doda転職求人倍率2024年11月は2.82倍(前月差+0.07ポイント)
~求人数・転職希望者数ともに減少、「レジャー・外食」の求人数は増加~
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:桜井 貴史)は、2024年11月の転職求人倍率をまとめた「doda転職求人倍率」を発表いたします。
なお、11月の業種別・職種別の詳細データや過去のデータについては、下記URLで公表しています。
・doda転職求人倍率レポート:https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
doda転職求人倍率は、中途採用市場における需給バランスを表すもので、dodaの会員登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式※:求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>※分子・分母はdoda独自の定義により算出したものです。
2024年11月の概況
・転職求人倍率
2024年11月の転職求人倍率は、前月から+0.07ポイントの2.82倍となりました。求人数は前月比96.5%、前年同月比109.1%となりました。転職希望者数は前月比94.1%、前年同月比106.9%でした。
・求人数増加率 P.2「■業種別 求人数増加率」「■職種別 求人数増加率」参照
求人数は、業種別では12業種(「その他」は除外)のうち2業種で前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「レジャー・外食」(前月比101.1%)、次いで「金融」(前月比100.8%)でした。職種別では11職種(「その他」は除外)のうち2職種で前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「販売・サービス」(前月比100.3%)、次いで「専門職(メディカル)」(前月比100.1%)でした。
解説と今後の見通し(doda編集長:桜井 貴史)
・2024年11月の解説
求人数は全体では減少、業種別では「レジャー・外食」が増加
11月の求人数は前月比で減少しましたが、前年対比では増加しており、高い水準が続いています。業種別で増加率が大きい「レジャー・外食」では、ホテルのマネジャーやスタッフ、飲食店の店長などのポジションで増加しました。これは、国内需要の回復傾向が続いていることやインバウンド需要の拡大といった背景から、施設や店舗数を拡大させるために、求人が増加しているものと考えられます。転職希望者数は、例年11月ごろから年末に向けて減少するため、今年も同様の傾向になりました。求人数より転職希望者数の減少幅が上回ったため、転職求人倍率は上昇しました。
・12月以降の見通し
12月の求人数は、欠員補充や来期の体制を見据えた増員募集を行う企業が多いことから、企業の採用意欲は高い水準が続き、横ばいが想定されます。一方、転職希望者数は、例年、年末の影響によって12月はもう一段減少し、1月から大きく増加する傾向があるため、同様の推移が予想されます。求人数は横ばいで、転職希望者数は減少するであろうことから、転職求人倍率は上昇する見込みです。
【解説者プロフィール】doda編集長:桜井 貴史(さくらい たかふみ)
新卒で大手人材会社に入社し、一貫して国内外の学生のキャリア教育や就職・転職、幅広い企業の採用支援事業に携わる。2016年11月、パーソルキャリア株式会社に中途入社。同年、株式会社ベネッセホールディングスとの合弁会社、株式会社ベネッセi-キャリアに出向、新卒オファーサービス「dodaキャンパス」の立ち上げを牽引し、初代dodaキャンパス編集長に。その後、同社 商品サービス本部 本部長として、キャリア講座やアセスメントをはじめとした、大学生向けサービスの責任者を務める。2023年4月、doda副編集長 兼 クライアントP&M本部 プロダクト統括部 エグゼクティブマネジャーに就任し、法人向け採用支援プロダクト全体を管掌。2024年4月、doda編集長に就任。サービスを通じてこれまで約60万人以上の若者のキャリア支援に携わり、Z世代の就職・転職動向やキャリア形成、企業の採用・育成手法に精通している。
■転職サービス「doda」について< https://doda.jp >
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