コロナ禍で広がる「ディグるキャリア」異領域への新たなキャリアチェンジの兆し 12/23(木)『コレカラ会議』開催報告

株式会社リクルート


株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)は、『コレカラ会議』を2021年12月23日(木)に開催し、国内人材領域における新たな動向として「ディグるキャリア」を発表いたしました。『コレカラ会議』は、リクルートの様々なサービス(就職、結婚、進学、住宅、自動車、旅行、飲食、美容、業務・経営支援など)を領域横断で俯瞰し、社会の変化をつかみ、問題提起や提言を通じてより良い未来へ貢献する目的で開催しています。後日、詳細レポートも公表予定です。
 
 ■「ディグるキャリア」とは
  

自らの経験をDigる(深く掘り起こす)ことで、新たな業界・職種、新たなキャリアに挑戦する。
 いま、社会人インターンシップ・キャリア採用・派遣の領域で、ディグるキャリアの実践者が増えつつあります。Digるとは、掘り起こす・宝物を掘り当てるの意。 ディグるキャリアの実践者は、自らの宝物の探索者でもあります。これまでの経験やスキル、感情を深くDigることで、心から夢中になれる異領域へ挑戦する人が増加。背景には、個人のキャリア観の変容や、構造的な人材不足による異能人材への企業の期待があります。実際、コロナ禍の転職市場では、業種や職種を越えた“越境転職”の割合が、過去最高になっています。ディグるキャリアは、構造的な人材不足ニッポンにおいて、個人に眠る才能を掘り起こし、企業の再成長を促すカギです。 (株式会社リクルート HR統括編集長 藤井 薫)
 
 ■変わる労働市場 | 越境人材の獲得へ。お試し機会・新しいモノサシ・リスキリングの拡大
 
 お試し機会の提供企業は6年で8倍

 社会人インターンシップ領域では「お試し機会」を提供する企業が増加。会社を越えて成長企業に参画できるサービス『サンカク』の累計利用社数は2015年から6年で8倍になりました(※1)。
 異業種×異職種への転職が最多
 キャリア採用領域では、いまや「異業種×異職種」の転職が最多パターンになっています。転職支援サービス『リクルートエージェント』の転職決定者分析(2009年度〜2020年度)(※2) を見ると、雇用市場は「異業種×異職種」への転職が増加。2009年度の時点では、「異業種×異職種」の転職は24.2%でしたが、2020年度では36.1%となり、他の3つの転職パターンを上回ります。
 リスキリングを前提とした新規採用決定数が増加
 派遣領域ではリスキリング(Re-skilling:職業能力の再開発・再教育、近年は特にデジタル系職種に転換するための職業能力再開発という文脈で使われることが多い)(※3)を前提とした異業界や異職種からのキャリアチェンジが増加。技術者・ITエンジニアの人材総合サービスを展開する『スタッフサービス・エンジニアリング』のリスキリングを前提とした新規採用決定数は、2019年と比較して増加しています(※4)。


 
 
 ■変わる労働市場 |「ディグるキャリア」を加速する労働市場の3つの変容
 個人は自身の経験を、企業はジョブや求めるスキルを、微細に掘り起こすことが、個人に眠る才能を掘り起こし、個人と企業の再成長を促します。
 転職以前の「お試し機会」拡大
 社会人インターンシップ領域における「お試し機会」の拡大によって、自身の経験の活用機会や、自らが夢中になれる貢献機会への意外な気づきが拡大しています。
 転職活動での「微経験採用」拡大
 キャリア採用領域では、業界・職種経験によらない微細な経験を掘り起こし異能スキルを評価する、新たなものさしが拡大しています。それにより、多様な出会いが拡大しています。
 リスキリングの拡大
 培ってきた経験に加え、新たなスキルを強化する入社後の学び直しが拡大しています。それにより、入社後活躍が加速しています。
  


※1 株式会社リクルート『サンカク』累計利用社数(2015年5月を1とした推移)
 ※2 株式会社リクルート「転職決定者データ分析 10年間で起きた中途採用市場の構造変化」(2021年8月)

https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20210805_hr_02.pdf
 ※3 株式会社リクルート リクルートワークス研究所「リスキリング 〜デジタル時代の人材戦略〜」(2020 年 9 月)
 (https://www.works-i.com/research/works-report/item/reskilling2020.pdf
 ※4 株式会社スタッフサービス『スタッフサービス・エンジニアリング』
 ・ 新規採用決定数:2019年の新規採用決定数の平均を1とした場合
 ・ 微経験の定義:理系出身者で実務経験のない方や、周辺領域も含め半年以上(〜おおむね3年未満)の経験のある方(文理問わず)などを指す。
 
 ■『コレカラ会議』とは
 新型コロナウイルス感染症によって日常生活が一変してから、私たちはとても長い時間を過ごしています。こんな時だからこそ、一人ひとりが未来に向けて前向きな一歩を踏み出せる日本でありたい。流れに身を任せて未来を待つのではなく、未来へ自ら動き出せる日本でありたい。そのように考え、より良い未来へ貢献する目的で『コレカラ会議』を開催しています。
 2009年度から11年間、年に一度開催していた『トレンド予測発表会』では、「変化の兆し」を紐解きながら「近い未来」を発信してきました。しかし昨年、新型コロナウイルス感染症による非連続で変化の激しい日常に面したことから、「日本の未来を良い未来につなげる兆し」の発信である『コレカラ会議』へと進化いたしました。
 リクルートは、就職、結婚、進学、住宅、自動車、旅行、飲食、美容、業務・経営支援など様々なサービスを展開しています。その特徴を活かし、領域横断で俯瞰することから社会の変化をつかみ、問題提起や提言を行ってまいります。
 
 ■開催概要
 日時2021年12月23日(木) 11:30〜12:30
 場所オフライン会場・オンライン配信同時開催
 オフライン会場|JR東京駅 グラントウキョウサウスタワー
 オンライン開催|Zoom Webinar
 主催株式会社リクルート
 
 スピーカー

モデレーター
 藤井 薫(ふじい・かおる)
 株式会社リクルート
 HR統括編集長
 『リクナビNEXT』編集長。1988年リクルート入社以来、人材事業のメディアプロデュースに従事。TECH B-ing編集長、Tech総研編集長、アントレ編集長、リクルートワークス研究所Works編集部を歴任。リクルート経営コンピタンス研究所兼務。著書に『働く喜び 未来のかたち』(言視舎)。
  

社会人インターンシップ領域
 古賀 敏幹(こが・としき)
 株式会社リクルート
 Division統括本部 HR本部 HRエージェントDivision 
 ビジネスグロース部 サンカクグループ
 新卒で大手電機メーカーにソフトウェアエンジニアとして就職。新規事業開発を担当後、『サンカク』立ち上げのタイミングでリクルートに転職、サンカクのプロダクトおよび事業開発を担当。「社会人のインターンシップ」「ふるさと副業」の立ち上げなど、社会人の社外活動を支援することを主軸に、企業の経営支援や採用ブランディングの支援を行っている。
  

キャリア採用領域
 早崎 士郎(はやさき・しろう)
 株式会社リクルート
 Division統括本部 HR本部 HRエージェントDivision 
 インターネット・金融営業部 NET3グループ マネジャー
 新卒で大手日用品メーカーに法人営業として就職。2014年12月にリクルートキャリア(現リクルート)に転職。入社後は一貫して、インターネット領域の企業の採用支援を行う。大手マーケティングコンサル、SaaSプロダクト企業の2社で年間100名採用規模の案件に対しRPOリクルーターとして顧客の立場で採用業務を経験。スタートアップから超大手まで100社以上の顧客をこれまで支援。2020年4月からは同領域でマネジャー職に従事。
  

派遣領域
 平井 真(ひらい・まこと)
 株式会社スタッフサービス
 執行役員(エンジニア領域事業担当)
 2002年スタッフサービスに入社。事務職派遣の営業職、エンジニア派遣のオフィス長を経た後、13年にユニット長として近畿エリアを統括。15年4月、執行役員(事務領域事業担当)に就任、19年4月より現職。
 
 
 ▼リクルートについて
 https://www.recruit.co.jp/
 
 ▼本件に関するお問い合わせ先
 https://www.recruit.co.jp/support/form/

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会社概要

株式会社リクルート

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URL
https://www.recruit.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
電話番号
-
代表者名
北村吉弘
上場
未上場
資本金
-
設立
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