【土屋鞄】国内初、キノコの菌糸体由来の新素材モデルを共同開発

米Bolt Threads社と資本業務提携し、新しいものづくりの挑戦へ。ランドセル・鞄・小物などプロトタイプ6型を発表

土屋鞄製造所

1965年創業、ランドセルや大人向けの鞄・革小物を製造販売する「土屋鞄製造所」(本社・東京都足立区 以下、土屋鞄)は、米国のバイオテック企業「Bolt Threads(ボルト・スレッズ)社」と共に、同社が開発したキノコの菌糸体から生まれたレザー代替素材「Mylo™(マイロ)」を採用した新素材モデルを、国内ブランドとして初めて共同開発しました。土屋鞄はBolt Threads社に出資を行い、Mylo™の素材開発及び製品開発を共同で行う業務提携を結んでいます。

土屋鞄は2021年夏からMylo™を用いた新素材モデルの試作を続けており、この度ランドセル、鞄、小物などプロトタイプ計6型を発表。6型の内、財布1型は2022年内の発売を目指します。
発表に伴い、6月9日(木)~30日(木)の間、土屋鞄・渋谷店にて、期間限定展示も実施します。
Mylo™を採用することで、同社のイノベーションと土屋鞄のクラフツマンシップをかけ合わせた新しいものづくりの発展に貢献していきます。

■特設ページ:(土屋鞄)https://tsuchiya-kaban.jp/pages/mylo
       (objcts.io)https://objcts.io/pages/mylo-unleather
 
  • Mylo採用背景
土屋鞄は、価値感が多様化する現代において使い手に新たな素材の選択肢を提案するため、「土屋鞄製造所(大人向け鞄)」「土屋鞄製造所(ランドセル)」「objcts.io」の3ブランドそれぞれを代表する製品にMylo™を採用しました。
特徴は、従来の革素材のように上質な風合いと質感を持っているだけでなく、安定した供給が見込まれる革新的な代替素材でもあることです。土屋鞄のミッションである「時を超えて愛される価値をつくる」の実現に向けて、時代に合わせて使い手にとっての「特別な一つ」を届けられるよう、新しいものづくりへの挑戦を続けていきます。

■各社代表コメント
Bolt Threads CEO ダン・ウィドマイヤー(Dan Widmaier)より

土屋鞄と開発に取り組むことができたのは光栄なことであり、Mylo™がグローバルに発展したときに創造する未来を垣間見ることができました。
熟練した土屋鞄の職人たちとのコラボレーションが生み出した数々のMylo™製品からは、「ものづくりへの深いコミットメント」と、「より良い未来を目指すイノベーション」の美しい調和を見て取ることができます。

土屋鞄製造所 社長 土屋成範より
初めてMylo™を手にした時、革新的な技術が生み出す素晴らしい手触りに驚き、また使い手の価値観が多様化する現代において、新たな選択肢となりうる素材だと感じました。
長年培ってきた日本の職人技と、Bolt Threads社の最先端の技術「Mylo™」を使った新しいものづくり。お客さまにとっての「特別な一つ」を世界に向けてお届けできる日を楽しみにしています。
 
  • Mylo™とは

「Mylo™」は、キノコの菌糸体(菌が構成する、根のような糸状の組織体)から生まれた新素材で、「マッシュルームレザー」ブームの火付け役となったレザー代替素材です。菌糸体の微細な繊維で、柔らかな手触りと上質感のある風合いを実現しました。加工によって柔軟性を持たせることが可能なので、さまざまな製品に利用できる高い汎用性も持ち合わせています。

菌糸体は、100%再生可能なエネルギーで稼働する、最先端の垂直農法施設で生育されます。生育に必要なものは、水と空気とマルチング材(菌糸体の生育時に培地の表面を覆うもの)のみです。2週間足らずの短い周期で生育できるため、安定した供給が見込まれています。
 
  • プロトタイプについて
土屋鞄は、2021年夏からBolt Threads社と綿密なミーティングを重ね、Mylo™を取り入れた新素材モデルのプロトタイプを東京・西新井の自社工房にて制作しています。最初のアイテムとしてコンパクト財布「Mylo™ハンディLファスナー」の年内発売を予定しています。

■製品開発責任者コメント
土屋鞄製造所 商品企画室 室長 鬼木めぐみより
新しい素材を身近なアイテムで試してもらい、多くのフィードバックを受けることが次の一歩に繋がるはずであるという思いから、最初の製品に土屋鞄で大きな支持を得ているハンディLファスナーを採用しました。
Mylo™には審美的な「革らしさ」があり、しなやかさや肌馴染みの良い風合いを備えているため、小物でも充分仕立て映えすると考えています。製品化にあたって、いくつものサンプル制作や強度試験、使用試験で検証を重ねることで、Mylo™比率は全体の90%を実現しています。
近い将来、より多くのアイテムを楽しんでいただけるよう商品開発を進めていきます。

■開発中のプロトタイプ


土屋鞄製造所(大人向け鞄)
Mylo™ ハンディLファスナー

外装と内装にMylo™を採用(Mylo™比率90%)。紙幣・小銭・カードが収納可能な土屋鞄定番のL字型のファスナー付きミニ財布。
※年内の発売を目指し開発中
サイズ:縦8.8×横11.6×厚み2.2cm

 



土屋鞄製造所(ランドセル)
ランドセル

外装の82%にMylo™を採用。土屋鞄の中で最もベーシックな形のランドセル。
サイズ:高さ32.3×幅26.0×マチ18.1cm


 




土屋鞄製造所(大人向け鞄)
スクエアバッグ

外装全てにMylo™を採用。幅広いスタイルに馴染むブリーフ型バッグ。
サイズ:縦26.5×横39.0×マチ6.0cm



 



土屋鞄製造所(大人向け鞄)
スリムケース

外装全てにMylo™を採用。フラットな設計のスリムケース。
サイズ:縦22.0×横31.0×厚み0.5cm



 



objcts.io
バックパック ミディアム

外装上部と背面にMylo™を採用。高級ナイロン「デイビス」を組み合わせた軽量なバックパック。
サイズ: 縦45×横30×マチ10cm


 



objcts.io
ウォレットバッグ

リサイクルナイロンを使用したショルダー部分以外は全てMylo™を採用したショルダーバッグ。
サイズ:縦18.2×横13cm×厚み1.5cm
紐の長さ:58cm



 
  • 渋谷店での展示イベントを実施

レザー代替素材「Mylo™」を採用したプロトタイプ6型を、6月9日(木)より土屋鞄・渋谷店内にて期間限定展示いたします。実際の質感や風合いを、手に取って確かめることができます。

展示期間:6/9(木)~6/30(木)10:00〜21:00
展示店舗:土屋鞄製造所 渋谷店
(東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア11F)
 
  • 「土屋鞄製造所」について
「土屋鞄製造所」は、1965年創業の革製品の老舗です。ランドセル工房を発祥とし、現在は約200人の職人を国内に抱え、ランドセルを始め、大人向けの鞄や革小物、インテリア雑貨などを扱っています。2022年には元土屋鞄の社員が立ち上げたレザープロダクトブランド「objcts.io」も加わりました。店舗は、国内に23店舗、海外に2店舗(香港、台湾)を構えます。

― ランドセル生産・販売数90万個
これまで手掛けたランドセルの生産・販売数は約90万個。150以上のパーツを使い、300を超える工程(手仕事)をかけて完成する日本製の高品質なものを提供するとともに、無料の修理保証サービスを6年間ずっと付けるなど、職人が見守り続けるサービスの質も利用者に支持されています。
老舗ながら時代の変化を捉え、新しいランドセルやサービスに着手しており、例えばカラーバリエーションも20年前から増やし今では約50色を揃えます。また2021年には、2022年度新入生向けに、ジェンダーレスなランドセルの新シリーズ「RECO (レコ)」を立ち上げています。

― 大人向け革製品で海外にも出店
そんな当社が、大人向けバッグに参入したのは、2000年。現在は、バッグのほか、財布やペンケースなどの小物も充実しています。2012年には海外初出店となる香港店を開業。
2021年11月には、インテリア雑貨シリーズの本格展開を開始するなど、製品幅を広げています。
 
  • Bolt Threadsについて
Bolt Threadsは、アパレル業界や美容業界のためのサステナブルなソリューション開発により、より良い素材、より良い世界を創造することをミッションとしています。
自然をインスピレーションの源として、よりサステナブルな未来に繋がる素材の開発に取り組むBolt Threadsは、2020年にadidas・Kering・lululemon・Stella McCartneyといった象徴的なグローバル企業と、キノコの菌糸体から生まれたレザー代替素材Mylo™を独占的に利用するMylo™コンソーシアムを発表しました。
Bolt Threadsはアメリカのカリフォルニア州エメリービルを拠点とし、ビジネス誌「Fast Company」が選出する「最も革新的な企業」の1社に数えられています。
詳細は以下のウェブサイトまたはSNSで@mylo_unleather をご確認ください。
Bolt Threads    https://boltthreads.com/
Mylo        https://www.mylo-unleather.com/ 
 
  • 会社概要
・会社名 :株式会社 土屋鞄製造所
・代表取締役社長:土屋成範
・所在地(本社):〒123‐0841 東京都足立区西新井7-15-5
・事業内容 :オリジナルブランドでの皮革製品を中心とした
ランドセル、鞄・小物の企画・製作、及び販売。
・URL   :土屋鞄(大人向け革製品)   https://tsuchiya-kaban.jp/
土屋鞄(ランドセル) https://tsuchiya-randoseru.jp/
objcts.io https://objcts.io/

【お客様お問い合わせ先】
お客様サポート係
電話:0120-907-647(平日10:00~17:00) メール:support@tsuchiya-kaban.com

【報道各位からのお問い合わせ先】
土屋鞄製造所 広報:press@tsuchiya-kaban.com






 

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会社概要

株式会社土屋鞄製造所

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URL
https://tsuchiya-kaban.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都足立区西新井7-15-5
電話番号
-
代表者名
土屋 成範
上場
未上場
資本金
-
設立
1965年06月