秋山成勲が「UFC120」のメインカードでマイケル・ビスピンと激突!WOWOWが独占インタビュー!

株式会社WOWOW

日本時間10月17日(日)、イギリス・ロンドン02アリーナにて世界の総合格闘技界の頂点に君臨するUFC(Ultimate Fighting Championship)の「UFC120」が開催される。(同日、午前4:00からWOWOWで生中継)
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今大会ではメインカードとして秋山成勲が登場!異例のUFC3戦目でのメインカード抜擢ということもあり、UFCの秋山に対する期待の高さが伺える。対戦相手はイギリスの英雄マイケル・ビスピン。人気も実力も兼ね揃えたトップファイターで、UFCの登竜門番組ジ・アルティメット・ファイター(通称TUF)のコーチを務めただけでなく、秋山を破ったクリス・レーベンにも過去勝利したことのある選手だ。そんな手強い相手と秋山はどんな試合を見せるか大注目だ。激しい一戦が期待される今大会を目前に控えた秋山成勲にWOWOWが独占インタビューを行った。

―――ロンドン時間16日に試合がありますが、今のコンディションはいかがですか?

最近、日本が暑くなったり寒くなったりするので体調管理が少し難しいですが、思った以上に体の調子は良いです。

―――今回の対戦カードを伝えられた時、どんなお気持ちでしたか?

この間の試合の後、ちょっとモチベーションが下がっていたんですけど、すぐにそういう話をいただいて一気に目標もできましたしモチベーションも上がったので、すごく良かったと思っています。(※)

―――今大会はメインカードに抜擢ということですが、いかがですか?

自分がメインに相当するとは思っていないんですが、相手の選手(マイケル・ビスピン)がやはりイギリスではすごく有名な選手で強いので、そういった面でメインに抜擢されたのではないかと思っています。メインで戦えるというのはなかなか経験できないことですし、1回ぐらい経験して次に繋げたいなと思っています。

―――試合が決定して初めてメインカードだと知った時と、それに向けて練習してきた今とでは、ご自身のお気持ちに変化はありますか?

そんなに大きな変化な正直言ってないですね。その分、「変化を求めて」という訳ではないですが、自分の経験値をもう1つ上げてみようと思い、海外の合宿に行ってきました。そこで大きく何かが変化した訳ではないのですが、世界中どこでも同じような練習をしているんだなという確認と、なおかつそこでプラスα自分に身に付く良いものがあれば盗んでくるという形で帰ってきました。

―――今回グレッグ・ジャクソンのジム「ジャクソンズMMA」にはどれぐらいの期間行かれたのですか?

約1カ月間ぐらい行かせていただきました。

―――あそこは普段から色んな選手が練習しに来るジムですが、他にはどんな選手がいたのですか?

見たことのある選手が何人かいましたね。実力もありました。練習は重いクラスと軽いクラスと2つに分かれてやっていたのですが、軽いクラスにも有名な選手が何人かいたので、やっぱり良いジムなんだなと思いました。

―――今回、ジャクソン・トレーナーとはどんな面に取り組みましたか?

相手が決まっているということで、対策としてジャクソンともう1人の打撃の先生と3人で話し合いながら、こうして行こう、ああして行こうと細かい練習をしました。例えばステップワークであったり、グラウンドになった時はこうした方がいいとか、テイクダウンの細かいやり方やテクニックなど、そういう所ですね。

―――今回はお1人でアルバカーキー(ニューメキシコ州)へ行かれたんですか?

始めは嫁も一緒に来てくれました。ほんの少しですけれども。それからはずっと1人で行っていました。

―――自炊も?

自炊というほどでもなかったです。ホテルの中にキッチンがなかったので、全部外食ですよね。

―――食事も大変だったのではないですか?

そうなんです。始めは良くてもやっぱり飽きますね。なので、レンタカーを借りてナビゲーションを設定して、インターネットで探した韓国料理屋や日本料理屋に行ったりしました。不自由はしなかったのですが、それでも限界がありますね。

―――今回のキャンプで特に強化できた部分はありますか?

テイクダウンの技術であったり、打撃のステップワークなどは、今までやっていたのとは少し感覚が違ったんです。そういった部分で新しい発見があったのは事実ですし、大きな収穫だったのではないかと僕は思っています。

―――アルバカーキー(ニューメキシコ州)は高地にあるので、心肺機能も強化されるそうですね?

そう思っているんですけど、分からないんですよね。数字にも出ないですし。だから絶対強化されているんだと思って帰ってきました。

―――帰ってきたら空気が濃かったとか?

確かに濃かったです。(笑)

―――対戦相手、マイケル・ビスピンの印象をお願いいたします。

すごく人気もあるし、実力もあるし、素晴らしい選手だなと思いました。今まで戦っている試合を見ても、強いというよりも戦い方がすごく上手いという感じがしますね。

―――彼はイギリスのキックボクシングの元チャンピオンですが、戦い方としては打撃で勝負する予定ですか?

テイクダウンできるならテイクダウンしたいですね。打撃に拘る必要はないと思っています。

―――今大会はビスピン選手のホーム、ロンドンです。秋山選手にとってアウェーですが、それに関してはいかがですか?

その中でも10%ぐらいは僕を応援してくれる人が絶対にいると思うので、その人のために頑張りたいと思います。

―――アメリカで試合が続きましたが、イギリスはこれまで行かれたことはありますか?

いや、ないんですよ。だから結構楽しみにしています。ヨーロッパは今まで何度か柔道の試合で遠征に行っていたのですが、イギリスだけはないです。噂では、全然天気が良くなくて、ずっとジメっとしていると聞いていたので、あまり行きたくないなという感覚があったのですが、実際に試合が決まってロンドンと聞くと結構楽しみな部分がありましたね。

―――時差的にはアメリカより楽かもしれないですね?

どうですかね?あまり考えないようにします。眠たい時に寝ればいいし、起きたければ起きようかと思って。(笑)

―――アメリカから帰国されてからは主にどのような面を中心に練習されていますか?

アメリカで教わったフィジカル・トレーニングを自分なりにもっときつくして肉付けしています。あとは教えてもらったステップワークや打撃、技術的な部分を再確認しながら練習をしてきた感じですね。

―――前回のレーベン戦は残念な結果になってしまいました。直前に相手が変わったり、サウスポーになったり、と色々ありましたが、最大の敗因というのは何だったと思いますか?

自分の中の余裕じゃないですか?余裕が全くなかったので、それが試合中に全部出てしまいました。悪い歯車がかみ合えばああいう試合になるんだなと思いました。試合運びも体力的な部分でも、全部悪い方に行ったのではないかと思います。少しでも自分を出せて戦っていれば、何の問題もなかったでしょうけれど、何を思ったのか、自分が焦ったというか・・・何も焦る必要はなかったんですけど。

―――前回の試合に向けての調整と、今回の試合に向けての調整には違いはありますか?

フィジカルのトレーニングがガラッと変わったのと、準備期間がしっかりありました。そういった部分では、安心できるというか、自信もしっかりついているので楽ですよね。

―――メインカードでのビスピン戦へ向けて意気込みをお願いいたします。

アウェーということで、なかなか自分のことを応援してくれる人が少ないですが、良い試合をすれば皆が栄誉を称えて応援してくれると僕は思っています。皆が感動する試合ができれば僕は本望です。

―――最後に日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

日本のファンの皆さま、次の試合必ず勝って日本に帰ってきます。頑張ってきます!応援よろしくお願いいたします。


秋山成勲がマイケル・ビスピンと対戦する「生中継!UFC-究極格闘技-UFC120 秋山成勲 vs ビスピン」
の模様は、10月17日(日)午前4:00からWOWOWのデジタル192chで生中継される!


◆◆◆ WOWOW番組情報 ◆◆◆

★「生中継!UFC-究極格闘技-UFC120 秋山成勲 vs ビスピン」
10月17日(日)午前4:00 デジタル192chで生中継!
  <主な対戦カード> ミドル級: 秋山成勲 vs マイケル・ビスピン

(※)秋山成勲は日本時間7月4日に行われた「UFC116」でクリス・レーベンと対戦し、大激闘の末に敗れた。

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設立
1984年12月