【男湯がときどき見えそうな問題、どう思いますか?】Surfvoteで意見を募集中!
コラムニストの辛酸なめ子氏がSurfvoteでみんなの意見を募集。「改善してほしい」と回答した人は約半数。「良い景色が見えにくくなっている可能性が高くなるのでは」との意見も。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするソーシャルスタートアップPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は12月6日に投票終了予定のイシュー「男湯がときどき見えそうな問題、どう思いますか?」の途中結果をお知らせします。
Surfvoteでは社会のあらゆる課題や困りごと、「イシュー」を専門家や大学の先生が執筆し、毎日掲載。Surfvoteに訪れればさまざまな社会課題をだれでも簡単に学び考えることができます。アカウント登録をすると選択肢のなかから自分の意見に近いものを選んで投票したり、コメントを書いたりすることができます。社会の分断や対立を助長するのではなく、さまざまな意見を持つひとが共通する価値観を見つけることができるようサービスの開発を日々進めています。
このイシューの背景
男湯に関する課題として、露天風呂の目隠し不足や建物構造の問題が挙げられています。具体例として、露天風呂から外部の人間と目が合うケースや、展望施設から裸体のシルエットが見える事例が挙げられました。また、混浴エリアが男湯に直結している施設も存在し、プライバシーが軽視されがちだと指摘されています。近年のジェンダー平等意識の高まりを踏まえ、男性の裸を見られることへの抵抗感や配慮不足が問題視され「男湯の扱い」についての意見が求められています。
投票の詳細
URL:https://surfvote.com/issues/sefu4deiuj3d
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス、アプリ)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2024年10月2日〜12月6日
有効票数:37票(12月2日時点)
投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
見られても減るもんじゃないので気にならない16.2%
*別段気にならない。日本では古来から女性は秘めたる存在であるという伝統的な認識があって、したがって女湯の方が男湯よりもプライバシーに固い構造になっているのは当然であると思える。ただの男女差であって、現状に不満はない。しかし、男性の裸を見ることで女性が罪悪感を覚えたり気まずくなったりすると言うのなら、当世流行りの女性への配慮とやらの一環として男湯の作りを変えたらよい。
*見える対策をするということは、いい景色が見えにくくなっている可能性が高くなっていると思う。それはそれは入浴施設のいいところを潰してしまっているので、考え物だと思う。
見えてしまった時に気まずいので改善してほしい45.9%
*どちらかがよくてもどちらかが嫌な場合もあるし、見えないほうがいいことに越したことはない。なので見えないように改善が必要だと思います。
*男女問わずプライバシーを尊重することが大切だと感じるからです。「見られても減るもんじゃない」と考える人もいるかもしれませんが、実際に見られることに対して不快感や気まずさを覚える人も多いでしょう。また、たまたま見えてしまうというシチュエーションでも、無意識に相手のプライバシーに干渉してしまったことに罪悪感を感じることがあるため、施設側で構造を見直し、誰もが快適に過ごせる環境を整えるべきだと考えます。昭和の風習や混浴文化があった時代からの名残かもしれませんが、現代のジェンダー平等意識やプライバシーへの関心が高まっている今、施設の設計や管理もアップデートされるべきだと思います。みんなが気持ちよく過ごせる環境が理想ですから、見える可能性を排除するための改善は必要ですね。
男湯が見えそうな作りなのは不平等だと感じる32.4%
*近年、ジェンダー平等の意識が高まる中で、女性のプライバシーが厳重に守られている一方で男性のプライバシーが軽視されているように見えることは問題かもしれません。女性と同様に、男性も自分の裸を他人に見られたくないという気持ちがあると思います。それにもかかわらず男湯の見えやすさが放置されていることは、不公平な対応だと言わざるを得ません。特に、観光施設や温泉であれば、利用者が安心してリラックスできる環境が提供されるべきだと思います。
*性別に関わらずプライバシーを守られる権利があるはずです。近年は様々な社会の問題において、これまで抑圧されてきた女性の権利が見直され、向上する流れが出来てきました。次なる段階として、では反対に男性が蔑ろにされている点はどこなのかという視点まで育ってきたことは、誰にとってもポジティブなことであると思います。不平等だという不満ではなく、皆の権利を尊重していこうという前向きな感情から、男湯の構造が見直されることに賛成します。
その他5.4%
*いくつかのスーパー銭湯やスパ施設では、女性の従業員が男湯に入ってきて、湯の成分の検査をしていたり、桶や椅子の整理をしてました。また、銭湯以外でも、男性トイレの中に女性の清掃員の人が入ってきて、男性が用を足しているそばで掃除をしたりしていました。おそらく、女湯や女性トイレでは、逆のことはないと思います。要は、あらゆる面で男性の性に対するガードが女性に対するそれよりも圧倒的に軽視されているのだと思います。私個人としては、そのような状況はあまり気になりませんが、中には、非常に気にする男性もいると思いますので、性に対するガードは、性別に関係なく同等にすべきだと思います。
このイシューを執筆した 辛酸なめ子氏
漫画家、イラストレーター、コラムニスト。東京都生まれ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。著書に『スピリチュアル系のトリセツ』『無心セラピー』『女子校礼讃』『電車のおじさん』『新・人間関係のルール』『煩悩ディスタンス』など
Polimill株式会社
Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。
Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。
あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。
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