【ブルガリ】ブルガリが新たにジュエリーマニュファクチュアリングを拡張、世界最大規模を誇るジュエリー制作の拠点に

ブルガリ・ジャパン合同会社

メイド イン イタリーという価値観に捧げる敬意:ローマン ハイジュエラーであるブルガリは、イタリアが誇る金細工の街、ヴァレンツァで革新性、サヴォアフェールの継承、サステナビリティを軸とする独自のエコシステムをダイナミックに拡張しました。この先進的なプロジェクトは2029年までに生産能力を倍増させることを目標としており、2017年時より4倍に拡大します。また、さまざまな世代の才能ある職人が培ってきた専門技術に投資すると共に、外部の学生も受け入れるブルガリ初の教育センター「ラ スクオラ ブルガリ」を設立します。

2025年4月16日(ヴァレンツァ、イタリア)-ブルガリがヴァレンツァに新たに拡張したジュエリーマニュファクチュアリングが完成しました。単一ブランドによるジュエリーの制作拠点としては世界最大規模を誇るこの施設は、建物などの構造だけでなく、運営においてもサステナビリティを追求した極めて模範的なものとなっています。約19,000平方メートルの拡張により、全体で33,000平方メートルもの面積を有することになったこの「マニファットゥーラ ブルガリ」は、2029年までに500人以上の職人を新たに雇用し、現在および将来の世代の才能ある職人に新たな機会をつくり、メイド イン イタリーのクラフツマンシップの真髄と芸術性を末永く伝えていきます。

このプロジェクトの中心にあるのはサステナビリティで、再生可能なエネルギー源を全面的に活用することで、拡張部分の運営において実質的にカーボンニュートラルを実現します。また、敷地内にはジュエリーに特化した新しいトレーニングスクールとしてブルガリが初めて従業員以外の一般に開放する「ラ スクオラ ブルガリ」が併設され、2017年以来、ブルガリの新規採用の職人に対するトレーニングを専門に行っている既存の「ブルガリ アカデミー」とあわせて運営されます。

このように「マニファットゥーラ ブルガリ」は、革新性、サステナビリティ、そしてサヴォアフェールの継承に対するメゾンのコミットメントと、メイド イン イタリーの卓越性が一体となった、他に類を見ないエコシステムと言えます。

ブルガリ グループ CEOであるジャン-クリストフ・ババンは、次のようにコメントしています。

「『マニファットゥーラ ブルガリ ヴァレンツァ』は、環境への責任、知識の伝承、従業員のウェルビーイングを合体させた制作拠点というブランドの包括的なヴィジョンを体現しています。今回の完工はブルガリの一貫体制において一つの節目となるもので、私たちはこの戦略を通じて一つの施設内でジュエリーの制作工程全体を監督し、継続的な革新と改善を促す体制を確立することを目指しています。30を超えるさまざまな国籍の職人たちを擁する『マニファットゥーラ ブルガリ』は、異なる文化が交差し、卓越性を追求する情熱を分かち合う、活気に満ちた制作拠点です。優秀な人材と高潔な取り組みが生み出すシナジーは、あらゆるもの、そしてあらゆる人がお互いの成長と貢献を通じて相互に結びつくという、ラグジュアリーに対する包括的なアプローチを反映しています」

ブルガリ グループ CEO ジャン-クリストフ・ババン @MATTEO CARASSALE

拡張により生まれ変わった「マニファットゥーラ ブルガリ」

2017年のオープンから8年、大規模な拡張計画を発表してからわずか2年半の間に、新生マニファッ

トゥーラ ブルガリの従業員数は、2017年の650人から現在では1,100人まで増加しました。同施設では、2029年までに1,600人を超える従業員数と、生産能力の倍増という目標を掲げています。今回の拡張プロジェクトは、2017年に完成した複合施設と接合する2つの新しい建物を建設するというもので、ジュエリーの制作に特化した建物と「ラ スクオラ ブルガリ」を擁する建物がそれぞれ既存の建物と外部の吊り橋によって結ばれています。新たな増築部分のうち、1,000平方メートルは「ラ スクオラ ブルガリ」のためだけに使われる予定で、サヴォアフェールの継承と卓越したクラフツマンシップを重視するブルガリの揺るぎない姿勢を物語っています。

今回の拡張は、垂直統合というブルガリの戦略的ヴィジョンを裏付ける大規模なプロジェクトであり、原材料の調達から最終的なクリエイションに至るまで、ジュエリーの全制作工程を確実に監督すると同時に、職人が培ってきた伝統を未来へと推し進めるものとなります。ハイジュエリーを手掛けるブルガリは金細工という芸術を守る後ろ盾として、19世紀初頭から類まれなクラフツマンシップを受け継いできたこの地へのコミットメントをさらに強化します。

拡張を支えるサステナブルなアプローチ

新拠点は完全にサステナブルなアプローチで設計されており、エネルギー効率を追求する指針に従い、周辺地域の環境とその生物多様性を保護しながら環境フットプリントを大幅に削減します。今回の施設拡張には、エネルギー需要の最大50%をカバーするソリューションが組み込まれており、残りは100%再生可能なエネルギーで賄われています。具体的には、深さ200メートルまで伸びる100本の地熱プローブを通じて、冷暖房用に約800kWhの熱エネルギーを供給する地熱フィールドなど、カーボンフットプリントを元々ある複合施設の水準から増やさないようにするために設計された技術システムが新たな建物に導入されています。

この再生可能エネルギーの取り組みは地中にとどまらず空へも広がっており、中央の建物の屋上と駐車場エリアには4,100枚以上のソーラーパネルを設置するなど、太陽光発電も意欲的に採用しています。最適化された空気処理ユニットから、精密に制御された作業環境の室温調整、プラスチック禁止の方針から水管理プロセスに至るまで、業務運営のあらゆる側面が環境負荷を最小限に抑えながら効率を最大化できるよう調整されています。

中央の建物の屋上のソーラーパネル
中央の建物の屋上のソーラーパネル

新規拡張部分は既存の施設と同様、周囲の環境にシームレスに溶け込んでいます。革新的な技術と環境負荷の低い素材を使用して建設した施設は、グリーンビルディング認証制度LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)のGOLD認証を取得しました。2017年に開業した制作施設もすでに獲得しているこの認証は、建造物のサステナビリティを評価する世界で最も厳格な基準とされています。さらに、「マニファットゥーラ ブルガリ」は企業の社会的責任、環境保護、原材料のサプライチェーンにおける加工・流通過程管理(CoC)に関しても新たな基準を設けています。2022年1月以降、ブルガリはすべてのジュエリーのクリエイションにおいて、RJC(責任あるジュエリー協議会)の定めるCoC認証を得たゴールドのみを使用しています。この重要な目標を達成したことにより、ブルガリは業界で最も厳しい規格を完全に順守し、ジュエリーの全製品を認証済みのゴールドのみで制作する初のジュエラーという偉業を成し遂げています。

またブルガリは、施設の敷地内にとどまらず、地域全体や生物多様性にもプラスの影響をもたらすというコミットメントのもと、ポー・オルバ川公園管理局と協議の上、フェンス外側の8,000平方メートルの土地に在来種の樹木を植林する取り組みも行っています。この取り組みには、ブルガリの従業員や地域の人々が憩い、楽しむためのエリアの整備や、約100万匹のミツバチを飼育する巣箱10個の設置に向けた地元養蜂家との協働も含まれています。

素材の調達や職場の安全衛生、環境管理に関しては、RJCやISOの厳格な基準に基づく認証を通じて高い基準を保証する一方、マニファットゥーラ ブルガリの包括的な枠組みは、健康とワークライフバランスの両立を実現すべく、従業員のウェルビーイングに関するイニシアティブも取り入れています。健康診断から子供向けのサマーキャンプ、企業コンシェルジュからサステナブルな移動手段に関するプログラムまで、協調的なアプローチを通じて、これらの取り組みから環境面のメリットと実務的な恩恵を確実に得られるようにしています。

伝統とこれから

今回の「マニファットゥーラ ブルガリ」の拡張とあわせて、施設内に従業員以外を学生として迎え入れるブルガリ初の教育センター「ラ スクオラ ブルガリ」がオープンします。このセンターはジュエリーに完全に特化した教育機関で、金細工や顕微鏡を使用した宝石の石留めについて学ぶ専門コースを提供します。イタリア、マルチャニーゼにあるセントロ オラフォ イル タリ(Centro Orafo Il Tarì)の組織の一つで金細工師の養成機関として有名なTADS(タリ デザイン スクール)との提携により開発・運営されるこの学校のプログラムは、卓越したジュエリーをゼロから作り上げるために必要なすべてのスキルを習得できるよう設計されています。学生はここで伝統の技を受け継ぎながら、それを最も革新的な手法とあわせて活用する方法を学ぶことができます。

プロジェクトの要となるこの教育センターは、ジュエリーの制作施設内に初めて設けられた学校であり、新設の建物と既存の建物の中間に位置しています。これは、伝統的なノウハウと次世代の職人たちを結びつける、過去と未来の象徴的な架け橋と言えるでしょう。一方、「ブルガリ アカデミー」はブルガリに入社した職人を対象としており、ブルガリという世界のエクセレンスを体現する特定のクラフツマンシップの技術習得に焦点を当てた非常に高度な専門プログラムです。「ラ スクオラ ブルガリ」とあわせて、ブルガリは情熱と専門技術に裏打ちされた金細工の伝統を守り、次世代に伝えていくというコミットメントをさらに強化していきます。

ブルガリのジュエリー事業本部マネージング ディレクター、コリンヌ・ル・フォルは次のようにコメントしています。

「伝統的な美術工芸を守り、発展させることは、ブルガリのアイデンティティを守る上で欠かせないことです。『ラ スクオラ ブルガリ』では、学生たちが熟練した金細工職人や学術分野の専門家のほか、ジュエリー業界で確固たる地位を築いたプロフェッショナルたちから指導を受けることができます。この実践的かつ理論的なトレーニングはイタリア教育省による認定を受け、ヨーロッパの基準に沿ったもので、才能あふれる学生たちにブルガリの世界で専門性をさらに高める機会を提供します。2017年に発足した『ブルガリ アカデミー』と共に、この新たな教育イニシアティブは、メイド イン イタリーの才能と芸術性に対する投資を具体的かつ象徴的な形で表しています」

お問い合わせ先:ブルガリ・ジャパン 0120-030-142 https://www.bulgari.com/ja-jp/

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会社概要

ブルガリ・ジャパン合同会社

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URL
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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区銀座2-7-12
電話番号
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代表者名
デニス・コアン
上場
海外市場
資本金
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設立
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