村上春樹『街とその不確かな壁』が3冠達成!上半期ベストセラー総合1位に
4月13日に発売された村上春樹さんの新作長編『街とその不確かな壁』が、トーハン調べ2023年上半期ベストセラー総合1位、日販調べ2023年上半期ベストセラー総合1位、オリコン調べ上半期BOOKランキング2023の1位と、3冠を達成いたしました。
著者が40数年の時をこえて描き切った1200枚におよぶ長編小説は、幅広い層の読者に読まれ、発売1か月半で電子書籍とあわせて累計40万部を突破しました。
また、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』など、本作と関係の深い村上作品も販売好調です。
村上春樹の<秘密の場所>へ――
十七歳と十六歳の夕暮れ。川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを……高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、きみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。
<古い夢>が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された「物語」が静かに動き出す。
<著者紹介>
村上春樹(むらかみ・はるき)
1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』(世界幻想文学大賞、ニューヨーク・タイムズThe 10 Best Books of 2005)、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』(第1部 顕れるイデア編、第2部 遷ろうメタファー編)がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、『村上春樹 雑文集』『ポートレイト・イン・ジャズ』等のエッセイ集、『辺境・近境』等の紀行文、カーヴァー、サリンジャー、カポーティ、フィッツジェラルド、マッカラーズの翻訳作品など著書・訳書多数。海外での文学賞受賞も多く、2006年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、スペイン芸術文学勲章、2011年カタルーニャ国際賞、2014年ヴェルト文学賞、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞、2022年チノ・デルドゥカ世界賞、2023年スペインのアストゥリアス王女賞(文学)を受賞。
特設サイト https://www.shinchosha.co.jp/special/hm/
村上春樹 Haruki Murakami 新潮社公式サイト https://www.shinchosha.co.jp/harukimurakami/
<書籍データ>
【タイトル】街とその不確かな壁
【著者名】村上春樹
【発売日】2023年4月13日
【造本】厚表紙丸背カバー
【定価】2970円(税込)
【ISBN】978-4-10-353437-2
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