対応体制の整備
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