在日外国人は全ての情報ソースへの信頼度が高く、日本人は情報ソースへの不信感が強い~情報取得に関するアンケート調査~
在日外国人が「新聞」と「WEBメディア」を一番信頼し、日本人は「テレビ」を一番信頼している
マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマーク(東京都渋谷区東、代表取締役:町田正一)は、全国20~59歳男女の在日外国人に「情報取得に関するアンケート調査~在日外国人と日本人を比較する~」を実施し、その結果を12月23日に公開しました。
※調査日は2024年10月29日(火)~11月11日(月)です。
調査結果
近年、日本に住む在日外国人の人口は増加傾向にあり、2023年には過去最高を記録しました※。国際化が進む中、多様な背景を持つ外国人が日本社会に定着し、生活の一部としてさまざまな情報を取得しています。
スマートフォンやタブレットなどの普及により、情報へのアクセスは容易になっていますが、在日外国人は、どの「情報ソース」や「情報媒体」を信頼し、日々どのような情報を「意識的に受け取っている」のでしょうか? 日本人とは異なる価値観や生活習慣を持つ在日外国人が、情報社会においてどのような行動や傾向を示しているのかを探ることは、共生社会を構築するうえで重要な課題といえます。
そこで今回は、在日外国人を対象に情報取得に関するアンケートを実施し、過去に調査した日本人との比較を通じて、その違いや共通点を調べてみました。
※参考(出入国在留管理庁:https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00040.html)
※2023年3月の「情報取得に関するアンケート調査」はこちら>
トピックス
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信頼できる情報ソース、在日外国人と日本人共に、「専門家」、「友人・知人・家族」、「有識者」、「企業・法人」が上位
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在日外国人は全ての情報ソースへの信頼度が高く、日本人は情報ソースに対し不信感が強い
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在日外国人が「新聞」と「WEBメディア」を一番信頼しているのに対し、日本人は「テレビ」を一番信頼している
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在日外国人は多くのジャンルの情報を意識的に受け取っているが、日本人の約3割は意識的に受け取る情報はないと回答
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普段受け取っている情報カテゴリーへの満足度は、在日外国人の方が日本人より高い
ピックアップ
■情報の信頼度(情報ソース別)
Q1-1-1.あなたが普段、世の中の情報を受け取る際に、信頼出来ると感じる情報ソースを全てお知らせください。(複数選択可)
在日外国人と日本人共に、「専門家」、「友人・知人・家族」、「有識者」、「企業・法人」が上位。
しかしながら、在日外国人は日本人に比べ各情報ソースの割合が総じて高い。特に「専門家」、「有識者」は2者間のGAPが大きい。日本人は在日外国人に比べて「どの発信者も信頼していない」、「どの発信者からも情報を得ていない」が多い。
■情報の信頼度(媒体別)
Q2-1.あなたが普段、世の中の情報を受け取る際に、信頼出来ると感じる情報媒体を全てお知らせください。(複数選択可)
在日外国人が「新聞」と「WEBメディア」を一番信頼しているのに対し、日本人は「テレビ」が一番多い。「わからない」、「どの媒体も信頼していない」、「どの媒体からも情報を得ていない」については日本人の方が多く、各情報媒体の信頼度は、在日外国人が日本人より、全体でも、ほとんどの項目でも割合が多い。
■受け取っている情報カテゴリー
Q3-1.あなたが普段、意識的に受け取っている情報カテゴリーを全てお知らせください。(複数選択可)
在日外国人のトップは「社会」、次いで「気象・季節」で、日本人は「気象・季節」がトップで、次いで「社会」と異なっている。
在日外国人は日本人に比べ、すべての情報カテゴリーで割合が多く、特に 「学術・学問」、 「社会」 、「文化・芸能・娯楽」で差が大きい。属性別の割合も同様で在日外国人は、ほとんどの数値で日本人を上回る。
■受取る情報カテゴリーの満足度
Q4.あなたが普段受け取る情報カテゴリーについての満足度をそれぞれお知らせください。
受け取る情報カテゴリーの満足度は、在日外国人と日本人を比較すると、在日外国人の方が総じて高くなっている。項目別に見ていくと、在日外国人、日本人共に、「気象・季節」が最も高く、次いで「スポーツ」「文化・芸能・娯楽」となっている。TOPBOXに関しては、在日外国人は、「スポーツ」が最も高く、次いで「気象・季節」「学術・学問」となっており、日本人も「スポーツ」が最も高く、次いで「気象・季節」となっており、次に「文化・芸能・娯楽」と続いている。
調査概要
調査名 |
情報取得に関するアンケート調査~在日外国人と日本人を比較する~ |
対象者条件 |
【性別】 男性、女性 |
調査項目 |
【本調査】 |
サンプルサイズ |
イズスクリーニング調査:434 |
割付 |
性年代均等回収 |
調査期間 |
2024年10月29日(火)~11月11日(月) |
調査方法 |
Webアンケート |
調査機関 |
株式会社アスマーク |
株式会社アスマーク
代表取締役:町田 正一
所在地 :〒150-0011 東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー4F
電話番号 :03-5468-5101
FAX番号 :03-5468-5102
設立 :2001年12月21日
資本金 :139百万円(2023年12月31日現在)
加盟団体 :一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会
取得認証 :プライバシーマーク(登録番号:12390094)
マーケットリサーチ製品認証規格(ISO 20252)
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