渋谷の交通課題解決にむけた「渋谷交通データWG」の取り組みを開始

 一般社団法人渋谷未来デザイン(代表理事:小泉 秀樹、以下渋谷未来デザイン)が運営する「渋谷トラフィックWG」は、この度「渋谷交通データWG」に名称を変更し、渋谷の安全・快適・便利なまちづくりに向けた2025年度の取り組みを実施します。

 これまで「渋谷トラフィックWG」は、渋谷の安全・快適・便利なまちづくりの実現に向けて、DX(データの共有~分析・可視化・予測~知見の共有)を推進し、課題解決やニーズへの対応、CSV(共有価値の創造)を目指してまいりました。「渋谷交通データWG」では、より広範囲な視点から渋谷の交通課題に向き合い、多様化する交通手段を踏まえた総合的な交通政策検討や提言を推進していきます。

2025年度の主な取り組みとして、以下のプロジェクトを推進してまいります。

①SHIBUYA MOBILITY DESIGN2025

目的: 渋谷駅周辺地区における交通データや産官学民の多様な意見を活用し、モビリティの実態を把握します。実証実験やメンバー間の意見交換を通じて、まちのビジョンや政策提案につながる視点や根拠とします。

活動: 関係者・有識者へのヒアリング、データによる渋谷駅周辺地区のモビリティの可視化、ワーキングメンバーによる検討会議、モビリティへのニーズや施策の提言、実証実験の設計と実装などを行います。

成果物:戦略提案とそれを踏まえたホワイトペーパー

②SHIBUYAチャリ通DESIGN2025

目的: 中学生の仮校舎や部活動の拠点への移動等の安全性をデータに基づいて可視化し、渋谷区のより安全な移動環境を整備するための根拠とします。

活動: 関係者、有識者へのヒアリング、データによる通学ルートの交通安全リスクを可視化、ワーキングメンバーによる検討会議を行います。

成果物: 適切な対策、提言や分析・提案の取りまとめ

③AIカメラPROJECT

目的: 路上飲酒・喫煙、オーバーツーリズム、リアルイベントの混雑、観光バス・商業車の荷下ろしによる交通阻害などの課題を、AIカメラにより状況を可視化・分析することで現状把握を行います。

活動: 渋谷公園通り商店街をフィールドとしてAIカメラを社会実験として設置、路上飲酒・喫煙、オーバーツーリズム、リアルイベントの混雑、観光バス・商業車の荷下ろしによる交通阻害などを可視化・分析、ワーキングメンバーによる検討会議を行います。

成果物:課題解決スキームの確立

④自転車利活用検討

目的:渋谷区自転車活用推進計画を推進していきます。

活動:自転車まちづくり協議会にオブザーバーとして参加し、今後の自転車のデータ活用について議論を深めます。

成果物:自転車に関する議論

これらの取り組みを通じて、「渋谷交通データWG」は、多様化する交通手段のデータに基づき、交通動態を一元的に可視化し施策検討を行うことで、まちの回遊性向上を図ることを目指します。

「渋谷交通データWG」では各プロジェクトの進捗共有や企業がもつデータの事例紹介などのアジェンダで2ヶ月に一回程度実施します。

※日時・会場は変更する可能性があります。

渋谷交通データWGに参加するには、お申込みが必要です。多様化する交通手段のデータに基づき、渋谷のまちの回遊性向上を目指す交通政策WGにご関心のある方は、下記よりお申込みください。
お申し込みはこちら

トラフィックWG過去の取り組み

多様なモビリティデータを掛け合わせ、交通動態を一元的に可視化することで、安全・快適・便利なまちづくりを目指す「各種交通データを活用したまちづくり推進プロジェクト」を推進。このプロジェクトは、東京都が運営するデータ連携基盤「東京データプラットフォーム(TDPF)」の令和6年度ケーススタディ事業の一つとして採択されました。

https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/business/data-utilization/case-study/project-r601

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渋谷未来デザインからのコメント

渋谷交通データWGは、渋谷未来デザインが中心となり、各種データホルダーをはじめとした会員企業や行政の協力のもと、重点的かつ多面的に交通データの可視化・分析を行うことで、渋谷の安全・快適・便利なまちづくり、交通課題の解決やニーズへの対応、多様化する交通手段を踏まえた総合的な交通政策検討や提言、まちの回遊性向上および円滑な交通の実現、データに基づいた政策提言や実証実験など、様々な取り組みにチャレンジする予定です。

一般社団法人渋谷未来デザイン(URL:https://fds.or.jp/

代表理事 小泉 秀樹

世界中から人が集まる引力を持つ渋谷。

その街の交通は、まるでスクランブル交差点のように、乗り物の種類・交通量共に複雑に重なり、そして交差し、かろうじて安全が担保されているようにも映ります。そんな交通課題先進都市である渋谷をフィールドに、交通データを集め、可視化し、課題解決のための解析やデータを提供するのがこのプロジェクトの意義です。過去三年間の取り組みもあり、多様なデータとプレイヤー、街の人たちも巻き込んだ議論が可能となってきた今年。産官学民、ぜひ多くの方に参加していただきたいと願っています。

一般社団法人渋谷未来デザイン(URL:https://fds.or.jp/

コンサルタント 久保田 夏彦

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渋谷区議会議員のコメント

区民や来街者にとって安全で快適な交通環境を実現するためには、実際の移動データや交通流の変化を的確に把握し、課題や潜在的なニーズを可視化することが欠かせません。特に多様な人々が行き交う渋谷においては、インクルーシブな公共空間のあり方やオーバーツーリズムへの対応、そして持続可能な都市のあり方など、まちづくりにおける多角的な視点が求められています。そうしたなかで、データに基づく施策の検証と改善は極めて重要です。最先端のセンサー技術やモビリティサービス等の民間データ、行政が保有する情報、さらに大学など研究機関の知見を結集することで、より高精度な分析が可能となり、エビデンスに基づいた政策立案と未来を見据えたまちづくりの基盤になると期待しています。

交通・公有地問題特別委員会

委員長 橋本 侑樹

(URL:https://shibukugi.tokyo/giin/profile/2023020700253/

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都市データ勉強会のご案内

 プロトタイピングと先進事例を生み続けるSMART CITY SHIBUYAをコンセプトに、最新の事例共有や、プロジェクトに関する議論を行います。社会課題や、その解決の糸口をつかみ、渋谷未来デザインの会員を中心としたネットワークの構築を目指すオープンな勉強会です。(https://fds.or.jp/shibuya-data-consortium/

 今年度は渋谷区の主な社会課題をコンセプトに3回実施する予定です。

 日付:6月18日(水)

 時間:17:00〜19:00

 場所:GAKU(東京都渋谷区宇田川町15−1渋谷パルコ9階)

参加ご希望の方は下記から申し込みをお願いします。

お申し込みはこちら

<一般社団法人渋谷未来デザインについて>

渋谷未来デザインは、ダイバーシティとインクルージョンを基本に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性をデザインする産官学民連携組織です。都市生活の新たな可能性として、渋谷から世界に向けて提示することで、渋谷区のみならず社会全体の持続発展につながることを目指しています。 

URL: https://fds.or.jp/

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会社概要

URL
https://fds.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ9F
電話番号
03-6427-4394
代表者名
小泉秀樹
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年04月