朝日町と博報堂、「地方創生2.0(新しい地方経済・生活環境創生)」を推進
―「まちづくり会社を中核とした官・民・地域共創型『たのしい未来』づくり事業」を開始―
富山県朝日町(町長:笹原 靖直、以下 朝日町)と株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉 健司、以下 博報堂)は、国が推し進める「地方こそ成長の主役」の発想に基づく新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)を活用し「地方創生2.0」に向けた取組として、持続可能なまちづくりを目指す「まちづくり会社を中核とした官・民・地域共創型『たのしい未来』づくり事業」を開始いたします。
「まちづくり会社」構想は、朝日町で取り組んできた交通・地域振興・福祉・地域経済・防災などの公共DXサービスの運営において重要な役割を担ってきた地域コミュニティを進化させ、行政、民間、地域の垣根を超えた新たな地域運営体制で支えていくプロジェクトです。両者は「まちづくり会社」構想の社会実装により、公共サービスの効率化やシナジー効果の最大化を図り、住民の持続的な生活環境の維持・向上を目指します。

朝日町と博報堂は、2020年の公共ライドシェアサービス「ノッカルあさひまち」を皮切りに、マイナンバーカードとデジタルを活用した「LoCoPiあさひまち」など、地域課題に即した公共DXサービスの開発・実装に取り組んできました。2024年度は、「LoCoPiあさひまち」のさらなる生活者価値の向上を目指し、地域通貨「LoCoPiあさひまちコイン」、「防災管理機能」の追加など、サービス領域の拡張を続けています。これらの公共DXサービスは地域内での「共助」により支えられており、サービス運営を通じ、住民の地域振興へのモチベーション向上や、住民同士の新たなつながりが生まれるなど、地域コミュニティに変化が見えてきています。一方で、高齢化・人口減少による担い手不足や、地域事業者の減少等の課題も顕在化しており、将来に渡って豊かな生活環境を維持・提供できる運営基盤づくりが地域全体で求められています。
そこで朝日町と博報堂は、公共DXサービスをはじめとした地域全体運営の持続可能なモデルとして、官・民・地域共創型の「まちづくり会社」構想の社会実装に取り組みます。本取組では、町役場や地域おこし協力隊(官)、商工会や観光協会、博報堂(民)、そして地元住民・地域コミュニティ、移住者、共助コミュニティ(地域)が三者一体となり公共DXサービスをはじめとしたあらゆる地域サービスを効率化・最大化していきます。また、持続可能なまちづくりを志す運営人材を広く域内外より募集し、若者をはじめとした移住者の地域定着にもつなげます。
朝日町と博報堂は今後も、地域に価値を生み出すサービスを官・民・地域で共創し、「地方創生2.0」実現に向けた持続可能なまちづくりを推進していきます。
【「まちづくり会社」構想が目指す官・民・地域共創型の地域運営スタイル】
まちづくり会社を中核に、行政・民間・地域の垣根を超えた「官・民・地域共創」による体制を構築することで、地域サービスを支えます。例えば「教育×福祉×交通」といった、サービス分野を横断し連携可能な施策も企画するなど、町が一体となった新しい地域運営を実現していきます。

【令和6年度実装 新サービスについて】
地域通貨「LoCoPiあさひまちコイン」、防災サービス「LoCoPi防災機能」、観光DXサービス「ファンる〜ぷ あさひまち」、マイナンバーカードとデジタルを活用した3つの新たなサービスの提供を開始しています。
■LoCoPiあさひまちコイン

LoCoPiあさひまちコインは、マイナンバーカードをタッチするだけで、町内商業施設や飲食店で決済ができる地域通貨です。100円(税込)決済ごとにLoCoPiポイントが10ポイント貯まる仕組みで、ポイントは朝日町の特産物が当たる抽選会で利用できます。2025年4月1日時点、町内62事業者で利用可能です。本年2月14日よりチャージ額の10%がプレミアム分として付与される「プレミアムチャージキャンペーン」を開始し、3月31日までに約4,000万円の新規チャージと約2,800万円の決済による域内消費を創出しています。
※ご利用には、LoCoPiあさひまち利用登録及びチャージが必要です。
■LoCoPi防災機能
災害時におけるデジタルライフラインとしてLoCoPiあさひまちを活用。LoCoPiあさひまちと同じシステム、および端末を用いて、町内の指定避難所3箇所においてマイナンバーカード一枚で避難者の受付や管理を可能にする防災サービスです。またLoCoPiあさひまちのLINEミニアプリ上のアクションを通じた防災教育コンテンツ・マイタイムラインを新たに展開しました。

■ファンる〜ぷ あさひまち

朝日町を訪れる観光客を対象としたLINEミニアプリ「ファンる〜ぷ あさひまち」に登録することで、町民おすすめ観光地閲覧やスポット検索などのデジタル観光プログラム、参加店舗のQRコード読み込みやマイナンバーカード認証で地域の特産物や体験が当たるポイントラリー、ふるさと納税などを利用できます。LINEアプリのほかSNS、店舗・施設を活用して観光客と住民の新たなつながりを生み出し、朝日町の「好き」を循環させ、町全体を盛り上げるサービスです。

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