TBM、通貨処理機シェア世界最大のグローリー社と「LIMEX Sheet」を使用した投票用紙「LXコート」を共同開発

~環境性能と機能性の両立を実現、使用後に回収・再資源化を行うマテリアルリサイクルを推進~

TBM

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、世界100ヵ国以上で事業を展開する通貨処理機メーカーであるグローリー株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役社長:三和元純、以下グローリー)と、石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet」を使用した投票用紙「LXコート」(特許出願済み)を共同開発したことをお知らせいたします。本製品は、2023年8月1日よりグローリー公式通販ストアALMOTT(アルモット)にて販売予定です。

LIMEX Sheetは、一般的な合成紙と比較し、石油由来プラスチック使用量やCO2を含む温室効果ガス排出量を削減することができます。また、紙と比較し、製品の原料に木材パルプを一切使用せず、製造時の水使用量を大幅に削減できるため、森林と水資源の保全に貢献できます。今回、TBMがLIMEXの素材開発で培った特殊な加工技術と、グローリーの認識・識別技術を組み合わせることで、既存の集計機で計測可能な投票用紙「LXコート」を開発しました。一般的な紙と比べて高い耐久性を兼ね備えているため、折り目が付きにくく、投票用紙を折り曲げて投函しても箱の中で直ぐに元通りに開くため、開票作業がスムーズに行えます。「LXコート」は、17色のバリエーションがあり、複数の選挙を同時に行う際にも有効です。今後はグローリーと連携し、保管期間を満了した使用後の「LXコート」を回収・再資源化を行うマテリアルリサイクルを推進していきます。


・LXコートについて:https://e-almott.com/lp/lxcoat/

 ・LIMEX Sheetについて:https://tb-m.com/products/products-sheet/

■ LIMEX Sheetの特長

LIMEX Sheetは、溶融状態のLIMEXをTダイから押し出し、シート状に成形したのち、延伸加工によってシート内部に空孔構造を形成し、白さや軽さを生み出します。ポスターや冊子、マップなどに最適な80μmからメニュー表などに用いられる400μmまで、多様な厚みの製品をラインアップしています。LIMEX Sheetを製造している白石工場と多賀城工場は、実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力を使用しています。

 

1 水や森林資源の使用量削減に貢献

LIMEX Sheetは紙と比較し、原料に木材パルプを一切使用せず、製造時に必要とされる水使用量を約97%削減できるため、枯渇リスクのある天然資源の保全に貢献できます。


2 優れた耐久性

LIMEX Sheetは、紙と比べて高い耐久性を兼ね備えており、折り目が付きにくく、破れにくいです。


3 上質な質感と鮮明な印刷

LIMEX Sheetは、高級感のあるマットで上質な質感が特徴です。色の再現性に優れているため、カラーイラストも鮮明に印刷することできます。


[ご注文・お問い合わせ先]

LIMEX Sheetの使用を検討されている方、また環境配慮の取組みや現行品の見直しを検討されている方は、お問い合わせフォーム (https://tb-m.com/contact/) よりご連絡ください。


■ LIMEX(ライメックス)とは

LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上(重量比)含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油、水、森林資源といった資源の保全に貢献することができます。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。すでに10,000以上(事業所数含む)の企業や自治体等にて採用されており、世界40カ国以上で特許を取得、COPやG20などの国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。

※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。


■ 株式会社TBM

代表者    :山﨑 敦義

所在地    :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F

設立       :2011年

資本金    :234億2,993万円(資本準備金含む)

事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等

URL       :https://tb-m.com/


  • 2013年     経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択

  • 2014年     国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40カ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施

  • 2015年     宮城県白石市に第一プラントを建設(LIMEX生産容量:6,000トン/年)

  • 2015年     経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択

  • 2016年     米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞

  • 2018年     COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加

  • 2019年     軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用

  • 2019年     中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結

  • 2020年     使用済みプラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表

  • 2020年     BtoC 向けの EC 事業「ZAIMA(ザイマ)」を開始

  • 2020年     宮城県多賀城市に第二プラントを建設(LIMEX生産容量:23,000トン/年)

  • 2021年  韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意

  • 2021年     自社製造拠点で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換

  • 2022年     資源循環コーディネートサービス「MaaR(マール)」を開始

  • 2022年     科学的根拠に基づく目標(SBT)認定を取得

  • 2022年     Amazonが設立した「The Climate Pledge」に署名

  • 2022年     温室効果ガス排出量を可視化するサービス「ScopeX(スコープエックス)」を開始

  • 2022年     神奈川県横須賀市にLIMEXとプラスチックを自動選別・再生するリサイクル工場を建設(処理能力:40,000トン/年)

  • 2022年     CDPの「気候変動」と「水セキュリティ」に関する調査で「B」認定を獲得

*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
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会社概要

株式会社TBM

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URL
http://www.tb-m.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル15F
電話番号
03-6268-8915
代表者名
山﨑敦義
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2011年08月