「服を捨てない」未来のために ファミリーマートで不要になった衣料品を回収! ~コンビニエンスウェアでも使用する素材に生まれ変わる~

株式会社ファミリーマート

 株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は、衣料品に関する資源循環型社会への貢献を目指し、株式会社ECOMMIT(本社: 鹿児島県薩摩川内市、代表取締役CEO:川野輝之)が展開する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の専用回収ボックスを、東京都内のファミリーマート10店舗に設置する実証実験を2024年12月16日(月)から開始します。

 専用回収ボックスでは、ご家庭で不要になった衣類や雑貨を回収します。回収された一部衣料については、ファミリーマートのオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア」でも使用している再生ポリエステル糸「RENU(レニュー)」の原材料として使用されます。

◆リアルな店舗網を活かした循環型社会への貢献

 世界では毎年約1,000億着の衣料品が生産されていると言われています。その裏側には、膨大な量の廃棄繊維や不要になった衣料品が存在し、深刻な問題となっています。これらの衣料品の多くは、リサイクルされることなく、廃棄、焼却、埋め立てといった方法で処理され、地球環境に大きな負担をかけています。新しい衣料品の生産には、限りある石油資源が大量に消費されています。持続可能な社会の実現のためには、衣料品の生産から消費、廃棄にいたるまでのライフサイクル全体を見直し、環境負荷を低減することが不可欠です。

 ファミリーマートではこれまでに、全国16,000店以上の店舗網を持つ強みを活かし、ご家庭で不要になった食品を店舗で回収し、地域において食支援の必要な人にお届けする「ファミマフードドライブ」の取り組みを4,000店以上(2024年11月末時点)で展開しています。

 今回は、衣類などのリユース・リサイクルの分野においても、店舗のネットワークを有効活用することができると考え、本実証実験を実施することにいたりました。

◆回収された衣類の一部は「コンビニエンスウェア」でも使用する素材に!

 本実証実験では、東京都内の10店舗に専用回収BOXを設置して、ご家庭にある不要になった衣類と雑貨を回収します。回収された衣類などの不要品は、ECOMMITが国内外でリユース品として再流通させるほか、リユースが難しいものはECOMMITのリサイクルパートナーを通じて再資源化などが行われます。

 回収された衣類の一部(ポリエステル100%の衣類)は、伊藤忠商事株式会社が展開するリサイクルポリエステルブランド「RENU」のプロジェクトを通じて、再生繊維(再生ポリエステル)に生まれ変わります。ファミリーマートのオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア」の一部商品では、「RENU」の再生ポリエステル糸を使用しています。

<実証実験の概要>

(1)実施期間

 ・2024年12月16日(月)〜2025年6月15日(日)

(2)実施店舗 ※東京都内10店舗

 ・ファミリーマート池袋本町一丁目店(東京都豊島区)

 ・ファミリーマート中野弥生町本郷通り店(東京都中野区)

 ・ファミリーマート伊藤忠ビル店(東京都港区)

 ・ファミリーマート大森ベルポート前店(東京都品川区)

 ・ファミリーマート浜松町一丁目店(東京都港区)

 ・ファミリーマートムスブ田町店(東京都港区)

 ・ファミリーマート南大井三丁目(東京都品川区)

 ・ファミリーマート中神駅前店(東京都昭島市)

 ・ファミリーマート武蔵村山新青梅街道店(東京都武蔵村山市)

 ・ファミリーマート青梅末広町二丁目店(東京都青梅市)

※店舗への問い合わせはご遠慮ください。

(3) 回収対象商品

 ・衣類(こども服、トップス、ボトムス、ジャケット、コート、シャツ、スカート 他)

 ・ホビー用品・ファッション雑貨(ゲームソフト、ミニカー、ブロック、フィギュア、ソフビ人形、 ぬいぐるみ、キャップ、ベルト、バックパック 他)

 ※注意事項

 ・一部回収対象外となるものがあります。

 ・濡れたものを入れないでください。

 ・散らばるものは袋にまとめてから入れてください。

 ・一度回収したものは返却できません。

(4)検証項目

 ・店舗における回収状況

 ・店舗でのオペレーション

  など

(5)今後の予定

 ・実証実験の検証を通じて、店舗の拡大を検討します。

<ご参考情報>

◆「コンビニエンスウェア」について

 「コンビニエンスウェア」は、ファッションデザイナーの落合宏理氏との共同開発のもと、「いい素材、いい技術、いいデザイン。」のコンセプトを掲げ、展開しているファミリーマートオリジナルアパレルブランドです。2021年のブランド立ち上げ以来、身近さと手軽さ、確かな品質がご好評をいただき、衣料品をコンビニで購入するという新たな文化を創造しています。2023年11月にはコンビニエンスストア初となるファッションショーを開催し、さらなる可能性に挑戦しました。

 ▼コンビニエンスウェアのブランドページ

 https://www.family.co.jp/goods/conveniencewear.html

 ▼「コンビニエンスウェア」で再生ポリエステル糸「RENU」を使用している商品例

  ・インナーTシャツ(紳士用Vネック・クルーネック各種)

  ・スキンタンクトップ(婦人用各種)

  ・キャミソール(婦人用各種)

  ・発熱・保温ボディウェア「REHEAT」(紳士用・婦人用各種)

  ・軽量・保温マフラー(各種)

◆「PASSTO」について

「PASSTO」は、 PASS TOを短縮した造語で、「次の人に渡す、未来に渡す」を意味しています。PASSTOは、生活者の身近な場所で資源循環の入口となり、使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくります。PASSTOでお預かりした衣類のリユース・リサイクル率は約98%。単純焼却された場合と比べて、CO2排出量の削減にも貢献しています。

PASSTO official website : https://www.passto.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/passto.jp

PASSTOコンセプトムービー:https://www.youtube.com/watch?v=seu_1WqX1fA

◆株式会社ECOMMITについて

 ECOMMITは「捨てない社会をかなえる」ために、ものが循環するインフラをビジネスで実現する循環商社です。全国7箇所に自社の循環センターを持ち、不要になったものを回収・選別・再流通しています。さらに、"ものの流れ"をデータ化する自社開発のトレーサビリティシステムにより、リユース・リサイクル率の算出や、CO2削減量のレポーティングまで行うことで、企業や自治体のサステナビリティ推進に向けたサービスを包括的に提供しています。 URL:https://www.ecommit.jp/

(1)会社名 株式会社ECOMMIT

(2)代表者 川野 輝之

(3)所在地 鹿児島県薩摩川内市水引町2803

(4)URL https://www.ecommit.jp/

(5)設立 2008年10月1日

(6)事業内容:循環型社会に向けたインフラ・システム開発およびリユース・リサイクル事業

 ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指してまいります。

以上

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会社概要

株式会社ファミリーマート

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URL
https://www.family.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 9F
電話番号
0120-079-188
代表者名
細見 研介
上場
未上場
資本金
166億5900万円
設立
1981年09月