ベイビュー・アセット・マネジメント、スマートプラスの「BaaS」を活用し個人投資家向け投資信託の直接販売サービス「ベイビュー投信」を開始
機関投資家向けプライベート・アセット投資を個人投資家へ

次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatext グループの株式会社スマートプラス(本社:東京都千代田区、代表取締役:小林 紀子、以下「当社」)は、独立系運用会社であるベイビュー・アセット・マネジメント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:八木 健、以下「ベイビュー・アセット・マネジメント」)に対し、当社の証券ビジネスプラットフォーム「BaaS(バース):Brokerage as a Service」を提供し、ベイビュー・アセット・マネジメントは2025年4月22日(火)より個人投資家向け投資信託の直接販売を開始します。
■ 背景と目的
近年、市場変動を受けにくく安定したリターンが期待できるプライベート・アセット(未公開資産)への投資が拡大しています。特に、サプライチェーン・ファイナンスは、伝統的資産との相関が低い特性を持ち※1、機関投資家を中心に高い評価を得ているプライベート・アセット投資の一つです。
ベイビュー・アセット・マネジメントは、契約資産残高約1兆円を有する独立系運用会社として、機関投資家向けにサプライチェーン・ファイナンス戦略を提供し、日本国内ですでに2,700億円以上の運用残高※2を獲得しています。1998年創業の同社は、「独立系として影響力ある外部株主を持たず、真に投資家を向いた経営」という理念を掲げ、質の高い運用商品を提供してきました。
今回、当社の「BaaS」を活用し、これまで機関投資家に限定し提供してきたサプライチェーン・ファイナンス戦略を、公募投信として個人投資家にも提供可能となります。ベイビュー・アセット・マネジメントは、「ベイビュー投信」を通じて、販売会社を介さず個人投資家に投資信託を直接提供する資産運用サービスを開始することで、日本の金融にイノベーションを起こし、個人投資家の資産形成の選択肢を広げることを目指しています。その第一弾として、国内公募投信「グローバル・サプライチェーン・ファンド(愛称:賢者の設計)」の販売を開始します。
■ 「BaaS」を選定した理由
ベイビュー・アセット・マネジメントが「BaaS」を選定した理由は、公募投信の直販サービスを新規で立ち上げるにあたり、システム基盤だけでなく証券バックオフィス業務を含めたSaaS型のビジネスモデルにより低コストで直販サービスの導入が可能であった点です。
また、拡張性や柔軟性に優れ、「ベイビュー投信」独自の世界観を表現できるフロントシステムを備えるほか、継続的な機能改善を通じて進化し続けるプラットフォームである点も評価されました。さらに、今後の法制度や環境等の外部環境変化に円滑に対応できる仕組みを有している点も選定の重要な要素となりました。
■ 販売する投資信託の概要
<商品名>
「グローバル・サプライチェーン・ファンド(為替ヘッジあり)/(為替ヘッジなし) 愛称:賢者の設計」
<商品の特徴>
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サプライチェーン・ファイナンスは、ファンドが輸入企業に対する売掛債権を輸出企業から購入し、その代価として輸出企業へ資金を提供する仕組み
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先進国の優良グローバル企業(S&P社による格付けBBB+以上)の売掛債権に投資するため、信用リスクが低い
-
伝統的資産との相関が低く、分散投資効果が期待できる※1
-
低リスクでありながら、過去6年間で年率約4%(為替ヘッジあり・報酬控除後)※3の安定したリターンを実現
<申込概要>

購入申込受付日 |
毎月20日(国内休業日の場合は前国内営業日) |
購入単位 |
100万円以上1円単位 |
購入価額 |
購入申込受付日の翌月の第10ファンド営業日の基準価額 |
換金申込受付日 |
毎月25日(国内休業日の場合は前国内営業日) |
換金単位 |
100万円以上1円単位 |
換金価額 |
換金申込受付日の翌々月国内最終営業日の基準価額 |
換金代金 |
換金申込受付日の翌々月国内最終営業日から起算して、原則として13国内営業日目からお支払い |
信託期間 |
無期限(2024年9月13日設定) |
決算日 |
毎年8月25日(国内休業日の場合は翌国内営業日) |
購入時手数料 |
なし |
信託財産保留額 |
なし |
運用管理費用(信託報酬) |
純資産総額に対して年率0.638%(税込) |
実質的な負担 |
純資産総額に対して年率1.218%(税込)程度 |
※1 ベイビュー・アセット・マネジメントが機関投資家向けに提供する類似戦略ファンド(為替ヘッジあり)において、伝統的資産(グローバル債券:相関係数-0.12、グローバル株式:相関係数-0.02)との相関が低く、分散投資効果が期待できる。(2018年10月~2024年12月の月次データに基づく)
※2 2024年12月末時点のベイビュー・アセット・マネジメントのサプライチェーン・ファイナンス運用戦略における受託資産額(私募ファンド、投資一任含む)
※3 2018年10月~2024年12月の期間における類似戦略ファンドのパフォーマンスに基づきます。記載のリターンは円ベース、運用報酬控除後のものです。上記は将来の運用成果等を保証するものではありません。
■ BaaSについて
「BaaS」は、証券サービスを提供するうえで必要となる一連の業務システムをAPIベースで提供し、外部連携をすべてクラウド上で管理、提供する証券ビジネスプラットフォームです。フロントシステムは、ミドル・バックシステムと分離されることで、お客さまの要件にあわせてサービスを容易に開発することができ、法制度や環境等の外部環境変化にも柔軟に対応することができます。「BaaS」を利用した証券サービスを導入いただくことで、低コストかつスピーディに高付加価値な独自サービスの展開が可能です。
◯基本機能:売買執行機能、入出金機能、税務関連機能、株主事務機能、口座開設・口座管理機能
◯オプション機能:クレジットカード引き落とし、ポイント投資、ロボアドバイザー、その他

<BaaS導入事例>
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株式会社クレディセゾン「セゾンポケット」
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ニッセイアセットマネジメント株式会社「GoalNavi(ゴールナビ)ならびにNダイレクト(エヌダイレクト)」
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株式会社セブン銀行「お買い物投資コレカブ」
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セゾン投信株式会社「セゾンとつづく」
-
三菱UFJアセットマネジメント株式会社「Mattoco+(マットコプラス)」
-
ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社「ベイビュー投信」
など
以上
【ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社について】
ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社は、1998年の設立以来、独立系運用会社として株式、債券、マルチ・アセット、そしてプライベート・アセットのアクティブ運用に特化してきました。影響力ある外部株主(証券会社や銀行等の親会社等)を持たない日本では数少ない独立系運用会社として、客観性と透明性、そしてコンプライアンスが徹底された体制のもと、マルチ・ブティック型運用会社としての地位を確立。海外トップ・クラスのブティックハウスと提携し、機関投資家向けに質の高い運用サービスを提供しています。契約資産残高は約1兆円に達し、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得するなど、国際規格の情報セキュリティ管理体制も構築しています。

会社名 |
ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第397号 |
代表者 |
代表取締役社長兼CEO 八木 健 |
設立 |
1998年1月 |
所在地 |
東京都千代田区一番町29-1 番町ハウス |
業務内容 |
投資運用業(投資信託及び投資一任の運用) 投資助言・代理業 第二種金融商品取引業 |
役職員数 |
80名(2025年4月1日現在) |
加入協会 |
一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会 |
公式サイト |
【Finatextグループと株式会社スマートプラスについて】
Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。


会社名 |
株式会社Finatextホールディングス |
代表者 |
代表取締役社長CEO 林 良太 |
証券コード |
4419(東証グロース市場) |
設立 |
2013年12月 |
所在地 |
東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル9階 |
公式サイト |
■株式会社スマートプラス
株式会社スマートプラスは、証券ビジネスプラットフォーム「BaaS(バース):Brokerage as a Service」を軸に、事業者による自社顧客向け証券サービスの提供を支援するフィンテック企業です。次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループにおいて、証券領域における金融インフラストラクチャ事業を担っています。


会社名 |
株式会社スマートプラス 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3031号 |
代表者 |
代表取締役 小林 紀子 |
設立 |
2017年3月 |
所在地 |
東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル9階 |
事業内容 |
金融商品取引業 |
加入協会 |
日本証券業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 |
公式サイト |
商号等:株式会社スマートプラス
金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3031号
加入協会:日本証券業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会・一般社団法人第二種金融商品取引業協会
<重要事項>
■口座開設・お取引に関するご留意事項
・スマートプラスでお取引いただくこととなった際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。
・投資信託のお取引については基準価額の下落等により損失が生じる恐れがあります。
・当社における各種口座開設に際しては当社所定の審査があります。
・資料等の中で個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。
・お取引に際しては当社から交付される契約締結前交付書面、目論見書その他の交付書面や契約書等をよくお読みください。
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