ICT活用に特化したインターンシッププログラムを開催

“ビッグデータ”と”VR/MR”を活用して、学生と"未来のPARCOの形”を考えるワークショップとアイデアソン

株式会社パルコ（本部：東京都渋谷区、代表執行役社長：牧山浩三、以下 パルコ）は、2020年卒業予定の大学生・大学院生を対象に、ICT（情報処理・通信技術）活用に特化した一日体験型のインターンシッププログラムを、2019年1月10日（木）に開催いたします。本プログラムは好評を博した昨年に続き2回目の開催となります。

今回はワークショップを通じて、最新のテクノロジーを活用した"未来のPARCOの形"を考えます。2018年11月に大幅なリニューアルを実施したパルコの公式スマートフォンアプリ「POCKET PARCO」の最新データを使った分析や、2019年秋開業予定の新生渋谷PARCOをテーマにしたデジタル活用の　企画立案など、より実践的で充実した内容のプログラムになっています。パルコが取り組むICT関連の課題を通して、これから社会人になる学生の方がパルコへの企業理解を深めていただく場にしたいと考えております。

【ICTインターンシッププログラム】
開催日時：2019年1月10日（木）10:00～18:00（予定）
会　　場：株式会社パルコ　本部　（渋谷区神泉町8-16　渋谷ファーストプレイス）
参加者：2020年卒業予定の大学生・大学院生　30名程度（予定）

プログラム
１．未来のデータサイエンティスト大募集！分析ツール「Tableau（タブロー）*1」を使ったデータ分析ワークショップ
パルコでは、様々なデータを駆使してお客さまの行動を統計的に分析し、ニーズを探って、顧客の満足度やテナントショップの接客力の向上に役立てています。本セッションでは、パルコで活用している分析ツール「Tableau」を使い、参加者にデータ分析のワークショップを体験していただきます。見てもらうデータは実際のスマートフォンアプリ「POCKET PARCO」のもので、18年度にはWALKING COIN機能の実装やアプリの大幅リニューアルも実施して、分析対象となるデータも広がりました。今回はそれらのデータも対象に、データを分析する難しさと面白さを経験して頂きます。
*1 Tableau：誰でも簡単に使えるビジュアル分析プラットフォーム。世界中の教員と学生に無償で　　プログラムを提供するなど、データ分析スキルを持つ人材の育成にも力を入れている。

２．VR*1 /MR*2 を渋谷PARCO、さらに未来の買い物体験に活かすアイデアソン
パルコが実現を目指す、VR/MRを駆使した「未来の体験」をテーマにしたこのセッションでは、VRのグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2018」で「PARCO賞」を受賞したVR空間デザイナー・Discontさんら時代の先端を行くクリエイターを講師に迎え、実際にパルコが取り組んできたVR/MRの最新コンテンツに触れることができます。
そして2019年秋開業予定の新生渋谷PARCOやさらにその先の未来に、VR/MRを活用してどのような新しい体験を創ることができるか、アイデアをプレゼンテーションしていただき、講師からの講評・フィードバックをします。
*1 VR(Virtual Reality/仮想現実)：人工空間で現実世界に無いものを体験できる技術
*2 MR(Mixed Reality/複合現実)：現実世界にゴーグルなどを用いて人工空間の情報を取り込み、

※実施内容は変更となる場合があります

【パルコのICT活用について】
パルコは、2020年に向けた長期ビジョン達成のための事業戦略のひとつとして「独自の先行的ICT活用」を推進し、当社独自の視点によって新しい体験を創造しています。

■スマートフォンアプリ「POCKET PARCO」
スマートフォンアプリ「POCKET PARCO」では、お客様に様々な情報を提供し接点を作ると同時に、来店前～来店中～来店後の行動分析を行い、マーケティング施策を実施しています。
・WALKING COINの導入
2018年5月には、館内回遊の促進を目的に、館内で500歩達成すると500コインを進呈する新サービス「PARCO WALKING COIN」を全店で導入しました。
・オウンドメディア機能の搭載とコマース機能の強化
2018年11月には「ポケットに1分間の夢を詰め込んで」をコンセプトに、パルコ独自の様々な編集コンテンツを配信し、「使える」だけでなく「楽しめる」アプリへと大幅リニューアルしました。
合わせて、パルコの公式通販サイト「パルコオンラインストア」との連携を強化し、より楽しく便利にアプリでお買い物ができる環境を提供しています。

■最新ICTの活用
複数の企業との協業により最新テクノロジーの積極的な導入に取り組み、VR/MR技術についてもファッション・リテール分野での活用方法の開拓を目指しています。
2018年3月にアメリカで開催されたクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル「サウス・バイ・サウスウエスト」では、「2020年の買い物体験」がテーマのVRショッピングコンテンツ「STYLY OS UMWELT」、MRを駆使したファッション販売アプリケーション「chloma OS UMWELT」を展示し、一部は5月に日本国内でもデモを実施しました。また6月から10月にかけて共同開催した、ファッション/カルチャー/アート分野のVRコンテンツを募るグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2018」での「PARCO賞」の受賞者とのタイアップコンテンツ制作を予定しています。

今後も消費環境の急速な変化に対応するべく、店舗でのデジタル環境を整備することで新たな消費体験の提供を推進するなど、独自の先行的ICT活用に取り組み、企業価値の向上を目指します。