力石咲 滞在制作・展示「ファイバー! サバイバー! ここにある術」の展示期間がスタート!12月24日は「ほどくパフォーマンス」も開催【東京都渋谷公園通りギャラリー】

渋谷でまち、人、ものと交わりながら制作された「循環する」作品を鑑賞する

東京都渋谷公園通りギャラリーは、2023年12月16日(土)から12月24日(日)の間、力石咲 滞在制作・展示「ファイバー! サバイバー! ここにある術」の展示を開催します。本企画では、糸や毛糸などの繊維素材を用いて制作する力石咲が、11月11日(土)から当ギャラリーで滞在制作した作品をご鑑賞いただけます。

最終日の12月24日(日)には、本企画を通して制作、展示した作品をゆっくりとほどいていく「ほどくパフォーマンス」を行うため、作品をみられるのはこの1週間限定です。お見逃しなく!

滞在制作のテーマは「この世界に糸と自分だけになったら、どうやって生き延びるか」。

渋谷公園通りに面した交流スペースで、滞在制作を行う力石咲渋谷公園通りに面した交流スペースで、滞在制作を行う力石咲

展示の初日に開催されたアーティスト・トークでは、来場者との直接の対話をはじめ、ワークショップや、テーマの問いかけへの回答を来場者が付箋に書き残す参加型展示など、さまざまな形で、渋谷という「まち」「ひと」「もの」との交流を重ねながら行われた制作について振り返りました。


残糸問題が自分ごとになってきたことから拡張して世界が繊維でできているという世界観を持ったこと、その繊維を自分の身体を使って編むという能力を有していることがきっかけとなったこと。


作家活動として重ねてきた20年近くの月日の中で、制作で「糸」を大量に消費していることへの気づきを経て、残糸を用いた「循環する」作品を制作するスタイルへと変化していること。


グレーという色を選ぶ背景には、さまざまな物質の原点を辿り、行きついた「鉱物」や、「わからないことを、わからないままにする」「白黒つけない」という「あいまいな状態」への心地よさがあること。


また、街や来場者との交流を重ねるなかで、「編み」「ほどき」そしてまた「編む」ことを繰り返す「循環する」力石の作品の特徴と渋谷という街の様相との対比にも気が付いたことなどが語られました。

滞在制作中に展示されたりんごをモチーフにした作品 ≪Apple Circulation≫滞在制作中に展示されたりんごをモチーフにした作品 ≪Apple Circulation≫

展示の最終日である、12月24日(日)には、展示されている立体作品・平面の作品をほどくパフォーマンスを開催します。「この世界に糸と自分だけになる」ことを想像しながら、展示・パフォーマンスを共に楽しんでいただけたら幸いです。


  • 力石咲 滞在制作・展示「ファイバー! サバイバー! ここにある術」(展示期間)概要

タイトル:力石咲 滞在制作・展示「ファイバー! サバイバー! ここにある術」(展示期間)

会期:12月16日(土)ー12月24日(日)

開館時間:午前11時-午後7時

休館日:12月18日(月)

会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース

入場料:無料

主催:(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー

協力:大垣化染株式会社

ウェブサイト: https://inclusion-art.jp/s/FiberSurvivor

  • 「ほどくパフォーマンス(力石咲 滞在制作・展示「ファイバー! サバイバー! ここにある術」関連イベント)」 概要

タイトル:ほどくパフォーマンス

日時:2023年12月24日(日) 午後1時頃から閉館時間(午後7時)までの間に随時
※2023年12月23日(土)にはプレ・パフォーマンスを行います(午後1時頃から閉館時間までの間、随時)
※パフォーマンス中、自由にご覧いただけます 

会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース

入場料:無料

ウェブサイト: https://inclusion-art.jp/s/hodoku_performance

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会社概要

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財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区九段北4-1-28  九段ファーストプレイス8階
電話番号
03-6256-9967
代表者名
日枝 久
上場
未上場
資本金
-
設立
1982年12月