運動会で親の撮影禁止に!?子や孫の写真すら自由に撮れなくなる時代に「アサヒカメラ」が警鐘
卒業アルバムに全員写真はもう載らないことも…肖像権問題より深刻な「顔写真=個人情報」という危うい話
●「写真好きのための法律&マナー」第6回
子や孫の元気な姿はもう撮れなくなる? 肖像権問題より深刻な「顔写真=個人情報」という危うい話 吉川明子
今年5月に全面施行された個人情報保護法の改正で「個人情報を扱うすべての事業者」が法規制の対象になりました。さらにウェブサイト、SNSなどによる個人情報の拡散リスクもあり、いま学校教育やPTAの現場では対応に追われているところもあるようです。
これが撮影のハードルになるのか?実は個人情報保護法では「顔写真=個人情報」と明記されています。このため、顔が写った写真が何かに掲載されることで、写された人やその関係者から思わぬ抗議を受ける可能性も出てきたのです。
事実、「学級通信などに顔が写っている写真を載せてもいいか、事前に承諾を求められるようになった」という現役教諭の話や、「学校の活動広報紙に掲載された写真に対し、写った児童の保護者が学校に抗議してきた」などの実例も報告されています。また、児童の部活動の撮影を禁止する学校も出るなど、子や孫の写真すら自由に撮れなくなる時代が到来したのかもしれません。
アサヒカメラ9月号では「肖像権問題より深刻な 顔写真=個人情報という危うい話」を掲載。弁護士の法律解説や、部活動などの「撮影サービス」の現場からの報告、移転問題に揺れる築地市場を撮影する写真家の証言などから、個人情報と写真についてじっくり考えてみたいと思います。
●「歴史を撮る その弐」
その他、巻頭特集は総力76ページの大特集「歴史を撮る」。戦国時代の面影とロマンに彩られた「現存天守12城を撮る」、幕末京都「新選組の軌跡を撮る」、平安鎌倉の歌人・西行の風景や、旧東海道と旧中山道の宿場町を撮る企画など、歴史好きにはたまらない撮影ノウハウ&撮影スポット情報が満載です。
【グラビア】
五島健司「盛衰の宴」、中田 昭「幕末京都」、森田敏隆「街道旅情」、岡本太郎「縄文」
- 戦国時代の面影とロマン 現存天守12城を撮る 五島健司
- 幕末京都 新選組の軌跡を撮る 中田 昭
- 平安、鎌倉時代の歌人 西行の風景を撮る 石橋睦美
- 江戸から京へ―旧東海道と旧中山道 旧街道と宿場町を撮る 森田敏隆
- ネガに込められた民族学の精神 岡本太郎の縄文 内藤正敏
また、写真家・篠紀信が40年以上にわたって撮り続けた歌舞伎のグラビアも必見。坂東玉三郎、市川海老蔵、中村勘三郎、中村勘九郎、片岡仁左衛門の艶やかな写真が躍動します。
アサヒカメラ 2017年9月号 主な特集ラインナップ
<Special Feature Photography>
・篠山紀信「KABUKI by KISHIN」
・野村佐紀子「愛について、あてのない旅、佇む光。」
・伊丹 豪「photocopy」
・高砂淳二「LIGHT on LIFE」
【特別付録】
ミラーレスカメラの「今」がわかる
MIRRORLESS STYLE Vol.06
[グラビア]藤村大介×Panasonic LUMIX GH5「Beautiful Night」
アサヒカメラ 2017年9月号
定価:900円(税込)
発売日:2017年8月19日
https://www.amazon.co.jp/dp/B073LC2F6X
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像