30代で「湯船に浸かりたくても浸かれない」が4割超え。“お風呂”から見えてくる現代女性の悩み

国際女性デーにあわせ、「フェムケアと入浴」に関する調査結果を公表

株式会社LIXIL

水まわり・タイルの国内事業が100周年を迎える株式会社LIXIL(以下、LIXIL)は、3月8日(金)の「国際女性デー」に向けて、30~60代の女性800名を対象に『フェムケアと入浴に関する意識・実態調査』を実施し、結果概要を公表いたします。

この調査により、特に30~40代の女性はフェムケアに非常に高い関心を持っている層が多く、湯船に浸かって体を温めるといったセルフケアにも高い意欲を持っているものの、仕事や家事で日々忙しいために、なかなかセルフケアが行えていない状況が明らかになりました。LIXILは今回の調査結果も踏まえながら、2022年6月に発売した『ボディハグシャワー』など、多様なライフスタイルに寄り添う製品の開発・提供に引き続き力を入れてまいります。

【調査概要】

タイトル:フェムケアと入浴に関する意識・実態調査

期間:2024年2月19日(月)~2024年2月21日(水)

対象:30~60代女性/有効回答数:800件/地域:国内全域

方法:アンケートフォームを使用したオンライン調査/実施機関:株式会社LIXIL


■フェムケアへの関心が高い30~40代。

セルフケアへの意欲の高さも浮き彫りに


今回の調査ではまず、「フェムケアへの関心」を尋ねました。すると、全体では4割以上の方が「関心がある」と回答し、特に30代と40代では、「非常に関心がある」と答えた方が他の世代に比べて多くなりました。


そして、「フェムケアに関する悩み」について聞いたところ、全体では「冷え」と回答した方がトップに。年代別では、30代で「月経に関する身体的・精神的な悩み」を回答した方が多くなり、40代・50代では更年期で悩んでいる方がトップとなりました。


さらに、「フェムケアに関する悩みの解消策として行っていること」を聞いたところ、どの世代も「十分な睡眠時間を確保する」「食生活の改善、バランスの取れた食事を心がける」「毎日湯船に浸かるようにする」という回答が上位3位に入りました。

そのほか、「何らかのアイテム・グッズの活用」や「通院」といった選択肢も、提示した多くの解消策に対して10%前後の方が回答しており、女性の多くは「自身の抱える悩みに対してセルフケアを行いたい」と考えていることが分かります。


■30代で約45%が「浸かりたくても浸かれない/浸からないことがある」と回答。

仕事と家事、育児による忙しさが影響か

続いて、「湯船浴(湯船に浸かる入浴方法)に関する悩み」についても質問を行いました。「湯船浴をしたいけれどできないことがあるか」という質問に対しては、特に30代で「浸かりたくても浸かれない/浸からないことがある」と回答した方が45%近くに達しました。

また、「湯船浴に対して感じている不満」について聞いたところ、全世代で「光熱費がかかる」というコスト面での不満がトップに入り、次いで「浴槽を洗うのが面倒」「お湯をためるのが面倒」と湯船浴の準備に対する不満が上がりました。

ここで特筆すべきは、30代・40代の回答結果です。30代では「ゆっくり浸かる時間がない、忙しい」という回答が他の項目よりも有意に多くなり、また、30代・40代では「生理中は入りにくい」という回答も多くなりました。


今回の調査における回答者は、特に30~40代で有業率が高く、30代では未就学児を子育て中の方が、40代では小学生~高校生の子どもを育てている方が多くなっています。回答者の属性と1ページ目に記載した回答内容を考慮すると、上述の調査結果は、セルフケアの一環として「湯船にゆっくりと浸かる入浴方法」をとりたいと考えているものの、家事や育児、仕事などの日々の忙しさによって湯船浴ができない状況になっていることが分かります。

また、フェムケアで扱われるテーマのひとつである「生理」に関しても、湯船浴を妨げる要因になっていることが改めて明らかになりました。


■LIXIL 浴室製品の開発担当者コメント

近年、ライフスタイルが多様化し、日々の忙しさから入浴をシャワーのみで済ませる方が年代を問わず増えています。しかし、本当はお風呂で身体を温めたいと思っている方も多い。今回の調査から、30〜60代の女性においても、様々な理由で、湯船に浸かりたいけど浸からない、もしくは浸かれないという方が多くいることを、改めて確認することができました。 

特に30~40代の女性においては、家事と育児、仕事の両立で時間的余裕がないことに加えて、生理中は湯船に入りにくいという女性特有のお悩みがあることが分かりました。こうしたお悩みがある方には、弊社の開発した2本のアームと10個のノズルから出る吐水で全身を5分で温められる『ボディハグシャワー』をおすすめしたいです。今回の調査内容も踏まえつつ、LIXILでは引き続き多くの方の多様なライフスタイルに寄り添い、快適に安心して使っていただける浴室製品を開発し、お届けしてまいります。


※本プレスリリース内容の転載には、必ず「LIXIL 調べ」とご記載くださいますようお願い申し上げます。



【資料①】『フェムケアと入浴に関する意識・実態調査』 回答者属性について

今回の調査回答者における、同居家族の状況は下図のとおりです。全体として配偶者と同居している方が半数以上を占め、特に30代~40代では子育て中の方の回答が多くなりました。


職業については、30~40代では会社員やパート・アルバイトとして働いている方が多いという結果に。50代以上に関しては、専業主婦率も高くなりました。


【資料②】LIXILの製品とフェムケア/フェムテックへの取り組みについて

■ボディハグシャワーとは

5分間浴びるだけで、従来のシャワー浴よりも身体全体が温まることが最大の特長です。10個のノズルから吐水するので、全身を一度に温めることができ、「ボディ“ハグ”シャワー」という名前のごとく、お湯に「ハグされる」ような浴び心地を提供します。生理中に湯船につかることに抵抗がある方や、冷えや疲れはケアしたいけどお湯をはることが面倒という方は、ボディハグシャワーで手軽に身体を温めることをおすすめします。


・5分浴びるだけで身体が温まる

ハンドシャワーによる入浴と比べ、身体全体および首まわりにおいて入浴後の温まりが持続します。また、舌下温度計測による深部体温についても、ハンドシャワー入浴に比べて深部体温が下がりにくいと言えます。


■LIXILのフェムケア/フェムテックへの取り組み

LIXILでは、多様なライフスタイルに寄り添う浴室製品を開発・提供しています。女性特有の健康課題の解決も、そうした取り組みの中のひとつです。2023年12月7日(木)には、女性特有の健康課題解決へ向けたテクノロジーやサービスの展示会「Femtech Japan 2023/Femcare Japan 2023」に『ボディハグシャワー』と『INAX シャワートイレ (ビデ専用ノズル)』を出展しました。詳細は2023年11月22日に公開したプレスリリースをぜひご覧ください。

過去のプレスリリースはこちら:https://newsroom.lixil.com/ja/2023112201


■LIXILの水まわり・タイル事業100周年について

2024年、LIXILの日本国内の水まわり・タイル事業は今年で100周年を迎えます。1924年にINAXの前身となる伊奈製陶を設立以来、新たな暮らしの価値を追求し続け、数々のイノベーションを創出してきました。社会環境やニーズが大きく変化する今、そしてこれからの時代に向けて、これまで100年にわたり培ってきた革新的な技術と知見を礎に、お客さまの暮らしの中にある何気ない日々の幸せのために挑戦し続けていきます。 

https://www.lixil.co.jp/lineup/s/water_tile_100th/



About LIXIL

LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約55,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。

株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2023年3月期に1兆4,960億円の連結売上高を計上しています。

LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/

LIXIL Facebook(グローバル向け):https://ja-jp.facebook.com/lixilglobal/ 

LIXIL Facebook(日本国内向け):https://www.facebook.com/lixilcorporation

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会社概要

株式会社LIXIL

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URL
http://www.lixil.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都品川区西品川一丁目1-1 大崎ガーデンタワー24F
電話番号
-
代表者名
瀬戸欣哉
上場
東証1部
資本金
346億円
設立
2001年10月