IT人材の40%が柔軟性の欠如を理由に退職

ランスタッド働く意識調査「ワークモニター2025」よりITセクターの最新人材トレンドとは?

ランスタッド

世界最大*¹ の人材サービス企業であるランスタッド(本社:オランダ王国ディーメン、CEO:サンダー・ヴァント・ノールデンデ)は、ランスタッド・ワークモニター2025*² の調査結果より、IT業界の人材は、教育、医療、専門サービスなどの他のセクターよりも勤務場所の柔軟性を高く評価していることが明らかになりました。

  • ランスタッドのデータによると、IT人材は他の業界よりも柔軟性を求めている

  • IT人材の80%が勤務場所の柔軟性を不可欠と考えており、これは他の業界のグローバル平均よりも13ポイント高い

  • 柔軟性に加えて、43%(グローバル:31%)がキャリアアップの機会の欠如を理由に退職しており、この分野における専門的な成長の重要性を強調している

35ヵ国で26,000人以上の労働者の意見を捉えた当調査では、IT労働者の40%が柔軟性の欠如を理由に退職し、さらに56%が柔軟な働き方の要求が考慮されない場合には退職すると回答しています。これらの行動に関するグローバル平均は、それぞれ44%と36%と低い結果となりました。

この調査結果は、IT人材にとって柔軟性は単なる利点として考えられていないことを示しています。それはしばしば、IT人材がどこで、いつ、どのように働くかというキャリア選択を左右する、決定的な要因となっています。

柔軟性はコミュニティと信頼を育む

IT労働者の約4分の3(73%)が、リモートワークの選択肢が同僚とのコミュニティ意識を強化すると回答しており、これは他の業界の回答者(58%)よりもはるかに高い割合となります。

一方、個人の要望に即した福利厚生(例:柔軟な勤務時間、就業場所の柔軟性、仕事の負荷に対しての柔軟性)を提供されれば、雇用主をより信頼すると答えた人は68%に上り、世界平均の56%を上回っています。

IT労働者の大多数(80%)が柔軟性を不可欠と考えているため、この変化に対応できない企業は、成長に必要な熟練労働力を惹きつけ、維持するのに苦労する可能性があります。

雇用主は対応しているが、それで十分か?

21ヵ国で1,060人の人材リーダーを調査したランスタッドのタレントトレンドレポート2025*³ では、企業はこれらの変化する期待にますます適応していることが明らかになりました。

  • 現在、人材を惹きつけるために柔軟な勤務体制を提供している雇用主は35%(昨年から9ポイント増加)

  • 離職率を改善するために柔軟なポリシーを導入している企業は34%(8ポイント増加)

  • リーダーの81%が、柔軟な勤務体制が職場での公平性を生み出すのに役立つと考えている

キャリアアップは柔軟性と同等に重要

柔軟性に加えて、キャリアアップは給与以上のものを求めているITプロフェッショナルにとってのもう一つの優先事項になっています。IT労働者の約半数(43%)が、昇進の機会の欠如を理由に退職しており、これは全業種の世界平均である31%よりも大幅に上回っています。これは、IT人材がキャリアアップに強い関心を抱いていることと一致しており、全業種平均の71%に対し81%が昇進の機会は重要であると回答しています。

この調査結果は、優秀なIT人材を惹きつけ、維持するためには、雇用主は職場を総合的に捉える必要があることを示しており、柔軟性とキャリアアップの機会が鍵となります。

ランスタッド株式会社 デジタルタレントソリューション事業本部 プロフェッショナル事業部
アソシエイトディレクター リチャードソン・アレクサンダーのコメント

「日本のIT転職市場では、AIの導入が積極的に行われ、情報セキュリティやガバナンスの強化、そしてD2C(Direct to Consumer)テクノロジーの進化が、企業の競争力を左右する重要な要素となっています。こうした変化に伴い、各々の専門性の高い人材へのニーズが急速に高まっており、企業側はスキルの要件だけでなく、柔軟な働き方や多様な価値観にも対応する姿勢が求められています。ランスタッドでは、こうした市場動向を的確に捉え、最先端のテクノロジー領域に強みを持つプロフェッショナルとの最適なマッチングを支援しています。今後も、個人・チーム・組織の成長を後押しする質の高いサービスを提供し、進化するテクノロジー市場における人材戦略を支えてまいります。」

*¹ Staffing Industry Analysts 2023、人材サービス企業売上ランキングより

*² ランスタッドワークモニター2025 https://services.randstad.co.jp/download/form/workmonitor2025

 ランスタッドタレントトレンドレポート2025 https://services.randstad.co.jp/download/form/the-talent-multiverse

■ ランスタッドの会社概要

[社  名] ランスタッド・エヌ・ヴィー

[設  立] 1960年10月

[代  表] サンダー・ヴァント・ノールデンデ、ホルヘ・バスケス

[所 在 地] オランダ

[従業員数] 46,000人

[売  上] 3兆9,949億円(254億2,600万ユーロ) 2023年度実績(12

月決算)※¹)

[資 本 金]  7,384億6400万円(47億ユーロ) 2023年12月末時点

[事 業 所] 世界39の国と地域

[事業内容] 総合人材サービス

[URL] https://www.randstad.com/

(1ユーロ157.12円換算/ 2023年12月末時点)

■ ランスタッドについて

ランスタッドは、世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社になるというビジョンを掲げる人材業界のグローバルリーダーです。人材不足の世の中にあっても、人材に寄り添う真のパートナー(Partner for talent)として、4つの専門分野(オペレーショナル/ プロフェッショナル/ デジタル/ エンタープライズ)を通じクライアント企業が成功するために必要な、高品質で多様性に富んだ柔軟な労働力の実現を支援します。また人々が有意義な仕事につき、それぞれが適切なスキルを身につけ、職場に目的と居場所を見出す手助けをします。ランスタッドが創造する価値を通じて、誰もにとってより良い、より持続可能な未来の実現に貢献します。

オランダに本社を置くランスタッドは、39の国と地域(市場)で事業を展開しており、約40,000人の社員が働いています。2023年には、200万人の人々の就職を支援し、254億ユーロの収益を上げています。ランスタッドN.V.はユーロネクスト・アムステルダムに上場しています。詳細は、ウェブサイトをご参照ください。 www.randstad.com

■ Award/表彰ほか

・LGBTQ+に関する取組み評価指数「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を4年連続受賞

・ランスタッドNVとしてダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI)

 プロフェッショナルサービス部門 10年連続選出(人材サービス企業として唯一)

・「がんアライアワード2024」でブロンズを初受賞 (2024年12月)

・「D&Iアワード2024」より最高評価のベストワークプレイスに3年連続認定 (2024年12月)

■ ランスタッドのホワイトペーパーとコンテンツ

・ランスタッド・エンプロイヤーブランドリサーチ2024(下記のリンクよりダウンロードいただけます)

 https://services.randstad.co.jp/download/form/ebr_globalreport2024

・ランスタッドワークモニターレポート2024(下記のリンクよりダウンロードいただけます)

 https://services.randstad.co.jp/download/workmonitor2024

・ランスタッド法人向けブログ「WorkforceBiz」 https://services.randstad.co.jp/blog

・ランスタッド個人向けコンテンツサイト「キャリアHUB」 https://www.randstad.co.jp/careerhub/

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会社概要

ランスタッド株式会社

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URL
https://www.randstad.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート21F
電話番号
-
代表者名
猿谷 哲
上場
海外市場
資本金
1億円
設立
1980年08月