【2021年玩具・カプセルトイ当社販売動向に関する発表】おもちゃニーズ最新動向とクリスマス人気商品予測を発表

コンビニエンスストアでの玩具売上が4年推移約1.9倍と顕著　カプセルトイ販売はコロナ自粛の前年から約1.6倍に回復

株式会社ハピネット

2021年12月10日 11時00分

玩具やビデオゲーム、映像・音楽ソフトなどエンタテインメント商材の流通および企画販売事業を展開する株式会社ハピネット(本社：東京都台東区、代表取締役社長：榎本誠一、証券コード：7552)は、昨年に引き続き、自社の流通データをもとに分析した2021年の玩具・カプセルトイの販売動向と、クリスマス、年末年始の売れ筋商品に関するレポートを作成しましたので発表します。
本発表は、2021年4月から9月までの当社の流通データをもとに過去データと比較し、エンタテインメント業界での消費者動向を分析したものです。

主なトピックス

【2021年の玩具・カプセルトイにおける当社販売動向】

1）コンビニエンスストアでの玩具関連商材の売上は4年推移で約1.9倍に増加

一番くじをはじめとしたくじ商品や雑貨類、カードゲームでは「ポケモンカード」「デュエルマスターズ」などが好調。コンビニエンスストアが、エンタテインメント商材を購入する場としても認知されつつあると推察しています。

2) カプセルトイの売上が、前年同期比約1.6倍に増加

コロナ下で、商業施設の休業や営業時間の短縮等の影響を受けた前年同期から大きく回復しました。
人の流れが戻りつつあることに加え、昨年に続き「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」関連商材も好調です。

【今年のクリスマス・年末年始需要の予測】
1）2021年クリスマス商戦のピークは、第3週から4週目と予想
近年はECサイト経由の購入者、クリスマス直前の購入者が増えているほか、クリスマス当日やその後にプレゼントを購入する人も増加傾向にあります。

2) クリスマス・年末年始の注目商品は、学習もできるキャラクター「電子玩具」、巣ごもり需要も継続見込み
昨年の巣ごもり需要の高まりとともに売上が好調だった電子玩具や高額商品が、引き続き好調に推移すると予想されます。

【2021年の玩具・カプセルトイにおける当社販売動向】

コンビニエンスストアの売上が2018年3月期から2021年3月期の4年推移で約1.9倍に増加

コンビニエンスストア売上推移

2018年3月期から2021年3月期までの4年推移をみると、売上は約1.9倍となっており、コンビニエンスストアでの玩具関連商材の売上が好調です。コンビニエンスストアで玩具や雑貨などのエンタテインメント商材を購入できるという消費者の認知度が高まってきていることが影響していると考えられます。
2022年3月期は、上半期だけで2018年3月期および2019年3月期以上の売上となっています。前年から継続人気の「一番くじ」の他、今年25周年を迎えた「ポケモンカード」や、「デュエルマスターズ」などのカードゲームが好調で、今後も売上拡大が期待されます。

カプセルトイの売上が2022年3月期上半期は緊急事態宣言下であったものの、前年比約1.6倍に伸長

カプセルトイ売上推移

2021年4月から9月のカプセルトイの売上高は、前年同期比較で58.4%増の81億円となりました。コロナ下で、商業施設の休業や営業時間の短縮等の影響を受けた前年同期から大きく回復しています。

アニメ第２期が始まった「鬼滅の刃」の他、12月24日に映画公開を控える「呪術廻戦」などの人気IPの商品については引き続き好調に推移すると見込んでいます。

また、当社運営のカプセルトイショップ「ガシャココ」も順調に出店を伸ばしており、現在全国32店舗まで拡大しています。カプセルトイは近年大人の方の需要も高まっており、今後も良いロケーションの確保と店舗開発を行っていく予定です。

ガシャココ店舗イメージ

※カプセルトイ専門店「ガシャココ」店舗イメージ

カプセルトイの大人需要について

当社が2021年4月に実施したインターネットアンケート調査では、20代から60代の2人に1人が、大人になってから玩具やゲームを自分用に購入したことがあり、そのうち6割を超える方がカプセルトイの自分買いの経験があると回答していて、カプセルトイの大人需要の高さが明らかになっています。

当社実施のインターネット調査結果

大人になってから購入したことがあるアイテム

→今までに購入したことがあるアイテムでは「カプセルトイ」が6割超と圧倒的。
「ミニチュアや子供も好きなキャラクターなら大人買いをしたり、ほぼ揃えてしまう。」「欲しい商品が出るまでカプセルトイを回してしまう。」といった大人ならではの意見も見受けられました。
[調査概要] アンケート実施日：2021年4月19日～27日
対象者：20歳～60歳の男女500名 ※性年代均等割付
居住地：全国
調査方法：インターネット調査

アンケート調査に関するリリースはこちらからご確認いただけます。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7552/announcement/69179/00.pdf

【今年のクリスマス・年末年始需要の予測および人気商品について】
1）2021年クリスマス商戦のピークは第3週から4週目と予想。クリスマス当日やその後にプレゼントを購入する人が増加傾向
2021年度の販売のピークは12月の3週目から4週目と予想されます。近年はECサイトを経由して早めにプレゼントを購入する層と、クリスマス直前やクリスマス後にプレゼントを購入する層との二極化の傾向が高まっています。
今年は昨年同様、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、ECサイトでの販売数が増加するトレンドが色濃くなると予想されます。

2）クリスマス・年末年始の注目商品は、学習もできるキャラクター「電子玩具」。巣ごもり需要も継続が見込まれる。
年末年始休暇期間は、プライベートでのまとまった時間を自宅で過ごすこととなるため、家庭や趣味にかけられる時間が増加し、引き続き巣ごもり需要が高まると考えられます。
今年のクリスマス・年末年始は、昨年の巣ごもり需要の高まりとともに売上が好調だった電子玩具や、高額商品が引き続き好調に推移すると予想されます。

■■クリスマス・年末年始ヒット予測 参考商品■■

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販売動向調査概要

調査期間：2021年4月～2021年9月および比較対象として過去4年同期
調査方法：当社販売データを基に作成

【株式会社ハピネット　会社概要】
https://www.happinet.co.jp/ 東証一部・証券コード 7552
代表者：榎本　誠一
設立：1969年6月
所在地：東京都台東区駒形2-4-5　駒形CAビル
資本金：27億5,125万

事業内容：玩具・遊戯用具の企画・製造・販売
映像・音楽ソフト等の企画・製作・販売
ビデオゲームハード・ソフト等の企画・販売
玩具自動販売機の設置・運営
アミューズメント関連商品の販売

玩具を中心に、映像・音楽ソフト、ビデオゲーム、アミューズメント関連商品を、いずれもトップクラスのシェアにて取り扱うエンタテインメント総合商社。人々に感動を提供するエンタテインメント事業を通して多くの方の心を豊かにし、「夢のある明日づくり」によって社会的価値を生み出せる企業を目指しています。