出光グリーンパワーがライクグループ運営の保育・介護施設など82カ所に、再生可能エネルギー100%の電気「プレミアムゼロプラン」供給を開始
年間約6,300トンのCO2削減と再エネ転換の事業目標に貢献
出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木藤 俊一、以下当社)は100%子会社である出光グリーンパワー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:吉田 淳一)を通じ、ライク株式会社 (本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡本 泰彦、東証一部上場)を母体とするライクグループの運営施設へ、再生可能エネルギー100%の電力「プレミアムゼロプラン」の供給を10月9日より随時開始します。供給先はライクグループが東京都・神奈川県を中心に運営する保育・介護施設など82カ所となり、年間約6,300トンのCO2排出量削減に貢献します。
今回、ライクグループが導入する「プレミアムゼロプラン」は、再生可能エネルギー(FIT電気※1含む)100%の電源構成に、トラッキング付非化石証書※2を組み合わせることで、供給する電力のCO2排出量をゼロとするプランです。当プランにより、ライクグループで使用する年間約1,335万kWhの電気が再生可能エネルギー由来となり、約6,300トン※3のCO2削減に貢献します。なお、今回ライクグループに供給する「プレミアムゼロプラン」は、再生可能エネルギー100%の電力使用を目標とするRE100※4加盟企業も利用できるプランとなります。
ライクグループは保育・人材・介護事業を展開しています。待機児童の解消・女性活躍の推進・労働力人口の増加・介護離職の解消・介護需要への対応といった社会課題の解決に事業を通じて取り組むためには、持続的な未来を創造することが前提であるとし、2050年までに事業活動で消費する電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目標に掲げています。
ライクグループが運営する施設のうち、自社で購入する電力を選択できる施設は約150カ所です。今回、そのうちの82ヵ所の電力を「プレミアムゼロプラン」を通じた再生可能エネルギー100%の電力へ切り替えます。これにより、ライクグループが掲げる「事業活動で消費する電力の40%を再生可能エネルギーに転換する」という2030年までの中間目標を、大幅に前倒して達成することが可能となる見込みです。
当社は、引き続きライクグループの再生可能エネルギー電力への転換をサポートするとともに、低炭素社会の実現に向けた経営をより一層支援するため、当社グループのソーラーフロンティア株式会社を通じた自家消費型太陽光発電システムの提供も今後進めていく予定です。
今後も当社は、太陽光・バイオマス・地熱・風力といった多種多様な再生可能エネルギー電源を保有する強みを生かした再生可能エネルギー由来の電力供給や、自家消費型太陽光発電システム、関連サービスの提供などを通じて環境課題に積極的に取り組むお客様をサポートし、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
※1 固定価格買取制度(FIT)によって電気事業者に買い取られた再生可能エネルギー。FIT電気のCO 2排出量は、火力発電なども含めた全国平均の電気のCO 2排出量として扱われます。
※2 環境価値の由来となった再生可能エネルギー電源の発電方法や所在地などの属性情報を明らかにした非化石証書。この非化石証書を活用した電気を小売電気事業者が販売した場合、その電気は再生可能エネルギー由来として扱われ、RE100を宣言する企業・団体の取組にも活用できます。
※3 「プレミアムゼロプラン」を導入するライクグループ施設の年間電力使用量並びに環境省・経済産業省公表の2019年度排出係数を基に概算。
※4 事業運営に必要な電気を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標とする国際イニシアチブを指します。
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