華やかなプレーと意地のガチンコ勝負に注目!ハライチ・澤部が語るオールスター2014の楽しみ方・・・2/17(月)深夜0:45~WOWOWライブにてリピート放送!

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WOWOWで大好評放送中の「アメリカプロバスケットボール NBA」。13-14シーズンも折り返しに差し掛かり、2月16日(日)・17日(月)には、一年に一度のスーパースターたちの競演「2014NBAオールスターゲーム」が行われた。ファン投票と各チームのヘッドコーチによって選ばれたドリームチーム同士の対戦を、WOWOW NBAファミリーの一員ハライチ・澤部佑はどう見るのか?後半戦の注目ポイントを合わせて聞いた。

Q:前半戦の感想をお願いします。

澤部:インディアナ・ペイサーズとポートランド・トレイルブレイザーズの躍進には、ビックリしています。特にペイサーズは、昨シーズンから強いと言われていたしメンバーも揃っているけれど、ここまで行くとは…という印象です。ペイサーズはポール・ジョージ、ブレイザーズはラマーカス・オルドリッジがMVP級の活躍をしていますが、これも予想外で面白かったですね。

僕はニューヨーク・ニックスとサンアントニオ・スパーズが好きなんです。スパーズは当たり前のように勝っていますが、ニックスはどうしちゃったのかなという前半戦でした。ケガ人が多かったり、JR・スミスもあまり活躍できなかったですね。スミスは試合中に相手選手の靴ひもをほどいて罰金を取られたりしていますし、ヘッドコーチとの確執も色々ありました。でも、チーム状態は徐々によくなってきているので、勝負は後半戦ですね!

Q:オールスターの出場メンバーの印象を教えてください。

澤部:ウエスタンはステファン・カリー(ゴールドスレイト・ウォリアーズ)が初選出。去年出てもおかしくない選手だと思っていましたが、ようやく来ましたね。センターでは僕が好きなケビン・ラブ(ミネソタ・ティンバーウルブス)がドワイト・ハワード(ヒューストン・ロケッツ)を押しのけてトップ当選したのも嬉しい。208㎝のインサイドプレーヤーでリバウンドもバンバン獲るけど、3ポイントコンテストで優勝するという珍しいタイプの選手。あまりNBAを見たことがない人も、彼のプレーにはビックリすると思います。

イースタンはカイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)やポール・ジョージなどの若手の躍動や、ポール・ミルサップ(アトランタ・ホークス)やジョン・ウォール(ワシントン・ウィザーズ)といった初選出組が楽しみですね。ポール・ジョージはひょっとしたらMVPを狙えるかもしれません。

Q:オールスターの楽しみ方を教えてください。

澤部:出場するのは、NBAを見始めたばかりという方でも知っているような選手ばかり。とにかく派手で楽しめるプレーが多いのが特長です。アリウープのやり合いとか、トリッキーなパスとか、魅せるドリブルとか…。普段一緒にプレーしていないメンバーなので、毎年序盤は変なパスミスとか出たりしますけどね(笑)。それもご愛嬌と言うか、オールスターの魅力だと思います。でも、ゲーム終盤は選手たちも大マジになって、急にゴリゴリディフェンスしたりするんですよ。そんな、勝負に徹するスーパースターたちも見どころの一つです。

前日のオールスターウィークエンドも楽しいですね。3ポイントコンテストやダンクコンテストで新たなスターが生まれることもあります。あと、最近始まったスキルズチャレンジも、通好みというか玄人受けする楽しいコンテストです。あれを見ているとNBAのレベルの高さが分かりますし、自分でもやってみたくなります(笑)。

Q:思い出に残るオールスターゲームはありますか?

澤部:2000年の、史上最強のダンカーと言われるビンス・カーター(ダラス・マーベリックス)のダンクコンテストは強烈な印象が残っています。2001年はアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)がMVPをとって、お母さんと抱き合って「大事なのは体の大きさじゃない。ハートの大きさだ」というスピーチをして、非常に感動的なゲームでした。

あとは2003年、シーズン後の引退を宣言していたマイケル・ジョーダン(当時ワシントン・ウィザーズ)の最後のオールスター。ジョーダンが残り数秒で、とんでもない0度からのフェイダウェイを決めてリードして「うわ、これで終われば最高の引退じゃないか」って思ったんですけど、追いつかれてオーバータイムに入って、結局負けちゃいました。「あのまま終わってくれれば素晴らしかったのに、何をしてくれているんだ!」っていう感じはありましたけどね(笑)。でも、それだけみんなマジになっていたということなんだと思います。

Q:オールスター明けには後半戦が始まります。プレーオフ争いをどう見られていますか?

イースタンもウエスタンも上位チームは、ほぼプレーオフ進出間違いないでしょうから、下位の争いに注目ですね。ウエスタンは11位で勝率が5割だったりするので、先が読めない。個人的には2004年からプレーオフに行っていないウルブズあたりに、頑張ってもらいたいです。今シーズンはケガ人も少なくいい状態なので。

僕が好きなスパーズは、プレーオフは安泰なので、やっぱり気になるのはニックスです。ウィザーズやシャーロット・ボブキャッツ、トロント・ラプターズといった上位が予想されていなかったチームが、後半まで好調をキープするかによって、ニックスのプレーオフの行方も変わってきそうですね。ニックスやデトロイト・ピストンズあたりが下位でプレーオフに進出してくると、上位との対戦でアップセットもありえるかもしれません。マイアミ・ヒートはニックスが苦手なんで、意外に勝っちゃったりするかもしれませんから。

Q:後半戦の躍進が気になるチームはありますか?

コービー・ブライントをケガで欠いているロサンゼルス・レイカーズは気になりますね。コービーが復帰して、どれだけ巻き返せるか…。去年はギリギリのところでプレーオフを決めて、直前にコービーが離脱して本番はボロボロだった。今年は逆にプレーオフ前にコービーが戻ってきて、本番で奇跡を起こす可能性があります。コービーのキャリアもそろそろ晩年に差し掛かってきていまから、懸けるものも大きいのではないでしょうか。

あとはユタ・ジャズ。若手に非常にいい選手が揃っているので、後半はもしかしたら…という感じがします。ゴードン・ヘイワードという絶対的なエースを軸に、若いけれど安定力と爆発力を兼ね備えたデリック・フェイバーズ、イネス・カンターというインサイドプレーヤーがからんでくれば、プレーオフ進出は見えてくるかもしれません。

Q:NBAの魅力を教えてください。

僕がNBAを見始めたのはマイケル・ジョーダンが2度目のスリーピート(3年連続優勝)を達成した90年代後半でした。当時小学生高学年だった僕は、とにかくダンク一つにすごく盛り上がったのをよく覚えています。とにかく考えられないプレーばかり。予想を超えていくプレーというか…。身長2mで100㎏越えの選手が、とんでもスピードで動いて、ストップして、リングが壊れるんじゃないかっていうくらいのダンクをする。最初はその迫力に、ぐっと惹かれました。

一方、選手のドラマにも惹かれますよね。パトリック・ユーイング(元ニックスなど)のライバル視していたジョーダンに対する思いや、ずっとチャンピオンリングに手が届かなかったジェイソン・キッド(現ブルックリン・ネッツヘッドコーチ)やレブロン・ジェームス(マイアミ・ヒート)がついに念願を達成したときとか…。そういったストーリーに、心を奪われてきました。長く見ていると、シュートは得意じゃなくても相手エースを抑え込むディフェンス職人のカッコ良さが分かってきたりとか、そういう色々な角度から楽しめるのが、NBAの魅力だと思います。

とにかく、今回のオールスターを一度見てもらえば、その迫力やすごさはわかってもらえるはずなので、是非たくさんの人に見てもらえればと思います。

「2014NBAオールスターゲーム」は、2/17(月)深夜0:45~[WOWOWライブ]にてリピート放送する。

詳しい内容はWOWOW NBA ONLINE(wowow.co.jp/nba)へ!
http://www.wowow.co.jp/sports/nba/


◆◆◆WOWOW番組情報◆◆◆

★「2014NBAオールスターゲーム」
・2/17(月)深夜0:45~[WOWOWライブ]

★「2014NBAオールスター前夜祭」
・2/26(水)午後3:30~[WOWOWライブ]

★「NBA バスケットボール」
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世界各国のスター選手が競演するNBA。3連覇に挑む王者ヒート、名門の再起を図るレイカーズ、そして強力な補強を敢行したネッツやロケッツなど、今季も見どころ満載。

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