【界奥飛騨】雪の宿を照らす和のライトアップ「飛騨玉の雪明り」開催｜2024年12月7日～2025年3月23日

～奥飛騨の風景をヒントに生まれた「飛騨玉（ひだたま）」が彩ります～

星野リゾート

2024年10月17日 15時00分

北アルプスの山々に囲まれ、全国屈指の湯量を誇る、岐阜県奥飛騨温泉郷の温泉旅館「界奥飛騨」は、2024年12月7日～2025年3月23日の期間、雪の宿を照らす和のライトアップイベント「飛騨玉の雪明り」を開催します。岐阜県は、豪雪エリアとして知られる場所が各地にありますが、「奥飛騨温泉郷」もその一つ。雪化粧の名峰を見上げたり、雪が降る中で温かいお風呂に身を委ねたり、この時期にしか味わえない楽しみが数多くあります。そこで、界奥飛騨では、温かな足湯が楽しめる館内の中庭で、雪深くなる冬の夜に楽しみを添えるライトアップを、期間限定で毎日開催します。

開催の経緯

界奥飛騨が位置する奥飛騨温泉郷は、日本有数の山々がそびえる北アルプスの麓に位置しています。高い山々に囲まれた土地は、とくに冬の間、早くに日没を迎えると、あたり一面は一気にひっそりとした静寂の世界に包まれます。そんな世界に、飛騨地域の文化や技術を取り入れた明かりが灯ります。山と森に囲まれて育まれた文化や技術が、冷たい空気の中で見る人の心にじんわりと伝わって、そのあかりの元を辿りたくなる、そんな空間を提案します。

特徴１　オリジナルデザインの和照明「飛騨玉（ひだたま）」がほんのり輝く

中庭を照らす照明は、この地域の風景や特有文化からヒントを得たオリジナルデザインの和照明「飛騨玉」。奥飛騨の冬の美しさを引き立てるアイテムとして誕生しました。ポイントは、電球の傘部分の形状が三角になっているところ。このデザインには、山の輪郭としての三角と、豪雪エリアならではの合掌造りを思わせる茅ぶき屋根の形の両方の意味を持たせています。また、三角の傘の内側にほどこされた「紅色」は、日本三大美祭りとして名高い「高山祭」や、地元の伝統工芸「飛騨春慶」、お土産として人気の「さるぼぼ」でもよく使用される色です。宿が位置する高山市は、面積の92％を山林が占め、山林資源の保有では日本トップクラスです。そんな山々と雪深さ、そして文化からインスピレーションを受けたデザインです。古くから受け継がれた温泉街の夜の情緒に、溶け込みつつ、新たな見どころとしてほんのり輝きます。

意匠設計協力：ICE都市環境照明研究所

所長ライティングディレクター　武石正宣氏

＜開催にむけたメッセージ＞

「飛騨玉とあわせて飛騨をイメージした路地行燈や、高いところからの月明かりの環境に合わせて木立の中に、和の光が静かに点在している。月明かりの中庭と飛騨玉の景色が、奥飛騨の冬の和のイメージになれば嬉しい。」

特徴２　雪と木が織りなすアートオブジェ

中庭の中央には、地元の飛騨の広葉樹の活用と地域活性化に取り組む「株式会社飛騨の森でクマは踊る」が手掛けたアートオブジェを設置します。飛騨高山で発展した木工技術「曲木（まげき）」の技巧が凝らされた作品です。全体に施された細い線のようなデザインは、木々を積雪から守る「雪吊り（ゆきづり）」の情景から発想されました。また、アートオブジェが重なり合うと連なった山の稜線のようなシルエットが浮かび上がるしかけです。アートオブジェにうっすらと雪が積もると、月明りで白く反射して、雪の世界に、幻想的な存在として浮かびあがります。