第13回日本放送文化大賞TOKYO FMがグランプリ受賞!

ミュージック ドキュメント 井上陽水×ロバート キャンベル「言の葉の海に漕ぎ出して」

TOKYO FM

本日11月7日、第65回民間放送全国大会が開催され、「第13回日本放送文化大賞」ラジオ部門において、TOKYO FMが企画制作した『TOKYO FM特別番組 ミュージック ドキュメント 井上陽水×ロバート キャンベル「言の葉の海に漕ぎ出して」』(2016年11月23日19:00~20:47放送)がグランプリを受賞致しました。
なお、日本放送文化大賞でTOKYO FMがグランプリを受賞するのは10年ぶりとなります。
 

今回グランプリを受賞した『TOKYO FM特別番組 ミュージック ドキュメント 井上陽水×ロバート キャンベ「言の葉の海に漕ぎ出して」』は、井上陽水の歌詞を通じ、“言葉の曖昧さ”が持つ「あたたかさ」や、「言葉が持つ本来の力」についてもう一度考えたいというという想いで制作した番組です。
日本に来て30年以上になるロバート キャンベルは1970年代から井上陽水の歌を聴き始め、数年前に井上陽水と知己を得てからはコンサートにも足を運ぶようになったといいます。そして入院生活をきっかけに歌詞の英訳を始めました。すると、歌詞の曖昧な日本語の意味を確定させないと英訳できないという壁が…。ロバート キャンベルは井上陽水に「これはどういう意味なんですか?」と質問をぶつけたそうです。番組では2人の対談を通じ、井上陽水の楽曲のオンエアとともに、歌詞の世界を読み解いていきます。さらに、井上陽水の歌の朗読をつとめるのは、三上博史。
番組が放送された昨年、2016年は、井上陽水が強く影響を受けたというボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞し、その「歌詞」が再び注目されました。また、アメリカ大統領選から飛び出したたくさんの言葉の暴力をはじめ、昨今は国内外で言葉の強烈さ、凶暴性が目立ちました。「言葉」について、今だからこそもう一度考えたい。そんな想いを込めて制作しました。

<日本放送文化大賞審査員の講評より抜粋>
井上陽水とロバート キャンベルの対談というユニークな企画で、音楽と言葉の“海の旅”が楽しめる。あいまいな日本語をロジカルな英語で詰めていく二人のやり取りがおもしろく、英語を鏡にすることで日本語の豊かさを伝えている。聴く人それぞれの時代の記憶と陽水の歌があいまって、幅広いリスナーが楽しめるクオリティの高い知的教養番組に仕上がっている。



詳しくは「日本民間放送」のホームページ(https://www.j-ba.or.jp/category/awards/jba101022)をご確認ください。


<グランプリ受賞作品紹介>
◆TOKYO FM特別番組 ミュージック ドキュメント 井上陽水×ロバート キャンベル「言の葉の海に漕ぎ出して」
《放送日時》 2016年11月23日(水・祝)19:00~20:47放送
《出演者》 出演:井上陽水、ロバート キャンベル(日本文学研究者)、三上博史(歌詞朗読)
《スタッフ》 プロデューサー:延江浩、増山麗央(TOKYO FM)
                                    演出:木村尚志、伏見竜也 演出補助:伊藤慎太郎 構成:小林浩子

 受賞歴:第71回文化庁芸術祭 優秀賞受賞
            第54回ギャラクシー賞 優秀賞受賞

 

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