ヤマハ(株)と東京藝術大学COI拠点が共同開発した「だれでもピアノ®」が令和3年度「STI for SDGs」アワードで、文部科学大臣賞を受賞
ヤマハ株式会社(以下、当社)と国立大学法人東京藝術大学COI拠点(※1)が共同開発した「だれでもピアノ®」が、科学技術イノベーション(Science, Technology and Innovation:STI)を用いて社会課題を解決する地域における優れた取り組みを表彰する「STI for SDGs」アワードで、文部科学大臣賞を受賞(※2)しました。
「STI for SDGs」アワードは、科学技術イノベーションを用いて社会課題を解決する地域における優れた取り組みを表彰することで、その取り組みのさらなる発展や同様の社会課題を抱える地域への水平展開を促し、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の達成に貢献することを目的とし、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、JST)が2019年に創設したものです。
参考:JST「令和3年度「STI for SDGs」アワード受賞取り組みの決定について」
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1533/index.html
<受賞理由(JSTウエブサイトより)>
本取り組みは、1人の障がい者の「音楽を奏でたい」という想いが起点となっており、芸術・文化を科学技術と組み合わせてSDGs 達成のための手段として活用している独創性の高い活動である。また、実物のピアノを演奏するというハード面での課題を解決するために、オンラインの活用で汎用性の確保も視野に入れるほか、医療機器としての可能性や、体験者が指導者となって社会に貢献する役割を持たせている点が包摂性、展開性においても高く評価された。「誰一人取り残されない未来をつくる」というSDGs の理念に沿った取り組みであり、SDGs 目標3,4,10 など複数目標の達成につながる活動として、選考委員会において文部科学大臣賞にふさわしいと判断された。
<『だれでもピアノ®』について>
だれでもピアノ®は、2015年に当社と東京藝術大学COI拠点が共同開発した自動伴奏追従機能のついたピアノです。一本指でメロディーを弾くと、伴奏とペダルが自動で追従して、熟練したピアニストのように華麗な演奏が可能で、障がいのある児童・生徒を対象に音楽教育やワークショップで活用している他、高齢者を対象に継続的なピアノレッスンを通したウェルビーイングに関する研究を推進しています。また、ICT技術を用いて低遅延でMIDI情報をオーディオ機器につなぐ技術の応用により、オンラインによる遠隔演奏も実現しました。今後は専用アプリの開発により、活用可能な楽器や機器、ユーザー数、ユーザー層と活用シーンの拡大を目指しています。
- ※1 当社は2015年10月より、文部科学省と科学技術振興機構の事業である「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)の拠点の一つである「東京藝術大学COI 拠点」に参画しています。
- ※2 受賞団体名は、東京藝術大学COI拠点 。
ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/
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