食文化と食産業が交差する都市新潟で「新潟フードテックタウン構想(仮称)」始動 食領域のスタートアップが生まれる街を目指し、約200名が集う「新潟フードテックタウンプレイボールイベント」を12/3初開催
〜2025年以降には、構想実現に向けたコンソーシアムや、VCを設立へ〜
食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平、以下当社)と、新潟を中心に教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に幅広い事業を展開するNSGグループ(本部:新潟県新潟市、代表:池田 祥護)は、食文化や食産業が豊かな都市”新潟”が、世界有数のフードテックタウンとなり、食領域のスタートアップが次々に創出する環境の実現を目指し、2025年以降にコンソーシアムやVC(ベンチャーキャピタル)を設立することになりました。
当コンソーシアムでは「新潟フードテックタウン構想(仮称)」の実現に向け、VCの設立や、新潟地域の教育機関や企業と連携しスタートアップエコシステム(※1)を構築し、起業の種を育てるべくスタートアップの支援をすすめます。2024年12月3日(火)には、新潟地域の自治体、教育機関、企業と一体になるためのカンファレンスイベント「新潟フードテックタウン プレイボールイベント」を開催し、2025年以降に本取り組みを推進するためのコンソーシアムの設立、ベンチャーキャピタルの設置を進めていく予定です。イベントには新潟県内の企業、教育機関、自治体などを中心に約200名に参加いただく予定です。(※1 スタートアップが、起業しEXITしていくまでの流れと事業フェーズに応じた周辺環境との協調が特定の地域で循環的に行われる様を、自然界の生態系に例えて「スタートアップエコシステム」と呼んでいます。)
当イベントに参加予定の新潟大学 経済科学部 准教授 伊藤 龍史 先生からのコメント
「経営学を専門とする伊藤研究室にて、新潟でのアントレプレナーシップ育成を10年以上続けてきましたが、ビジネスと掛け合わせるシーズの重要性を実感しています。フードテック構想はその名のとおり『フード』をシーズとしており、この分野はビジネスの裾野が広く、かつ新潟では研究面でも充実しています。また、これまで私個人および研究室単体で四苦八苦しながらアントレプレナーシップ育成を行ってきましたが、こうして協力体制が敷かれることでより円滑に活動が展開できることを期待しています。」
◾️新潟フードテックタウン構想(仮称)は、世界有数のフードテックタウン「新潟」を目指し、新潟県内にVCの設置などを予定
◾️本取り組みの背景と目的
当社は、2000年より食品宅配事業Oisixをスタートし、安心安全でこだわりの食材や、時短商品であるミールキットを開発し、現在は約47万人のお客様に当社サービスを利用いただいています。2019年には食領域を活性化する目的で、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)のFuture Food Fund株式会社を立ち上げ、国内外の食領域のスタートアップ企業に出資し、事業成長のサポートを実施しています。2024年11月時点で、34社のスタートアップに、総額20億円超の投資を行いました。(新潟のスタートアップでは、高齢者向けの完全栄養食アイスを開発しているLacuS社への投資実績があります)、2023年には、プロ野球球団 新潟アルビレックスBCとスポンサーシップ契約及び資本提携契約を締結し、新潟との繋がりも深いものとなっています。
NSGグループは、新潟を中心に教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に幅広い事業を展開しており、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。事業活動を通して地方創生に取り組むとともに、幸せな社会のモデルを示し、日本の各地域、国際社会に貢献していくことを目指しています。
そのような両社の事業背景の中、フードテックをグローバルに活性化できる都市として”新潟”の「食」の可能性を最大限活用し、地域の教育機関や企業と連携し、スタートアップが起業しやすい環境づくり、事業を成長させるための仕組みづくり(スタートアップエコシステム)の構築を目指すこととなりました。新潟は、日本の主食である米の名産地であり、海や山の食資源の豊富さに加え、食産業も盛んな地域であり、大学などの研究機関も充実していることから、フードテックが発展する集積地として最も適した地域であると考えています。
【今後予定している活動内容】
「新潟フードテックタウン プレイボールイベント」を開催/2024年12月3日(火)
・社団法人の立ち上げ/2025年以降
・VC(ベンチャーキャピタル)の設置/2025年以降
【今後進めていく具体的取組】
・教育機関と企業と提携し、起業のためのゼミなどを開始
・インキュベーションシステムの構築
・スタートアップ企業が育つ環境づくり(運営の支援や資金調達など)
”新潟”を、日本の食文化、食産業を世界に発信できるフードテックタウンを目指して、行政、教育機関、企業の皆さまと連携してまいります。
NSGグループについて
NSGグループは、教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツや建設・不動産、食・農、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメント等の幅広い事業を展開する108法人で構成された企業グループです。それぞれの地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指して、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。
オイシックス・ラ・大地株式会社について
オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社に、事業所、学校、病院などの給食事業を展開する「シダックス」、買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」、米国でプラントベース食材のミールキットを展開する「Purple Carrot」などがあり、食の社会課題を解決するサービスを広げています。また、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。2019年8月に日本の食のスタートアップエコシステムを作る為に、フードイノベーション領域に特化した国内外のスタートアップ企業への出資を目的としたCVCファンドを運営する投資子会社Future Food Fund株式会社を設立しています。2023年には新潟アルビレックスBCとスポンサーシップ契約及び資本提携契約を締結しました。
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