シリーズ190万部突破「天久鷹央」シリーズ最新作から、俳優・美村里江さんが熱烈解説を寄せた川上弘美さん文庫最新刊、気鋭の哲学者が放つはじめての小説まで! 新潮文庫9月新刊のラインナップをご紹介!

株式会社新潮社

株式会社新潮社は8月29日、新潮文庫の新刊を発売します(地域によって異なる場合があります)。全国の書店、各ネット書店にてご予約受付中です。以下、ラインナップをご紹介いたします。
 

川上弘美『ぼくの死体をよろしくたのむ』
うしろ姿が美しい男に恋をし、銀色のダンベルをもらう。掌大の小さな人を救うため、銀座で猫と死闘。きれいな魂の匂いをかぎ、夜には天罰を科す儀式に勤しむ。精神年齢の外見で暮らし、一晩中ワルツを踊っては、味の安定しないお茶を飲む。きっちり半分まで食べ進めて交換する駅弁、日曜日のお昼のそうめん。恋でも恋じゃなくても、大切な誰かを思う熱情がそっと心に染み渡る、18編の物語。
https://www.shinchosha.co.jp/book/129245/




 

千葉雅也『デッドライン』
2001年の春、僕は大学院に進んだ。専門はフランス現代思想。友人の映画制作を手伝い、親友と深夜にドライブし、行きずりの相手とセックスをする日々を送りながら、修士論文の執筆が始まる。テーマはドゥルーズ――世界は差異からできていると唱えた哲学者だ。だが、途中までしか書けないまま修論の締め切りが迫ってきて……。 ※締め切り(ルビ デッドライン)気鋭の哲学者が描く青春小説。芥川賞候補、野間文芸新人賞受賞作。
https://www.shinchosha.co.jp/book/352971/




 


西村京太郎『十津川警部 鳴子こけし殺人事件』
IT関連企業社長殺害現場に残された1体の鳴子こけし。事件の数日前に死亡した女性の部屋から5体の同型こけしが盗まれていたことが判明する。「SLやまぐち号」の撮影に徳佐駅を訪れた30歳の女性カメラマン、大手自動車会社新入社員、51歳の一発屋の男性歌手。連続殺人の現場には、必ずこけしが残されていた。残るはあと1体。十津川警部は犯人を追い、京都に向かう。長編トラベルミステリー。
https://www.shinchosha.co.jp/book/128544/



 

霧島兵庫『二人のクラウゼヴィッツ』
ナポレオン戦争も終結し、士官学 校校長となったクラウゼヴィッツ。 取り組んだのは『戦争論』の執筆 だった。宮廷女官長を務めた聡明 な妻マリーに、六つの戦場を語っ ていく――。見えてくる戦争の変 貌と軍事の要諦。国民皆兵制か傭 兵か、制限戦争か絶対戦争か……。 戦争について問い続けた夫と、理 解者だった妻。二人で成し遂げた 〈名著誕生〉の舞台裏を描く画期 的小説。『フラウの戦争論』改題。 
https://www.shinchosha.co.jp/book/101673/




 

深沢潮『かけらのかたち』
年上の夫の友人を自宅へ招いた日、マドンナ気取りの女・優子が現れた。我が物顔で台所を使い、男たちに甘え、その上夫の前妻の話をし始めて……(「マドンナとガガ」)。女4人でランチ会。同じ大学だった優子の噂や、家庭の経済力、子
供自慢と、持てる“球”をラリーする(「アドバンテージ フォー」)。人と比べて嫉妬に悶え、見失う自分の幸せの形。SNSに書けない本音を暴く、痛快な連作短編集。
https://www.shinchosha.co.jp/book/333543/



 

橋本長道『覇王の譜』
「お前は一流にはなれんよ」。七年間、C級2組から這い上がれない直江大に剛力英明王座はそう言い放つ。旧友との目も眩むような格差。だが、天才少年との邂逅、“孤剣”の異名を持つ師の特訓が、燻っていた直江を覚醒させる。彼の進む道の先には運命の対局が待ち受けていた。元奨励会会員、将棋を深く知る著者が青年棋士の成長と個性あふれる棋士群像を描く。魂震わす将棋エンターテインメント。
https://www.shinchosha.co.jp/book/104181/




 

ドミニク・チェン『未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために』
哲学、デザイン、アート、情報学と、自由に越境してきた気鋭の研究者が、娘の出産に立ち会った。そのとき自分の死が「予祝」された気がした。この感覚は一体何なのか。その瞬間、豊かな思索が広がっていく。わたしたちは生まれ落ちたあと、世界とどのように関係をむすぶのだろうーー。東京発、フランスを経由してモンゴルへ、人工知能から糠床まで。未知なる土地を旅するように思考した軌跡。
https://www.shinchosha.co.jp/book/353111/




 

信友直子『ぼけますから、よろしくお願いします。』
「今年はぼけますから、よろしくお願いします」広島県呉市。87歳の正月、母は娘に突然宣言した。その言葉通り徐々に変わっていく母。「私はばかになったんじゃわ」と繰り返し「迷惑になるけん、もう死にたい」と喚く母を「誰でも年とりゃあ、おかしゅうなるわいのう」と励まし支えたのは96歳の父だった――。老老介護の現実と互いを思いやる家族の愛情、深く優しい夫婦の絆を綴る感動の記録。
https://www.shinchosha.co.jp/book/104221/




 

ポール・オースター『写字室の旅/闇の中の男』(訳:柴田元幸)
奇妙な老人が奇妙な部屋にいる。彼は何者なのか、何をしているのかーー。オースター作品に登場した人物が次々と現れる「写字室の旅」。ある男が目を覚ますとそこは9・11が起きなかった21世紀のアメリカ。代わりにアメリカ本土では内戦が起きている。闇の中から現れる物語が伝える真実。年間ベスト・ブックと絶賛された「闇の中の男」。傑作中編二作を合本。ここに新たな物語空間が立ち上がる。
https://www.shinchosha.co.jp/book/245118/




 

ポール・ベンジャミン『スクイズ・プレー』(訳:田口俊樹)
私立探偵マックスが受けた依頼は、元大リーガー、チャップマンからのものだった。キャリアの絶頂時に交通事故で片脚を失い、今は議員候補となった彼に脅迫状が送られてきたのだ。殺意を匂わせる文面から、かつての事故にまで疑いを抱いたマックスは、いつしか底知れぬ人間関係の深淵へ足を踏み入れることになる……。ポール・オースター幻のデビュー作にして正統派ハードボイルド小説の逸品。
https://www.shinchosha.co.jp/book/245119/




 

知念実希人『生命の略奪者 天久鷹央の事件カルテ』(新潮文庫nex)
東京から新横浜へと向かう新幹線、移植のための心臓を運んでいたコーディネーターが襲撃され、臓器が奪われた。さらに、同様の事件が天医会総合病院でも発生する。心臓、肺、肝臓、腎臓。生命のリレーの最中、踏みにじられる死者たちの遺志。いったい誰が、何の目的で? 天久鷹央は真相解明に乗り出すが、その動機は思いもよらぬものだった……。現役医師が描く本格医療ミステリ!
https://www.shinchosha.co.jp/book/180246/




 

武田綾乃『どうぞ愛をお叫びください』(新潮文庫nex)
ユーチューバーやろうぜ! 幼馴染の織田にそう誘われた高校一年生の松尾。バスケ部の坂上と、一年先輩で軽音部のイケメン、夏目も仲間に加えてゲーム実況動画を配信することになった。再生数が伸びず試行錯誤をつづける四人だったが、ある動画がバズったことをきっかけに一躍大人気に。だが有名実況者としての様々な試練が彼らの友情にヒビを入れる!? 今を切り取る最旬青春小説。
https://www.shinchosha.co.jp/book/180247/




 

 

三川みり『龍ノ国幻想3 百鬼の号令』(新潮文庫nex)
央(ひさし)大(だい)地(ち)の八洲の一つ、反封(たんのほう)洲(しゅう)国主の長子・伴(ともの)有間(ありま)。冤罪により母と共に深い大地の亀裂へと落とされ、尊厳を踏みにじられて生き延びた壮絶な過去を持つ。ようやく救い出され臣下から信頼を得るも、父からは再び亡き者とされ、次期国主の座を義弟に奪われそうになる。だが龍(たつ)ノ原(はら)より帰国した有間は、皇尊より賜った書札を携え戦へ。復讐の鬼と化した男の壮絶なる国盗りが幕を開ける!
https://www.shinchosha.co.jp/book/180248/




 

月原渉『九龍城の殺人』(新潮文庫nex)
死んだ母のルーツ香港に、私は向か った。裏社会の長である祖母に遺骨を渡すために――。同世代の二人の香港女子に出会い、徐々に知らされ る光と闇。暗黒市場に欲望が渦巻き、 女だけが入れる城が謎を孕む。富と貧困を支配する九龍城の奥で、異様 な連続殺人の幕が開く……。残され た麻雀牌、切り取られた指。謎の血 手形が意味するものとは。忌まわしき真相とは。本格ミステリーの傑作。 
https://www.shinchosha.co.jp/book/180249/




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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220
代表者名
佐藤隆信
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1896年07月