【銀座 蔦屋書店】松山しげきの個展「これは人間ですか?」を12月9日(土)より開催。ネット上で人間のように振る舞うボットやAIをテーマにした新作を公開。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/36947-1700571101.html
概要
松山しげきは、1998年よりイラストレーターとして制作活動を開始し、2011年以降はよりコンセプチュアルな作品制作を行う為にアーティストへと転身しました。現在は、国内外のギャラリーにて絵画・彫刻・インスタレーション作品を中心に発表しています。
インターネット上にアップロードされた人物の写真の目だけをトレースし、輪郭はモデルの人物とは全く異なる姿で幾何学模様のようなダズル迷彩を用いて描かれたポートレート作品《Portrait of dazzle》は、インターネットの匿名性や情報の不確かさが及ぼす危険性を表現した彼の代表作です。
本展のタイトル「これは人間ですか?」は、近年ネット上でよく目にする人間のように振る舞う「ボット」を警戒し、電子掲示板上に投げかけられた質問からつけられました。本展では、《Portrait of dazzle》のほか、そこから派生しボットをテーマにした作品《Portrait of dazzle(bot)》と、フェイクニュースの拡散をテーマにした新作《Clipping》を発表します。テクノロジーの進化とともにAI技術も私たちの生活とは切り離せない存在となった昨今で、技術や情報をどう取り扱うのかを鑑賞者に問いかけるような作品群が並びます。
アーティストステートメント(※一部抜粋)
ボットをテーマにした作品《Portrait of dazzle(bot)》は発表から約1年半経ち全部で十数点の作品が存在しますが、今まで公式にはこの作品の説明をしていませんでしたので、本展ではこのような簡単な作品説明とともに、改めて過去の発表同様にポートレートシリーズと並べて展示し、さらにボットシリーズの新作としてフェイクニュースの拡散をテーマにした《Clipping》を発表します。これは、フェイクニュースの拡散初期段階においてボットを使い偽情報の信用度を高めたり、AI生成を併用し文脈から切り離したりする事象を、既存の絵画の一部を切り抜くことで表現した作品です。この新作では、作品制作の初期段階から対話型AIの「ChatGPT」と相談をしながら作品イメージを作っています。私とChatGPTとの対話の記録をプリントで用意してありますので、併せてご鑑賞下さい。
松山しげき
※全文は特集ページにてご確認ください。
https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/36947-1700571101.html
販売について
展示作品は、会場にて12月9日(土)11時より販売します。
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。
プロフィール
松山しげき / アーティスト
1998年よりイラストレーターとして広告やプロダクトのイラスト制作を手掛け、2011年以降はよりコンセプチュアルな作品制作を行う為にアーティストへ転身し、現在では国内外のギャラリーにて絵画・彫刻・インスタレーション作品を中心に発表している。
[展覧会]
2023「ナルキッソスは水面を見続ける」 / 東京
2023「Study:大阪関西国際芸術祭 "二次元派展"」 / 大阪
2022「Fifty Shades of Grey」Geoffrey Bouillot × 松山しげき / パリ
2022「ubiquitous」松山しげき × feebee / 台北
2022「Portrait of Dazzle」/ ニューヨーク
2022「Portraits III Red room」/ 東京
2021「Duality」天野タケル×松山しげき / ベルリン
2021「アイジェンは世界を二次元で見る」 / 東京
2020 ドコモ x rooms 「みる、みられる。」 / 東京
2019「Communication : Dazzle room」 / 神奈川
2016「Paint it Black」/ 東京
2014「これは花ではない。」松山しげき × feebee / 埼玉
2011「UNEASINESS」 / 東京
他
展示詳細
松山しげき「これは人間ですか?」
会期|2023年12月9日(土)~12月26日(火)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間|11:00~19:00 ※最終日は18時までとなります。
レセプション|12月8日(金)18:30~20:00(※予約不要、作家在廊予定)
会場|FOAM CONTEMPORARY
定休日|月曜日
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
協力|AaP/roidworksgallery
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/36947-1700571101.html
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
FOAM CONTEMPORARY
柔軟な企画内容をイメージする〈液体(LIQUID)〉と、従来のホワイトキューブとしての設備を完備した空間〈個体(SOLID)〉を掛け合わせ、中間的な様態“FOAM”という名のもと、⽇本のアートシーンを多⾓的に映し出す表現空間。
ロゴの最初の“O”は、泡をイメージさせるようにあえて形を崩しています。それは、⽇々変化していく現代のアートシーンそのものを表現しながら、アーティストの⾃由で柔軟な無限に存在する表現のイメージを表しています。
時代のアクチュアリティーに寄り添いながら、ライフサイクルを超えたところにあるアートの価値や醍醐味を探求、醸成する表現空間として、キャリアや年齢を問わず注⽬すべき様々なアーティストを紹介していきます。
Instagram|https://www.instagram.com/foamcontemporary/
銀座 蔦屋書店
本を介してアートと⽇本⽂化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案します。
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CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
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