8月31日(木) AndTech「セルロースナノファイバーを用いた樹脂・コンポジット材料の開発と自動車への応用展開およびカーボンニュートラル貢献に向けた取り組み」Zoomセミナー講座を開講予定
ノーブルテクノラボ 山本 登 氏、京都大学 奥平 有三 氏、王子ホールディングス株式会社 岸 健太郎 氏、金沢工業大学 影山 裕史 氏 にご講演をいただきます。
セルロースナノファイバー(CNF)に関する最新動向、特にCNFを補強材とした複合素材の自動車部材への適用及びカーボンニュートラルへの貢献、普及化技術について紹介、「売れる」バイオマスプラスチックの作り方、コンパウンドプロセスとその条件・設備について解説!
本講座は、2023年08月31日開講を予定いたします。
詳細:https://andtech.co.jp/seminars/1ee25dde-7ff2-605a-9b55-064fb9a95405
Live配信・WEBセミナー講習会 概要
テーマ:セルロースナノファイバー(CNF)を用いた樹脂・コンポジット材料の開発と自動車への応用展開およびカーボンニュートラル貢献に向けた取り組み
~CNF強化バイオマスプラスチック、コンパウンドプロセス、3Dプリンター用樹脂について~
開催日時:2023年08月31日(木) 10:30-16:50
参 加 費:55,000円(税込) ※ 電子にて資料配布予定
U R L :https://andtech.co.jp/seminars/1ee25dde-7ff2-605a-9b55-064fb9a95405
WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)
セミナー講習会内容構成
ープログラム・講師ー
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第1部 バイオマスプラスチックの作り方/バイオマスフィラー、樹脂、コンパウンドプロセスとその条件、必要な設備
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講師 ノーブルテクノラボ 代表 山本 登 氏
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第2部 SLS法3Dプリンター用樹脂(PP、PA6)・CNF複合材料の開発と構造部材への応用
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講師 京都大学 生存圏研究所 研究員 奥平 有三 氏
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第3部 セルロースナノファイバーとカーボンニュートラルへの取組および自動車部品への適用
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講師 王子ホールディングス株式会社 イノベーション推進本部 CNF創造センター/副センター長 岸 健太郎 氏
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第4部 自動車のバイオマスプラスチック・CNF利用と バイオマスフィラー今後の可能性
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講師 金沢工業大学 大学院工学研究科 高信頼ものづくり専攻/教授 影山 裕史 氏
本セミナーで学べる知識や解決できる技術課題
3Dプリンター成形(SLS法)の知識、CNFについて、樹脂・CNF複合材料
・CNFの特長
・CNFの適用用途
・CNFを複合材料に展開する際の課題と対応方法
・CNFのカーボンニュートラルへの貢献
自動車からモビリティ時代の幕開けのキーワードであるカーボンニュートラルとCASEの知識、そこに必要となるバイオマス素材(樹脂、強化繊維等)の知識と活かし方(高性能化、普及化)
本セミナーの受講形式
WEB会議ツール「Zoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。
詳細は、お申し込み後お伝えいたします。
株式会社AndTechについて
化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、
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弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」
「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。
クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。
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本件に関するお問い合わせ
株式会社AndTech 広報PR担当 青木
メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)
下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)
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第1部 バイオマスプラスチックの作り方/バイオマスフィラー、樹脂、コンパウンドプロセスとその条件、必要な設備
【講演主旨】
レジ袋有料化が叫ばれて、全国のスーパーやコンビニなどの小売店でプラスチック製の買い物袋が配布されるようになりました。
ただし、プラスチック製でも植物由来のバイオマス素材が25%以上配合されている袋や、海洋生分解プラスチックの袋は対象外で、今後も無料で配布することができます。しかし、実際には3-5円/1枚有料となっています。徐々にバイオマス素材が使われなくなっている状況です。
バイオマス素材が、プラスチックの重量の25%以上を占めるものについては、地球温暖化対策に寄与することから、省令に基づく有料化の対象外とされました。
ところがその後、国連環境計画(UNEP)は、各種のレジ袋の生産から廃棄後までの環境影響に関し、海外の7件の研究結果を分析した結果、環境中で分解されやすい「バイオマスプラスチック(生分解性プラスチック)」は、ごみ発生は使い捨てプラスチックより小さいものの、焼却による温暖化や海洋酸性化への影響、含まれる化学物質による汚染などを考慮すると「最悪の選択肢である可能性が高い」と否定的見方を示した報告書を公表しました。
そのため、欧州では生分解性樹脂製品ではなく、バイオマスプラスチック樹脂製品が見直され、使用が拡大していると聞きます。
そこで今回は、「バイオマスプラスチック」、売れるバイオマスプラスチックの作り方についてご紹介したいと思います。
【プログラム】
1.バイオマスフィラー種類と特徴
1.1 バイオマスフィラーは天然物である。
1.2 粒度分布管理、水分管理が重要
1.3 不純物をどうするか?
2.ポリオレフィン樹脂など樹脂選択のポイント
3.コンパウンド方法;KnowHowの塊
4.コンパウンド条件;甘くない
4.1 バイオマスフィラーは熱分解する
4.2 いかに混練向上を狙いつつ、加熱防止が重要
4.3 水分除去が、ポイント
5.コンパウンド設備;選択が重要
5.1 大部分のコンパウンド設備はポリオレフィン用に設計されている。
5.2 そのまま、バイオマスフィラーには使えない。
6.バイオマスプラスチックに求められる性能
6.1 既存樹脂代替狙いは失敗する。
6.2 汎用樹脂、PP、PEは素晴らしい樹脂である。
7.バイオマスプラスチックの問題点
8.生分解性樹脂との違いは、差別化をどうするか
9.日本国政府の動向
【質疑応答】
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第2部 SLS法3Dプリンター用樹脂(PP、PA6)・CNF複合材料の開発と構造部材への応用
【講演主旨】
金型が不要で、成形体の設計変更が容易な3Dプリンター成形(AM:Additive Manufacturing)のニーズが高まっている。成形スピードの向上により、従来は試作品の成形(ラピッドプロトタイピング)が中心であったが、実製品成形への利用が始まっている。本講座では、多種あるAM方式のなかで、成形体の高い強度、弾性率が発現するSLS法(Selective Laser Sintering Method)を用いて、汎用樹脂であるPP(PA6)、およびPA6(6ナイロン)とCNF(セルロースナノファイバー)複合粉体を用いて成形し、基本機械物性を評価した。さらに自動車部品等を試作し、実製品としての応用可能性を検討した。
【プログラム】
1.3Dプリンターの種類、市場と利用状況
使用されていいる樹脂材料
2.SLS方式の3D成形装置の概要と特徴
3.CNF(セルロースナノファイバー)の特長
CNFと樹脂の複合
3.CNF(セルロースナノファイバー)強化PA6粉体を用いた3Dプリンティング
・曲げ弾性率と曲げ強度
・CNFによるPA6の結晶配向
・応用例(自動車部品、ドローン部品)
4.CNF(セルロースナノファイバー)強化PP粉末を用いた3Dプリンティング
・ホモPPとブロックPPの複合
・CNFによる曲げ強度、弾性率向上
・ブロックPPによる衝撃強度の向上
・海島構造による機械物性向上
5.SLS方式の今後の課題
【質疑応答】
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第3部 セルロースナノファイバーとカーボンニュートラルへの取組および自動車部品への適用
【講演主旨】
地球上に豊富に存在する高分子であるセルロースをナノメートルレベルまで微細化したセルロースナノファイバー(CNF)は、循環型の材料であるという特徴以外に、軽量で高強度・高弾性率、寸法安定性といった機械特性を持つことから、CNFを補強材として実用化する検討が進められてきている。
本講演では王子での開発事例を中心にCNFに関する最新動向、特にCNFを補強材とした複合素材の自動車部材への適用及びカーボンニュートラルへの貢献について紹介する。
【プログラム】
・王子Gの紹介
└CNF研究開発の位置づけ
・CNFとは
└注目されている理由
・王子が手掛けるCNF
└リン酸化CNFの特長、形態
・CNFの最新動向
└増粘分散剤を中心とした王子での実用化事例
・CNFの自動車部材への適用に向けて
└CNF複合素材の王子での開発事例、課題と対応
・CNFのカーボンニュートラルへの貢献に向けて
└貢献の考え方、王子での現状の取り組み、課題と対応
【質疑応答】
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第4部 自動車のバイオマスプラスチック・CNF利用と バイオマスフィラー今後の可能性
【講演主旨】
オイルショック以降の軽量化ニーズにも呼応し急増したプラスチックは、近年のカーボンニュートラル化や海洋プラ、マイクロプラ問題などの大きな壁にぶつかっている。その一環として植物系のバイオマスプラスチックが注目されているが、石油系に対し強度面で劣り、普及しにくいといった大きな課題がある。ここでは、その課題に対し、同じ植物系のセルロースを原料とし強度向上に期待のできるCNF(セルロースナノファイバー)を挙げ、その有効な活用方法として量拡大に魅力的な将来のモビリティに照らし合わせ、紹介したい。
【プログラム】
1.プラスチックの動向
1-1 プラスチックの拡大と課題
1-2 自動車用プラスチックの現状
1-3 自動車用プラスチックの課題
2.バイオマスプラスチックの期待と課題
2-1 バイオマスプラスチックの期待
2-2 バイオマスプラスチックの現状
2-3 バイオマスプラスチックの課題
3.セルロースナノファイバーの期待と応用展開
3-1 セルロースナノファイバーの期待
3-2 セルロースナノファイバーの現状
3-3 セルロースナノファイバーの課題
3-4 セルロースナノファイバーの応用展開
4.セルロースナノファイバー強化バイオマスプラスチック産業の活性化
4-1 マルチマテリアルとの融合
4-2 地域、循環型社会との密着
4-3 サプライチェーンの構築
4-4 ビジネスモデルの提案
5.まとめ
【質疑応答】
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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