FiNC Technologies、コロナ禍で若手従業員のメンタル不調を調査

~コロナ前後・年代別サーベイ回答結果の平均変化をカテゴリごとに分析し20代のプレゼンティーイズムが悪化傾向~

FiNC Technologies

予防ヘルスケア×AIテクノロジー(人工知能)に特化したヘルステックベンチャー株式会社FiNC Technologies(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:南野 充則、以下「当社」)は、コロナ禍における従業員のメンタルの変化に関する調査結果を公開いたします。

【調査背景】
近年、新型コロナウイルス感染症の影響により、企業は「働き方」の変化を余儀なくされてきたとともに、労働力の確保が難しい状況が続いていくことが予想され、サステナブルな事業継続には、場所・空間・時間にとらわれない働き方を整備していく必要があります。
そのような状況下で、職場環境には大きな変化がおきており、コロナの前後でメンタル不調などの影響が出ていると考えられ、今後企業は「健康で働ける会社」か否かは重要な指標になることが想定されます。

コロナ前のメンタル不調については、令和元年全衛連ストレスチェックサービス実施結果報告書によると、高ストレス者の割合は30代が最も高く17.9%、次いで40代が16.5%、20代が15.3%という結果が発表されており、年代で差があることが示されています。

【調査内容】
「FiNC for BUSINESS」※1のFiNCウェルネスサーベイ※2を実施した企業を対象に、コロナ以前(2019年7月~2020年3月)とコロナ以降(2021年2月~2021年10月)の回答結果の変化を調査しました。その結果、20代従業員は「活力」「集中力」「仕事の裁量感」「会社や上司からの支援」「健診検査値」の回答が悪化しており、加えて生産性に影響を与えるプレゼンティーイズム※3が低下(-4.9%)しておりました。一方、30代(+2.9%)・40代(+0.6%)・50代(+7.9%)はプレゼンティーイズムが上昇していることが明らかになりました。

コロナ禍での働き方や環境の変化により、20代の従業員は会社との関係が希薄になったり、ストレス反応が現れていることが想定されます。加えて本調査により、プレゼンティーイズムの結果から、コロナ禍において仕事のパフォーマンスが悪化している可能性があることが分かりました。

そのため企業としては、20代をはじめとした若手従業員に対し、プレゼンティーイズム解消のためのメンタルヘルス対策として産業医の面談や、1on1による上司・同僚などからのサポートといったストレスの緩衝要因への対応などの効果的な実施体制の整備が重要な施策となります。

この状況を受けてFiNCでは、新たに産業医サービスとして25年以上200社以上の経験ある産業医を顧問に迎え、登録産業医の質の向上と効果が出るメニューなどのご提供準備を進めています。
また外部の人事コンサルティング会社の協力により、1on1サービスのご紹介も開始いたしました。

加えて、FiNCウェルネスサーベイでは、ストレスチェックには無い「フィジカルに関する設問」や、「プレゼンティーイズム・アブセンティーイズム」等といった独自の項目を取得することができます。

リモートワークによって従業員の健康状態の把握が懸念される中、当社は今後も「FiNC for BUSINESS」を通じて従業員の健康状態とその原因の可視化や、人事部の方が健康に働ける環境の提案、その先に従業員が日常生活や趣味趣向に沿ったプログラムの配信を行うことで、最終的には企業のエンゲージメントに繋がるサービスの提供をおこなってまいります。

※下記個人情報保護方針(プライバシーポリシー)に基づき本調査を実施: https://company.finc.com/legal/privacy


【調査概要】
FiNCウェルネスサーベイ調査期間:2019年7月~2020年3月 / 2021年2月~2021年10月
対象者:上記期間での20代(7,695件)、30代(13,378件)、40代(16,720件)、50代(12,225件)の「FiNCウェルネスサーベイ」の回答50,018 件
分析方法:コロナ以前(2019年7月~2020年3月)とコロナ以降(2021年2月~2021年10月)の前後・年代別のサーベイ回答結果の平均変化をカテゴリごとに分析。

 

※1 「FiNC for BUSINESS」は、ライフログや健康改善を促すプログラムを配信する従業員向けの専用アプリと、アプリと連携し手軽に体重記録ができる体組成計※4、それらを企業側が管理するためのシステムなどを含めたサービスです。
※2 「FiNCウェルネスサーベイ」は、従業員の心身の健康を、「フィジカル・メンタル・エンゲージメント」の3つの要因に分解し、それぞれの状態をスコア(数値)にして可視化することで、従業員の心身の健康状態を正確に把握することができるツールです。また職業性ストレス簡易調査票の57項目を含みストレスチェック制度に対応しております。

※3 健康上の理由により個人の生産性が低下している状態のこと。「通常、あなたが健康な状態で発揮できるパフォーマンス(業務を進めるスピードや仕事の成果)を100%とします。現在あなたが持っている健康上の問題を考慮すると、直近1ヶ月で何%のパフォーマンスを発揮することができましたか?」という設問に対して、0%から100%で回答してもらい、その回答をプレゼンティーイズムの値としています。
※4 FiNCアプリに自動記録できるFiNCオリジナル体組成計「SmartScale」は、体組成計に乗るだけでFiNCアプリに自動で記録ができ、体重はもちろんBMIや内臓脂肪、水分量など毎日の健康管理に役立つ11項目が自動で記録されます。

 

<FiNC for BUSINESSについて>

健康経営は、経済産業省(METI)が推進する従業員などの健康管理を経営的視点で考え、戦略的に実践する取り組みです。従業員がイキイキと働けることで組織の活性化や企業価値向上、さらに業績向上が期待できます。さらにNew Normal時代においては、 社員自身の健康管理の重要性が増しております。当社は、産業保健と健康経営を支援するソフト「FiNC for BUSINESS」のご提供や、顧客課題にあわせたデジタルトランスフォーメーションの実現で従業員の「体験」を変容させ、従業員の健康維持・増進、健康維持・増進推進担当者の業務負担軽減に寄与することが可能です。現在、約320社の企業に導入いただいており、2019年にはHRテクノロジー大賞で「健康経営賞」を受賞、2022年HRチャレンジ大賞にて「人材サービス優秀賞」を受賞しました。

<株式会社FiNC Technologiesについて>
当社は、「Empower people to enjoy a healthy life with useful data 」をミッションに掲げる予防ヘルスケア×テクノロジー(⼈⼯知能)に特化したヘルステックベンチャーです。管理栄養士や理学療法士等の健康領域の資格保有者、トレーナー、データサイエンティストやエンジニア、栄養学・運動学・心理学などのライフサイエンス領域の研究者で構成されたプロフェッショナル集団です。
また、PHR サービス産業の発展を通じて国⺠の健康寿命の延伸や豊かで幸福な生活(Well-being)に貢献してまいります。

 

  • 会社名                株式会社FiNC Technologies
  • 所在地                東京都千代田区神田錦町2丁目2-1 KANDA SQUARE 11F
  • 設立                   2012年4月11日
  • 代表者                代表取締役 CEO 南野 充則
  • 従業員数             60名(2022年2月1日時点)

<提供サービスURL>

※ FiNCの名称・ロゴは、日本国およびその他の国における株式会社FiNC Technologiesの登録商標または商標です。
※ 記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。

<本件に関する報道関係者のお問い合わせ先>
株式会社FiNC Technologies 担当:弓削
電話:050-1742-0330(代)Mail:pr@finc.com


 

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会社概要

株式会社FiNC Technologies

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URL
https://company.finc.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田錦町2丁目2-1 KANDA SQUARE 11F
電話番号
-
代表者名
小泉泰郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2012年04月