名調教師・藤沢和雄が競馬の醍醐味を語りつくす。『これからの競馬の話をしよう』
馬と一緒に過ごしながらいつも考えていたこと
「競馬を楽しんでほしい」
馬という動物を大切な友人だと思ってほしい」
今年2月、数々の名馬を育て上げた藤沢和雄調教師が、ファンや関係者に惜しまれながら引退した。通算1570勝、重賞126勝のうちG1・34勝、リーディングトレーナーになること14回、早くから海外競馬にもチャレンジして、史上最強マイラーとの呼び声高いタイキシャトルでジャック・ル・マロワ賞(仏G1)に勝つなど、成し遂げた偉業は枚挙にいとまがない。集団調教や馬なり調教など海外の手法を日本競馬界に持ち込んだ革命児でもある。
そんな名伯楽が、ウマ娘ユーザーからオールドファンまで、競馬がもっと楽しくなる金言を贈る。
«今のファンは日本の競馬史で最も活躍している馬の子たちや騎手を生で見られるのだから存分に楽しんでほしい。馬券が当たる当たらないだけではなく、いろんな楽しみ方をしてほしい。»
(本文より)
【本書の主な内容】
- 「馬が可愛いから競馬場に来る」でいい
- 「血統」を眺めていると発見がある
- 「勝つ馬」より「いい種牡馬」をつくる
- 「一勝より一生」そしてその子供たち
- 一頭の牝馬が歴史をつくる
- 勝敗を左右する「厩舎力」の源泉とは
- これからは「ダート競馬」が面白い
- パドックでの所作には意味がある
- 日本馬はもうすぐ世界を制する
日本競馬のシステム、血統の重要性、海外競馬への思い、そして馬の愛おしくも強かな心情まで、競馬を愛するすべてのファンとホースマンに語りかける珠玉のメッセージ。
これから年末まで続くビッグレースの前に、ぜひご一読を!
「フジさんが競馬の奥深さを教えてくれる贅沢な一冊だ!」――調教師・国枝 栄
〈目次〉
はじめに
第1章 「競馬新時代」の楽しみ方
第2章 競馬の「システム」と「ルール」
第3章 今、「血統」が始まった
第4章 「良血馬」の条件
第5章 「一口馬主」のススメ
第6章 日本の馬取引を考える
第7章 新しいトレンドは「ダート」と「地方」
第8章 サラブレッドの本音
第9章 海外競馬の醍醐味
終章 あとがきにかえて
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小学館新書
『これからの競馬の話をしよう』
著/藤沢和雄
定価:880円(税込)
判型/頁:新書判/192頁
ISBN978-4-09-825426-2
小学館より発売中(9/29発売)
本書の紹介ページはこちらです↓↓↓
https://www.shogakukan.co.jp/books/09825426
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【著者プロフィール】
藤沢和雄(ふじさわ・かずお)
1951年9月、北海道生まれ。87年に調教師免許を取得して88年に開業。以後JRAのG1・34勝など重賞は126勝。98年にはタイキシャトルでフランスのG1ジャック・ル・マロワ賞を勝つ。最多勝利14回、最多賞金獲得8回。通算1570勝は歴代2位。2022年2月末の勇退後はJRAアドバイザーとして競馬の発展に尽力。6月にはJRAの顕彰者に選出され殿堂入りした。管理馬は他にシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ダンスインザムード、ソウルスターリング、レイデオロ、グランアレグリアなど。
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