クロス・マーケティングと明治大学加藤拓巳専任講師が共同開発したサービス「KAGAMI」を用いて、都市設計に向けた緑と自然の居住意向への効果の違いを実証
−日本マーケティング学会カンファレンス2024にて発表−
株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区 代表取締役社長兼CEO:五十嵐 幹、以下「当社」)が明治大学商学部の加藤拓巳専任講師と共同開発したコンセプト・デザインを検討・評価するサービス「KAGAMI(読み:カガミ)」を活用した研究「都市の象徴的存在である緑と自然が居住意向に与える影響の比較−日本の政令指定都市住民を対象とした観察・実験の両面からの研究」が日本マーケティング学会カンファレンス2024にて発表されました。
■KAGAMIを活用した研究
本研究は、都市は消費財・耐久消費財よりも、やり直し・つくり直しが困難な巨大な“製品”であるにもかかわらず、実験による仮説検証が乏しかった問題を踏まえて、住民視点で緑と自然の居住意向への効果の違いを当社のサービス「KAGAMI」を用いて明治大学商学部の加藤拓巳専任講師が明らかにしたものです。
具体的には、研究者の恣意性を排除かつ回答者の回答バイアスを除去するために、KAGAMIの特徴の一つである「直交表」を用いて9つの都市サンプルを生成し、これら9つのサンプルを回答者に提示して居住意向の有無を聴取して居住意向への効果の違いを明らかにしました。
研究の内容はこちら:https://www.j-mac.or.jp/oral/dtl.php?os_id=472
■科学的根拠に基づいたコンセプト&デザインの策定・検証ができるKAGAMI
KAGAMIではコンセプトを「考える」「検証する」そして、デザインを「考える」「検証する」ことができます。コンセプトとデザインの策定・検証は、属人的・感覚的になりやすいプロセスです。これらに関する調査は毎年大量に実施されていますが、企業において機密性の高い情報であるため、知見についてはほとんど共有されてきませんでした。その結果、各部門や担当者によって調査設計がバラバラになってしまい、調査結果の比較が難しくなる。設計の根拠が乏しいために、調査の精度が低くなってしまった。などといった問題が散見されています。そこで、当社はコンセプトとデザインの策定・検証に科学的アプローチを適用し、科学論文の知見に基づいた再現性と精度の高い成果創出を支援するサービス「KAGAMI」を明治大学の加藤拓巳専任講師と共同で開発しました。「KAGAMI」は世界トップクラスのマーケティングジャーナル(Asia Pacific Journal of Marketing and Logistics ⦅Emerald Publishing⦆)をはじめ、多数の論文に掲載された知見に基づいて構築されているサービスです。このサービスは、都市以外でも、お茶のパッケージデザインやPCのプロダクトデザインなどで効果を検証してきました。お茶のパッケージでは、ラベルレスボトルデザインの方が高い魅力となることを確認し、PCのデザインでは、ベゼルの幅が狭いと魅力が高まり、赤色にすると魅力が下がることなどを示しました。
https://doi.org/10.1108/APJML-09-2023-0825
https://doi.org/10.5057/isase.2024-C000002
KAGAMIサービスページ:https://www.cross-m.co.jp/original_method/kagami/
今後も当社は、さまざまな手法を取り入れながら、お客様のマーケティングパートナーとして、ニーズに適したマーケティングリサーチ、マーケティングソリューションを提供していきます。
【会社概要】
会社名: 株式会社クロス・マーケティング https://www.cross-m.co.jp/
所在地: 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
設立: 2003年4月1日
代表: 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
事業内容: マーケティング・リサーチ事業、マーケティング・リサーチに関わるコンサルテーション
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