地域と共に取り組む防災訓練を実施 / 兵庫県川西市
災害に備え、住民の防災意識を高める
11月30日、川西市は市立多田東小学校において、地区防災計画の完成している多田東コミュニティ自主防災会と協働で防災訓練を開催しました。本訓練は、地域住民の防災に対する自助・共助の意識高揚と市及び防災関係機関による災害対応力の向上を図るため、行政と地域が連携して開催しました。
自主防災会は、住民の隣保共同の精神に基づく自主的な防災活動を行う事により、地震その他の災害や被害の防止及び軽減を図ることを目的に組織されています。
この訓練は令和5年度に実施した清和台地区自主防災会に続き、今回は多田東コミュニティ自主防災会が主体となり、地区防災計画に基づき南海トラフ地震を想定し、避難訓練及び避難所運営訓練を開催しました。
その後、陸上自衛隊、川西警察署、川西市消防本部が救出救助訓練を行い、災害時の包括的な連携を図りました。
また、初期消火訓練や炊き出し訓練、地震体験車などの体験ブースや消防車やパトカーなどの展示ブースを設置し、住民の防災意識の向上を図りました。
訓練当日は、防災訓練の会場となった市立多田東小学校の1時間目が全学年授業参観となっていることから、希望する6年生を対象にかわにし防災士の会及び自主防災会の防災教育ブースで防災教育の授業を受け、子どもたちは熱心に耳を傾けていました。
多田東コミュニティ自主防災会長は、「訓練を通し地域の絆を深めていただき、自分たちの町は自分たちで守ると言う意識の元、地域ぐるみの防災活動に協力いただくとともに、備蓄や家具の転倒防止等の各家庭でできる備えを実施していただきたい」などと話しました。
市危機管理課長は、「多田東小学校をはじめ、多くの関係機関の協力により、さまざまな世代が参加する防災訓練となりました。大規模災害時には、自衛隊や警察などの関係機関はもとより、世代を超えた協力体制は不可欠であり、今回の訓練を契機に地域との連携をより深めていきたい」などと話しました。
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