【新刊案内】GFRP&CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発 著者:柴田 勝司 発行:(株)シーエムシー・リサーチ
マテリアルリサイクル,熱分解法,超臨界流体法,加溶媒分解法,その他の回収技術,易分解性樹脂,再利用技術に分類し,年代順に紹介!
材料科学や化学の先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、https://cmcre.com/)では、このたび「GFRP&CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発」と題する書籍を2022年6月28日発行いたしましたので、お知らせします。書籍の定価は、70,000 円(税込 77,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット90,000 円(税込 99,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
https://cmcre.com/archives/99255/
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【新刊案内】GFRP&CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
Trends and issues in GFRP & CFRP recycling technology and development of applications for recovered materials
◎刊行に当たって
熱硬化性樹脂複合材料の代表的な製品としては,不飽和ポリエステル樹脂/ガラス繊維複合材料(GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastics),エポキシ樹脂/炭素繊維複合材料(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)が挙げられる.GFRPは1940年代には主に輸送機器用途に開発され,小型船舶の船体,自動車本体及び部品,小型飛行機の機体などに使用され始めた.日本へは終戦後に初めてその技術が導入されたが,1960年代には,漁船,浄化槽,浴槽,パネルタンクなどが開発され,1970年代に急速に需要を伸ばした.その後も需要は拡大し続け,特に最近では中国を中心とするアジアでの伸びが大きい.
一方,CFRPは非常に高価であったため,1970年代には釣り竿,ゴルフクラブ,テニスラケット,バドミントンラケット,卓球ラケット,スキー,自転車などのスポーツ・レジャー用品などにしか使用されなかった.しかし,2000年に入ると価格もだいぶ下がり,航空機の胴体や主翼などの一次構造材に使用されるようになってきた.また,高級乗用車,電気自動車の主要部品などにも使用されている.2020年以降は大幅に需要が拡大すると期待されている電気自動車の車体,洋上風力発電機のブレード,燃料電池自動車の水素タンクなどへの利用が広がり,CFRPの需要も急速に伸びると予想されている.
これらのFRP製品はその特長である高強度,耐熱性,難燃性,耐薬品性などが原因となって,リサイクルを困難にしている.しかしながら,生産量が増えるに従い,廃棄物処理も大きな問題となってきた.1970年代から数々のリサイクル技術が検討されてきたが,2010年までに実用化されたのは,セメントの原燃料化技術だけである.2010年以降はFRPのリサイクル技術に関わる研究開発者の数も増え,少しずつ実用化され始めた.2015年以降は特に回収炭素繊維の再利用技術の開発が進み,自動車部品,ノートPCの筐体,建材,ベンチ,スポーツ用品,航空機部品,自転車部品,鉄道車両部品などへ利用が検討され,その一部は実用化された.
本書では,国内外で試みられてきた一連のFRPリサイクル技術を紹介する.本書では分かりやすくするために,通常,マテリアルリサイクル,ケミカルリサイクル,サーマルリサイクルと大別されるリサイクル技術を,さらに細かく,マテリアルリサイクル,熱分解法,超臨界流体法,加溶媒分解法,その他の回収技術,易分解性樹脂,再利用技術に分類し,年代順に紹介する.最後の結言で,それぞれのリサイクル技術を実用化した企業をまとめた.
柴田勝司
■ GFRP&CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
■ 発 刊:2022年6月28日発行
■ 著 者:柴田 勝司
■ 定 価:本体価格 70,000 円(税込 77,000 円)
本体 + CD セット 90,000 円(税込 99,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・211頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-23-1
➢ マテリアルリサイクル,熱分解法,超臨界流体法,加溶媒分解法,その他の回収技術,易分解性樹脂,再利用技術に分類し,年代順に紹介!
➢ 国内外で試みられてきた一連のFRPリサイクル技術を紹介!
➢ 著しく発展する海外企業のGFRP&CFRPリサイクル技術と戦略とは!
➢ リサイクル技術の今後の課題として、回収・加工・再利用技術を詳述!
➢ 熱分解法や加溶媒分解法など、CFRP廃材からのCFの分離技術の比較!
【本書の構成および目次概要】
第1章 緒言
(1) 複合材料の定義と分類
(2) 米国の各種FRPの市場
(3) バサルト繊維
(4) プラスチックリサイクル技術の分類
第2章 GFRPリサイクル技術の動向
(1) GFRPの歴史
(2) 国内のGFRP出荷量と用途
(3) 欧州のGFRP生産量
(4) GFRPの廃棄物処理
1. 国内のGFRPリサイクル技術
1.1 マテリアルリサイクル
1.2 熱分解法
1.3 超臨界流体法
1.4 加溶媒分解法
1.5 その他の回収技術
1.6 再利用技術
2. 海外のGFRPリサイクル技術
2.1 GFリサイクル
2.2 マテリアルリサイクル
2.3 熱分解法
2.4 超臨界流体法
2.5 加溶媒分解法
2.6 その他の回収技術
2.7 易分解性樹脂
2.8 再利用技術
第3章 CFRPリサイクル技術の動向
(1) 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の出荷量
(2) CFRPの用途
(3) Boeing787に使われている材料
(4) PAN (PolyAcryloNitrile)系CFの製造法
(5) CF製造時のエネルギーとCO2排出量
(6) CF廃材の種類
(7) CFRP廃材のリサイクルに適用可能な技術
(8) 各種CFRPリサイクルの比較
1. 国内のCFRPリサイクル技術
1.1 マテリアルリサイクル
1.2 熱分解法
1.3 超臨界流体法
1.4 加溶媒分解法
1.5 その他の回収技術
1.6 易分解性樹脂
1.7 再利用技術
2. 海外のCFRPリサイクル技術
2.1 CFリサイクル
2.2 マテリアルリサイクル
2.3 熱分解法
2.4 超臨界流体法
2.5 加溶媒分解法
2.6 その他の回収技術
2.7 易分解性樹脂
2.8 再利用技術
第4章 結言
1. 結論
1.1 GFRPリサイクル技術
1.2 CFRPリサイクル技術
2. 今後の技術課題
2.1 回収技術
2.2 加工技術
2.3 再利用技術
参考文献
☆目次の詳細とお申し込みはこちらをご覧ください↓
https://cmcre.com/archives/99255/
◎CMCリサーチ刊行関連書籍のご案内
(1)CFRPの用途別動向とビジネス戦略の再構築
https://cmcre.com/archives/80537/
■ 発 刊:2021年6月4日
■ 著 者:平野 康雄
■ 定 価:冊子版 70,000 円(税込 77,000 円)
セット(冊子 + CD) 90,000 円(税込 99,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・127頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-03-3
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/80537/
(2)廃プラスチック問題の現状および解決のための最新技術と展望
~ 循環経済(Circular Economy)に向けて ~
https://cmcre.com/archives/57629/
■ 発 刊:2020年3月19日
■ 定 価:冊子版 90,000 円(税込 99,000 円)
セット(冊子 + CD) 100,000 円(税込 110,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・270頁
■ 編集発行: (株) シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-74-2
☆発行書籍の一覧はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/
◎最新セミナー/ウェビナーのご案内
〇 5G/6G時代に対応するFPC最新市場・技術動向
開催日時:2022年7月1日(金)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/96544/
〇 異種材料接着・接合の基礎と最新技術、及び強度/信頼性/耐久性向上と寿命予測法
開催日時:2022年7月1日(金)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/96964/
〇 技術者のための表面熱処理技術の基礎と応用
開催日時:2022年7月4日(月)10:00~17:00
https://cmcre.com/archives/97392/
〇 xEV・LIB・LIB構成部材の市場動向 ― 中国・欧州・米国・日本の4市場の展望 ―
開催日時:2022年7月4日(月)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/97174/
〇 再生医療用機能性高分子足場材料の最新動向
開催日時:2022年7月5日(火)13:30~16:30
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〇 AI画像認識システムの基礎と応用
開催日時:2022年7月5日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/92622/
〇 ラジカル重合の基礎と反応解析、注意点、新規材料開発への応用
開催日時:2022年7月6日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/97654/
〇 中国における廃プラリサイクル・生分解プラスチックの動向
開催日時:2022年7月6日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/97497/
〇 バイオマス粉体を複合化した海洋生分解性プラスチックの開発事例
開催日時:2022年7月7日(木)13:30~15:00
https://cmcre.com/archives/97773/
〇 3Dプリンターを利用した複合材料成形と応用展開
開催日時:2022年7月7日(木)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/98435/
〇 完全架橋型ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーコンパウンド(f-TPV)入門
開催日時:2022年7月7日(木)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/97581/
〇 マテリアルズインフォマティクスの中核をなす計算科学シミュレーション技術
開催日時:2022年7月8日(金)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/97077/
〇 次世代ミリ波システムに望まれる材料と応用
開催日時:2022年7月8日(金)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/97758/
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☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
https://cmcre.com/archives/category/seminar/semi_cmcr_f/
Trends and issues in GFRP & CFRP recycling technology and development of applications for recovered materials
◎刊行に当たって
熱硬化性樹脂複合材料の代表的な製品としては,不飽和ポリエステル樹脂/ガラス繊維複合材料(GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastics),エポキシ樹脂/炭素繊維複合材料(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)が挙げられる.GFRPは1940年代には主に輸送機器用途に開発され,小型船舶の船体,自動車本体及び部品,小型飛行機の機体などに使用され始めた.日本へは終戦後に初めてその技術が導入されたが,1960年代には,漁船,浄化槽,浴槽,パネルタンクなどが開発され,1970年代に急速に需要を伸ばした.その後も需要は拡大し続け,特に最近では中国を中心とするアジアでの伸びが大きい.
一方,CFRPは非常に高価であったため,1970年代には釣り竿,ゴルフクラブ,テニスラケット,バドミントンラケット,卓球ラケット,スキー,自転車などのスポーツ・レジャー用品などにしか使用されなかった.しかし,2000年に入ると価格もだいぶ下がり,航空機の胴体や主翼などの一次構造材に使用されるようになってきた.また,高級乗用車,電気自動車の主要部品などにも使用されている.2020年以降は大幅に需要が拡大すると期待されている電気自動車の車体,洋上風力発電機のブレード,燃料電池自動車の水素タンクなどへの利用が広がり,CFRPの需要も急速に伸びると予想されている.
これらのFRP製品はその特長である高強度,耐熱性,難燃性,耐薬品性などが原因となって,リサイクルを困難にしている.しかしながら,生産量が増えるに従い,廃棄物処理も大きな問題となってきた.1970年代から数々のリサイクル技術が検討されてきたが,2010年までに実用化されたのは,セメントの原燃料化技術だけである.2010年以降はFRPのリサイクル技術に関わる研究開発者の数も増え,少しずつ実用化され始めた.2015年以降は特に回収炭素繊維の再利用技術の開発が進み,自動車部品,ノートPCの筐体,建材,ベンチ,スポーツ用品,航空機部品,自転車部品,鉄道車両部品などへ利用が検討され,その一部は実用化された.
本書では,国内外で試みられてきた一連のFRPリサイクル技術を紹介する.本書では分かりやすくするために,通常,マテリアルリサイクル,ケミカルリサイクル,サーマルリサイクルと大別されるリサイクル技術を,さらに細かく,マテリアルリサイクル,熱分解法,超臨界流体法,加溶媒分解法,その他の回収技術,易分解性樹脂,再利用技術に分類し,年代順に紹介する.最後の結言で,それぞれのリサイクル技術を実用化した企業をまとめた.
柴田勝司
■ GFRP&CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
■ 発 刊:2022年6月28日発行
■ 著 者:柴田 勝司
■ 定 価:本体価格 70,000 円(税込 77,000 円)
本体 + CD セット 90,000 円(税込 99,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・211頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-23-1
➢ マテリアルリサイクル,熱分解法,超臨界流体法,加溶媒分解法,その他の回収技術,易分解性樹脂,再利用技術に分類し,年代順に紹介!
➢ 国内外で試みられてきた一連のFRPリサイクル技術を紹介!
➢ 著しく発展する海外企業のGFRP&CFRPリサイクル技術と戦略とは!
➢ リサイクル技術の今後の課題として、回収・加工・再利用技術を詳述!
➢ 熱分解法や加溶媒分解法など、CFRP廃材からのCFの分離技術の比較!
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【本書の構成および目次概要】
第1章 緒言
(1) 複合材料の定義と分類
(2) 米国の各種FRPの市場
(3) バサルト繊維
(4) プラスチックリサイクル技術の分類
第2章 GFRPリサイクル技術の動向
(1) GFRPの歴史
(2) 国内のGFRP出荷量と用途
(3) 欧州のGFRP生産量
(4) GFRPの廃棄物処理
1. 国内のGFRPリサイクル技術
1.1 マテリアルリサイクル
1.2 熱分解法
1.3 超臨界流体法
1.4 加溶媒分解法
1.5 その他の回収技術
1.6 再利用技術
2. 海外のGFRPリサイクル技術
2.1 GFリサイクル
2.2 マテリアルリサイクル
2.3 熱分解法
2.4 超臨界流体法
2.5 加溶媒分解法
2.6 その他の回収技術
2.7 易分解性樹脂
2.8 再利用技術
第3章 CFRPリサイクル技術の動向
(1) 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の出荷量
(2) CFRPの用途
(3) Boeing787に使われている材料
(4) PAN (PolyAcryloNitrile)系CFの製造法
(5) CF製造時のエネルギーとCO2排出量
(6) CF廃材の種類
(7) CFRP廃材のリサイクルに適用可能な技術
(8) 各種CFRPリサイクルの比較
1. 国内のCFRPリサイクル技術
1.1 マテリアルリサイクル
1.2 熱分解法
1.3 超臨界流体法
1.4 加溶媒分解法
1.5 その他の回収技術
1.6 易分解性樹脂
1.7 再利用技術
2. 海外のCFRPリサイクル技術
2.1 CFリサイクル
2.2 マテリアルリサイクル
2.3 熱分解法
2.4 超臨界流体法
2.5 加溶媒分解法
2.6 その他の回収技術
2.7 易分解性樹脂
2.8 再利用技術
第4章 結言
1. 結論
1.1 GFRPリサイクル技術
1.2 CFRPリサイクル技術
2. 今後の技術課題
2.1 回収技術
2.2 加工技術
2.3 再利用技術
参考文献
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(1)CFRPの用途別動向とビジネス戦略の再構築
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■ 発 刊:2021年6月4日
■ 著 者:平野 康雄
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■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
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〇 完全架橋型ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーコンパウンド(f-TPV)入門
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