HUAWEI JAPAN 「デジタル技術を活用した血圧測定フォーラム」を開催『HUAWEI WATCH D2ウェアラブル血圧計』とともに次世代のヘルスケアを提案
~血圧管理研究の第一人者が最新の血圧研究を解説~

華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、2025年4月14日(月)に「デジタル技術を活用した血圧測定フォーラム」を開催いたしました。本フォーラムでは、血圧管理研究の第一人者である、自治医科大学内科学講座循環器内科学部門 教授であり、特定非営利活動法人日本高血圧学会 理事長の苅尾七臣(かりお・かずおみ)氏と、上海交通大学医学院付属瑞金医院 教授であり、上海市高血圧研究所 所長の王継光 (オウ・ケイコウ)氏を迎え、最新の血圧やその測定に関する知見や研究成果をご解説いただきました。
また、ファーウェイデバイスグローバルのウェアラブル&スポーツヘルスケア部門 プレジデントであるRico Zhang(リコ・ジャン)が登壇し、デジタル健康管理を推し進める最新のウェアラブル技術についてプレゼンテーションを行いました。また、パートナー企業さまより、管理医療機器(医療機器認証番号:306AGBZI00008000)の血圧計内蔵スマートウォッチ『HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計』の活用やデータ連携による個別化医療の可能性など、新しい健康管理ソリューションについてご説明いただきました。フォーラムの最後に、ファーウェイデバイス日本・韓国リージョン プレジデントの賀磊(ハ・レイ)が、「今後も専門的で最先端のスマートウォッチをはじめとしたデジタル健康管理を実現する製品をみなさまにご提案し、より幅広いサービスとより良いユーザー体験を提供していきたい」と話しました。
■HUAWEIウェアラブルが拓く健康管理の新時代について

ファーウェイデバイスグローバルのウェアラブル&スポーツヘルスケア部門 プレジデントのRico Zhang(リコ・ジャン)は、「生活者の健康に対する意識の高まりに伴い、ヘルスケアモニタリングへのニーズも年々増加しています。現在、グローバルの健康産業は『院内診療』から『院外での自己管理』へとシフトしており、セルフケアの重要性がこれまで以上に高まってきました。
こうした背景から、私たちは多様なウェアラブル製品を開発し、特にHUAWEI WATCHシリーズでは、健康意識の高い方々から多くの支持をいただいています。その中で、『慢性疾患の王様』と言われる高血圧に着目し、グローバルにて2021年、弊社初の手首式心電図・血圧計スマートウォッチ『HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計』を発売し、いつでもどこでも血圧測定ができる新たな健康管理を実現しました。最新の『HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計』では、さらにコンパクトかつスタイリッシュなデザインを実現し、血圧アルゴリズムとの組み合わせにより、より継続的な測定が可能となりました。日本をはじめグローバルで医療機器としての認証も取得しています。人間の身体は非常に複雑なシステムで構成されているため、全体的かつ継続的な健康管理が求められます。私たちは昨年、ウェアラブルの新たな革新となる『HUAWEI TruSense』生体センシングシステムを開発しました。高精度のセンシングモジュールやアルゴリズム、基礎研究に基づく技術を融合させ、私たちは人体の未知の領域に挑み、アクティブヘルスの新時代を切り拓いていきます。」と話しました。
■最新の血圧測定研究について
自治医科大学内科学講座循環器内科学部門 教授であり、特定非営利活動法人日本高血圧学会 理事長の苅尾七臣(かりお・かずおみ)氏は、「アジア人は欧米人に比べて血圧の上昇率が高く、高血圧のリスクも高いとされています。実際に、日本でも血圧コントロールが十分にできていないのが現状です。あらゆるタイミングでの血圧測定が重要ですが、特に朝の血圧が130を超える場合、脳卒中のリスクが高まることが知られており、日頃の生活習慣の見直しが大切です。


日本高血圧学会では、『まずは測ろう、あなたのリスク!』をスローガンに、血圧測定の啓発を全国的に展開しています。近年は、あらゆるデバイスの進化により、日常生活の中でも簡単に血圧を測定できるようになりました。これにより、早朝高血圧や精神的ストレスに伴う血圧変動など、これまで見逃されがちだったリスクの早期発見が可能となります。今後は、AIやデジタル技術を活用することで、個別化された高血圧管理が可能となり、より効果的な予防・治療が期待されます。
これらの取り組みによって、健康寿命の延伸にも大きく貢献できると考えています。」と話しました。
また最新の血圧測定研究のまとめとして、「循環器疾患、イベントゼロの究極の目標に向かって、様々な血圧変動プロフィールの高血圧患者を評価し、夜間・早朝を含む個別パーフェクト24時間血圧コントロールの達成のために、正確なウェアラブル24時間血圧測定が最初の一歩となりえる」と話しました。
■ウェアラブル型血圧測定の応用について
上海交通大学医学院付属瑞金医院 教授であり、上海市高血圧研究所 所長の王継光 (オウ・ケイコウ)氏は、「歴史を振り返ると、かつて聴診法の発明により、これまで困難だった拡張期血圧の測定が可能となり、高血圧の課題がより注目されるようになりました。現在、私たちは従来の血圧測定から、ウェアラブルデバイスを用いた連続血圧モニタリングへと移行しています。ウェアラブルデバイスがあれば、いつでも、どこでも血圧測定が可能となり、日常生活のさまざまな場面で自身の健康状態に気づくきっかけになります。


『HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計』はコンパクトであるため、就寝中や横になっている状態でも簡単に測定ができ、継続的な血圧モニタリングが可能であるため、蓄積されたデータをもとに、より精度の高い対応が可能になります。スマートウェアラブルデバイスは、利便性の高さだけでなく、データの自動保存・分析・レポート作成までを一貫して行える点も大きな魅力です。」と話しました。また、『HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計』を用いて、中国にて行った正確性検証研究や、ウェアラブル型血圧測定の応用として、運動後の血圧測定結果に注目する研究についてご解説いただきました。
■ヘルスケアテクノロジーズ株式会社の取り組みと生成AIの活用について

ヘルスケアテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長兼CEO 鴻池大介(こうのいけ・だいすけ)氏は、「弊社は、企業向けサービスとして、健診結果のデータ化と健康データ管理を行う『Well-Gate』と、24時間365日医療者のサポートが受けられるアプリ『HELPO』を連携させることで、従業員の健康維持・改善・向上に貢献します。生活者向けサービスでは、『HELPO』を活用し、オンライン診療、健康医療相談、健康管理、ECモール、ポイント活用などのサービスを提供し、生活者のより健康で豊かな生活をサポートすることが可能です。
今後は、AIを活用した医療支援を強化するため、医療従事者の診断・治療をサポートする仕組みを構築し、24時間365日体制で医療従事者がAIをチェックすることで、AIの精度向上に貢献いたします。また、ウェアラブルデバイスから取得されるバイタルデータを用いて日常的に血圧データを取得することで、遠隔での通院支援や、医療の質・費用・アクセスといった医療現場の課題解決に寄与していきたいです。」と話しました。
■株式会社テクノクラフトによるGPSを活用した健康管理システムについて

株式会社テクノクラフト 執行役員 小林のりこ(こばやし・のりこ)氏は、「弊社は、最新のテクノロジーを活用した健康みまもりシステム『ウェルなび』を提供しております。自社クラウドでバイタルデータやデバイスの管理を行うとともに、API提供により業務用途の開発にも対応しています。本システムは、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを通じて、利用者のバイタルデータをリアルタイムで取得し、クラウド上で管理するものです。
『HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計』を活用することで、患者のバイタルデータを遠隔で見守り、専用アプリで健康状態を把握できます。『ウェルなび』は、医療・介護・産業といった多様な現場において日常的なバイタルデータを活用し、リスクの早期発見や業務の最適化を実現する新しい手段です。血圧を含むバイタルデータを活用することで、遠隔でのリアルタイムの見守りに加え、日々蓄積されたデータを基に、分析や傾向把握も可能になります。テクノクラフトは、『人にやさしいテクノロジー』をテーマに、現場の課題解決に貢献してまいります。」と話しました。
■ファーウェイ・ジャパンとしての今後の取り組みについて
ファーウェイ デバイス日本・韓国リージョンプレジデント 賀磊(ハ・レイ)は、「ウェアラブル製品は、これまで運動モニタリング時に使われるイメージを持っていた方も多いと思いますが、本日のフォーラムを通じて、健康分野においてもさらに活用できるシーンが非常に多くあることが明確になりました。『HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計』はコンパクトで持ち運びがしやすく、24時間装着できるという点が大きな強みです。

現在、日本市場におけるウェアラブル製品の浸透率は5%未満とされています。私たちは、より多くの方の選択肢となるよう、今後も専門的で最先端のデジタル健康管理を実現するスマートウォッチをみなさまにご提案し、より幅広いサービスとより良いユーザー体験を提供していきます。」と話しました。
◇フォーラムの様子

【ゲスト登壇者】
- 自治医科大学内科学講座循環器内科学部門 教授
特定非営利活動法人日本高血圧学会 理事長 苅尾七臣(かりお・かずおみ)氏
- 上海交通大学医学院付属瑞金医院 教授
上海市高血圧研究所 所長 王継光(オウ・ケイコウ)氏
- ヘルスケアテクノロジーズ株式会社
代表取締役社長 兼 CEO 鴻池大介(こうのいけ・だいすけ)氏
- 株式会社テクノクラフト
執行役員 小林のりこ(こばやし・のりこ)氏
【登壇者】
‐ファーウェイデバイス グローバル ウェアラブル&スポーツヘルスケア部門
プレジデント Rico Zhang(リコ・ジャン)
‐ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョン
プレジデント 賀磊 (ハ・レイ)
【関連製品概要】
・HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計(ヨミ:ファーウェイ ウォッチ ディーツー ウェアラブルケツアツケイ)
ブラック・ホワイト 60,280円
※税込み、市場想定価格
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