読売仙台ビル建替プロジェクトに関する基本協定締結に係るお知らせ

　株式会社読売新聞東京本社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：村岡彰敏、以下「読売新聞社」）と東急不動産株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：星野浩明、以下「東急不動産」）は、仙台市の読売仙台ビルの建て替えに向けて共同でプロジェクトを推進していくことになり、このほど基本協定を締結しましたので、お知らせします。今後、両社間で詳細を協議していく予定です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

　読売仙台ビルは、仙台市中心部に 1975 年に竣工し、隣接する新伝馬町中央通りビル（通称ジョリビル） と一体で運営してきました。読売新聞社にとっては取材拠点であるとともに、「ダイエー仙台店」や「イオン仙台店」などの物販店舗や飲食店にもご入居いただくことで、地域の皆様から長く親しまれてきました。しかし竣工から半世紀が過ぎ、地域のニーズや時代の変化に適したより高い機能を持ったビルへ建て替えるとの判断に至り、昨年から共同事業者の選定を進め、東急不動産をパートナーとすることが決まりました。読売仙台ビル・新伝馬町中央通りビルについては、2025 年 5 月より解体工事を開始する予定です。

　本物件は、仙台の中心的なビジネス街である青葉通と東二番丁通の交差点に位置し、青葉通に約100ｍ面するとともに、東北最大級の繁華街 クリスロード商店街にも接する希少な立地にあります。この特徴を最大限に生かすため、新たな建物にはオフィス、商業施設とともにホテルを設け、国内外の観光客等を呼び込む計画です。約 5,200 ㎡の大きな敷地を生かし、イベントも開催できる広場空間も組み込んだランドマーク的な施設とする考えです。今後、東急不動産がプロジェクトマネージャーとなり、メディアである読売新聞社の知見も交えて、検討を深めます。両社は、新しいビルを通じて仙台市のさらなる発展と活力の増進にも貢献していく所存です。

　なお、本計画は高機能オフィスや地域のにぎわいに寄与するオープンスペース等の整備により、仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」の制度を活用し助成を受ける予定です。読売新聞社と東急不動産は、仙台市中心部に新たな価値を創造できるよう、知恵を出し合い、相互に協力していきます。

■読売新聞社　昨年創刊 150 周年を迎えた日本最大の発行部数を有する全国紙です。グループ会社には読売巨人軍やよみうりランド、中央公論新社などがあり、報道・出版からスポーツや文化・エンターテインメントに及ぶ幅広い事業を展開しています。不動産事業も行っており、3月28日には、同じ青葉区内に新たな商業施設、読売青葉テラスを開業しました。

■東急不動産　東急不動産ホールディングス株式会社の中核企業として本社が位置する渋谷を中心に、全国各地で事業を展開する総合デベロッパーです。オフィスビルやホテル、物流施設などの開発の他、再生エネルギー事業など幅広い事業ウィングと、東急不動産ホールディングスグループ各社との連携、またパートナーとの共創によりまちづくりを行っています。

物件位置図

■既存建物の概要

　所有者   　株式会社読売新聞東京本社

　住所　　　宮城県仙台市青葉区中央 2 丁目 3－６

　建物名称　読売仙台ビル・新伝馬町中央通りビル

　敷地面積   約 5,200 ㎡

　延床面積   約 51,400 ㎡

　築年         1975 年

　主要用途   店舗、事務所

 

■計画建物等の概要

　事業主体   株式会社読売新聞東京本社、東急不動産株式会社

　計画地      （地番） 宮城県仙台市青葉区中央２丁目3－1ほか

　延床面積   約 42,000 ㎡

　主要用途   事務所、ホテル、店舗

　解体着工   2025 年 5 月

　竣工　　　2029 年度（予定）

※現在計画中の内容であり、今後変更が生じる可能性があります。