BEENOSが「越境EC×アニメ ヒットランキング2024」を発表
海外ユーザーによる越境ECでのアニメグッズの消費動向を紹介
BEENOS 株式会社(東証プライム:3328)は、「BEENOS 越境EC×アニメ ヒットランキング2024」を発表しました。BEENOSグループが運営する越境EC購入サポートサービス「Buyee(バイイー) https://buyee.jp/」の購買データをもとに、2024年に放送したアニメ作品を対象に、越境ECを通じた商品購入という観点から日本アニメの海外需要をランキング形式で発表します。

【BEENOS 越境EC×アニメ ヒットランキング2024概要】
対象作品:日本アニメに関するオンラインデータベース(https://animedb.jp/)を参照し、掲載されている「TV放送」作品を対象として調査
対象データ:2024年1月1日~12月31日における海外向け購入支援サービス「Buyee」の購入件数をもとに集計
●背景
「動画配信サービス」の普及が進み、世界中の消費者が場所や時間にとらわれることなく、過去から現在までの日本のアニメ作品を視聴できるようになりました。また、コロナ禍や円安を契機とした越境EC市場の拡大により、海外のアニメファンが愛着を持つ作品の商品やグッズが国境を超えて購入される機会が増加しています。日本動画協会発表の「アニメ産業レポート2024」によると2023年のアニメ関連市場は過去最高記録を更新し、前年比114.3%の3兆3,645億円となり、さらに海外市場は日本市場を超す約1.7兆円となりました。
海外市場の成長に伴い、アニメに関連する商品需要も上昇しています。日本を代表する文化のひとつとして成長したアニメ作品に派生して展開される様々な商品の流通は、今後の市場成長の上でも重要な要素のひとつです。
「BEENOS 越境EC×アニメ」ランキングでは、一次流通・二次流通双方の多種多様な商材が流通する越境ECにおいて「アニメ関連の消費動向」に焦点をあてて調査し、日本が誇る文化であるアニメを海外ファンがどのように受容しているのかを明らかにいたします。
なお、今回のランキングでは、1958年以降に日本でテレビ放送されたアニメ作品タイトルを基準にデータを集計いたしました。一般的にはアニメとしてではなく、おもちゃやキャラクター、特撮などで認知される作品も含まれていますが、日本発のコンテンツの海外需要を把握する指標としてランキング化をしています。
◆Buyeeにおけるアニメカテゴリのシェアは29%、東南アジアと中南米で顕著に購入件数が拡大
2024年のBuyeeにおけるアニメ関連カテゴリの購入件数は29%となり、2023年の25%から4ポイント増加しています。また東南アジア、中南米の購入が伸長しており、アニメ需要の増加が分かる結果となりました。

◆BEENOS 2024年放送アニメ×越境ECヒットランキング
2024年1月から12月に日本でTV放送されたアニメ作品(再放送を除く)の関連商品で、最も海外ユーザーから購入されたタイトルは「ONE PIECE」となりました。また、特に東アジア圏において「ちいかわ」が大きく成長し2位となっています。


◆2024年放送アニメ×越境EC エリア別ヒットランキング
物語が最終章に入り注目度の高い状況が続く「ONE PIECE」が5エリアで1位を記録し、東アジアでは「ちいかわ」が大きく成長して1位となっています。このほか「僕のヒーローアカデミア」「鬼滅の刃」「ブルーロック」は各エリアでランクインしており、世界的な人気が伺える結果となりました。2024年3月に最終回を迎えた「葬送のフリーレン」は欧米圏でトップ10にランクインし人気の高さを見せつけています。

◆BEENOS 2024年第一期放送アニメ×越境ECヒットランキング
2024年に第一期が放送されたアニメでは「ブルーアーカイブ The Animation」が1位となりました。3位の「怪獣8号」とともに全てのエリアでTOP5以内に入り、2位「WIND BREAKER」も5エリアで上位5作品にランクインしています。越境ECの人気上位作品は世界各エリアで支持されていることが伺える結果となりました。


◆1958年以降のアニメ作品ランキング
1958年以降にテレビ放送された作品を対象としたランキングでは、長期シリーズ作品が強さを見せる結果となりました。このランキングでは、複数シリーズが展開されている作品をひとつのシリーズとして扱っています。2010年代以降の作品として「ちいかわ」「呪術廻戦」「ハイキュー!!」の3作品がランクインしています。

◆映画と越境ECの流通相関
2024年のアニメランキング発表では、動画配信サービスの普及による越境ECの流通動向への影響を探りました。アニメ人気の高まりにより海外でも日本のアニメ映画作品の上映機会が増加していることから、今年は「映画」に注目し、アニメ関連商品の動向を探りました。映画の上映も越境ECでの流通伸長の契機となっています。国内上映に反応して海外ファンの関心が高まり、さらに海外での上映に反応して流通が伸長する傾向が現れました。

◆越境ECを通じて海外ファンが欲しい日本のアニメグッズを届ける
アニメ産業における海外市場は2023年に日本国内の市場を超すほどに拡大を続けています。これに伴いアニメのグッズに対する需要も高まっていますが、国・地域によって流通の差が大きい状況です。
BEENOSグループは、日本のコンテンツや商品を愛する海外のお客様が、欲しい商品を諦めず簡単に購入できるよう、複数サイトから購入した商品をまとめてお届けする同梱サービスや、対応言語の拡大、決済手段の拡充、安価かつ短期間で商品をお届けする配送プランの開発など、サービス改善を継続して国内においても連携企業を拡大してまいりました。
今後も越境ECを通じてアニメをはじめとする日本の優れたコンテンツ文化と海外ファンを繋ぐことで、日本のコンテンツの成長に貢献してまいります。
BEENOSグループの提供するグローバルコマース事業について
BEENOSグループは越境EC黎明期である2008年より海外転送サービスである「転送コム」事業を開始し、海外発送オペレーションやグローバルなカスタマーサポートなど独自のノウハウを培ってまいりました。海外への販売環境の構築に留まらずユーザー獲得や集客支援も提供しており、手厚い海外販売支援が評価され、BEENOSグループ全体での国内企業の越境EC支援実績は累計6,000件以上(※1)に上ります。また、海外購入サポートサービス「Buyee(https://buyee.jp/)」は、多様な配送手段や決済手段、北米やヨーロッパ、アジアへ向けた独自の物流サービスによる国際配送料の安さ、複数のサイトで購入した商品でも同梱できることなど高いサービスレベルが好評で、リピート率も高く、現在会員数は600万人以上となりました。
(※1)BEENOSグループが提供する「Buyee」「Buyee Connect」およびダッシュボードの提供、越境EC関連サービス「転送コム(https://www.tenso.com/)」、海外マーケットプレイスへの出店および出品サポート、マーケティングおよびプロモーション支援の件数を合わせた数字、BEENOSグループとしての国内企業の越境EC支援実績の累計、2024年8月時点
【BEENOS 株式会社の概要】
(1)社 名 : BEENOS 株式会社
(2)代 表 者 : 代表取締役社長 兼 グループCEO 直井 聖太
(3)本 店 所 在 地 : 東京都品川区西五反田八丁目4番13号
(4)設 立 年 月 : 1999年11月
(5)資 本 金 : 31億75百万円
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像