国内1,000社超導入のUdemy Business受講データランキングを発表 業種問わず社員・企業が求めるスキル差ギャップがリスキリングの壁 話題のChatGPTは全業種で受講人気が高い

―社会人の学び・リスキリング最新トレンド2023ー

 株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁)は、同社が2019年より法人向けに提供し、日経225の半数以上、国内1,000社以上に導入されているオンライン動画学習サービス「Udemy Business」の2023年第1四半期(4月~6月)の検索データおよび受講データをもとに国内リスキリングに関するトレンド分析を行いました。
Udemy Businessとは
 Udemyは、米国Udemy, Inc.が運営する世界5,200万人以上が学ぶオンライン学習プラット
フォームです。ベネッセコーポレーションは、2015年にUdemy社と日本における独占的業務提携を
行い、サービスを展開しています。日本限定の法人向けサービス「Udemy Business」は、国内利用者向けに世界21万本以上の講座から日本語および英語の約10,000講座を厳選し、サブスクリプション(定額制)で利用することができます。ビジネスに必要な領域を幅広くカバーし、各分野の専門知識を有する講師による最新かつ実践的な動画講座を、いち早く研修コンテンツとして提供しています。

調査結果
①社会人の学びに関する意識調査
 本調査は昨年2022年に続き、今年で2回目の実施となります。調査結果からは、「リスキリング」という言葉の認知率は社会人全体で56%と、昨年の23%から大幅に増加したことが分かりました。また、「リスキリング」が必要と感じている人は全体の56%ですが、実際に取り組んでいる人は全体の10%程度であり、「リスキリング」の認知は拡大し必要性も感じているが、実際に取り組む人は少ないことも分かりました。
 また、学習経験も今後の学習意欲もある『学習し続けている層(※図表内「学んでいます」層)』は社会人の約35%いるものの、社会人の約40%が、学習経験も今後の学習意欲もない『学習意欲なし層(※図表内「なんで学ぶの」層)』であることが分かりました。

■調査概要


「社会人の学びに関する意識調査2023」
・対象:全国18~64歳の男女
(学生を除く)、39,998名
・期間:2023年2月7日~2月9日
・方法:インターネット調査



②Udemy Business受講トレンド
1)Udemy Business 全体 検索トレンドTop10推移(2022年4月~2023年6月)
全業種でChatGPTの検索数が急上昇。Udemy Businessでも4月から受講が増え、どの業界でも人気講座となっている。

2)企業規模別 検索と受講トレンド(2023年4~6月と前年同時期比較)
●大企業と中小企業で「検索」「受講」のトレンドは若干異なる。
●中小企業の方がより実践的な講座を検索し、受講している。
 例:デジタル関連の場合、大企業は上位に「DX」、
 中小企業では「基本情報」「情報セキュリティ」とより実務寄りになる。

【データ分類】
●検索データ:企業に所属する方がUdemy Businessで実際に検索したワード(各個人の学習ニーズ​)
●受講データ:企業に所属する方が実際に受講した講座(組織の意志も反映された学習動向)

3)業種別 検索・受講データランキングと傾向(2023年4~6月上位5つを前年同時期比較)
【データ分類】

●検索データ:企業に所属する方がUdemy Businessで実際に検索したワード(各個人の学習ニーズ​)
●受講データ:企業に所属する方が実際に受講した講座(組織の意志も反映された学習動向)

 


ChatGPTのニーズが急上昇し、相対的にPythonやAzureのニーズが落ち着いた。受講動向では情報処理試験関連・情報セキュリティ・Javaの受講傾向が高まった。



ChatGPT以外ではAWSや英語のニーズが高まり、相対的にエクセルやPythonのニーズが落ち着いた。受講動向では、DXおよびChatGPTに関連して人工知能の受講が大幅に高まった。
 

 



ITパスポートや英語のニーズが高まっている。受講動向では、エクセルやDXの受講傾向が高まると共にIT基礎の受講が急上昇している。


ChatGPTおよび関連する人工知能のニーズが急速に高まった。受講動向では、DXが大幅に高まると共にChatGPT・人工知能の受講が急上昇している。

 

 


 

 


Python の人気が引き続き高い傾向にある。Power Automateの学習ニーズが高まっている。受講動向では、英語が高まっているのと同時にChatGPTと連動した人工知能が大幅に高まっている。


ITパスポートの学習ニーズが大幅に高まっている。
受講動向は、チームビルディングが急上昇しておりコミュニケーションの高まりと共にチームの働きを促進する学習傾向が高まっている。


ITパスポートのニーズが急速に高まっている。受講動向は、ダイバーシティ&インクルージョンの受講が急上昇しているのがこの業界の特徴。ITパスポートも学習ニーズに合わせて大きく上昇している。


ITパスポートや英語の学習ニーズが高まった。またPowerBIのニーズが急上昇した。受講動向では、ChatGPTと連動した人工知能の受講が高まっている。プロジェクトマネジメントも大きく上昇している。


■表記凡例

■調査結果をうけて

大塚 卓(おおつか すぐる)
株式会社ベネッセコーポレーション 社会人教育事業本部
ラーニングデザイン部  分析センター  センター長

今回の調査では、企業でのChatGPT活用ニーズが強いこと、各業種が抱える課題、また検索(個人の学習ニーズ)と受講トレンド(組織の意志も反映された学習動向)でのギャップが明らかになりました。リスキリングを進めるなかで、社員個人と企業間で学びのニーズが異なることもあります。今後は個人と組織が共通目標に向かい、双方が学びを起点に変化を起こせるよう、コミュニケーションをどのように深めるかが、リスキリングをすすめていくうえでの大きなポイントだと考えます。

■Udemy概要
Udemy公式サイト:https://www.udemy.com/ja/
Udemy Business公式サイト:https://ufb.benesse.co.jp/

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会社概要

URL
http://www.benesse.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
岡山県岡山市北区南方3-7-17
電話番号
086-225-1165
代表者名
小林 仁
上場
東証1部
資本金
136億円
設立
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