AmazonやAppleなど大手企業のヘルステック動向も掲載「ヘルステック」トレンドレポートをリリース

イシン株式会社

2024年12月19日 08時20分

イシン株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：片岡聡、証券コード：143A）は、

“画像分析・診断支援”、“ロボティクス”、“業務効率化”など11カテゴリに分けたスタートアップ情報と、特集としてGAFAMの取り組み事例をまとめた「ヘルステック」トレンドレポートをリリースしました。

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ヘルステック業界の今とこれから

出典： ”Grand View Research, Healthcare IT Market Size & Trends"

　新型コロナウイルスによるパンデミックはヘルスケアへの人々のニーズを高め、同分野のイノベーションを後押しする大きな原動力となりました。そんなパンデミックの長期的な影響から脱却した今、そのイノベーションの流れには変化がみられています。

　パンデミックの影響が深刻だった2020年〜2022年においては、一般消費者向けの新たなソリューションが多く台頭しました。その中で最も注目されたのは在宅で受けることのできる医療です。代表格である医師のオンライン診療サービスは世界各所で普及し、当初そのソリューションの多くは身体面に対する総合的な診療だったものの、自宅隔離に起因するメンタルヘルスの課題が浮き彫りになってからはオンラインカウンセリングを受けられるサービスが数多く登場しました。ウェアラブルデバイスや非侵襲デバイスの利用も活発化し、医師や医療機関が患者のバイタルデータの収集や健康モニタリングに用いる事例が増えました。

　同時に一般消費者の間でも自身の健康管理のため、それらデバイスと併せたバイタル管理ツールや食事管理ツールの利用が加速しました。現在、これらソリューションは専門性を高めたものが増え、特定の症状に特化したオンライン診療サービスや従業員向けのオンラインカウンセリング、特定疾患の早期発見に特化した非侵襲デバイスなど、より多くの人々がきめ細かなケアを受けられるよう進化しています。

　一方で、2023年以降のスタートアップへの出資動向においては、VCから注目されるイノベーション動向に変化がみられています。一般消費者向けソリューションが資金調達の中心だった2020年〜2022年に対し、TRACXNが発表した2023年後半〜2024年初頭までのヘルスケア資金調達状況*によると、資金調達の中心は医療現場での業務効率化を図るソリューションとなっています。これは、労働力不足や人件費の高騰などを背景に、業務過多な医師や看護師をテクノロジーで支援しようとする動きの高まりを示唆しています。このテクノロジーには近年注目されているAI技術も含まれており、具体例としてはAIによる医師向けの診断支援ツールや施術支援ロボット、製薬研究開発を効率化するAIツールなどが挙げられます。

　本レポートでは医療従事者、医療業界内外への業務支援を中心に、AIや新しい技術を使ったサービスなど、ヘルステックのトレンドをご紹介していきます。なお、ヘルスケアITマーケット市場も今後の拡大が予想されており、ヘルステックの進化は、より良いヘルスケアの未来に向けて今後も加速することでしょう。

*TRACXN ”TOP BUSINESS MODELS REPORT HEALTHTECH” (March 19, 2024)「ヘルステックカテゴリ別資金調達動向」"

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